1月23日 日曜日 晴れ
魚さんとのツアー中。speechlessなふたりは隙間だらけの会話を交わす。長い距離を運転している僕のために、先生はipodからゴキゲンな曲をかけてくれる。それもまたひとつの会話。僕は断じてホモではないのだが、この頃、野郎どもと時間を過ごしている方が楽だ。相手が誰であれ、それなりに気を遣うのは当たり前でも、彼らには過度の気遣いがまるで必要ない。しばらくすると、その加減が分かってきて、微妙に友情ってもんが芽生えてくる。大人の男は詮索をしないし、噂話や陰口と云ったものに、まったく興味を示さない。自分がうまくいかないことを誰かのせいにしない。当たり前の事だけれど、それが出来ない人間がどれだけ多いことか。
長い旅の中で、ひどく心を打った音楽はマイルス・デイヴィスと若き日のジェフ・ベック。彼らの音楽が流れた瞬間、車内の温度が変わるのが分かった。一瞬にして、車内は緊張感のみなぎる魔界と化す。すべてに於いて神がかっている。それが僕らにとっては「エンターテイン」の本当の意味。違う形で、僕らはどうしてもその次元に辿り着きたいと思う。自分の得意技とか、そんなことはどうでもいい。そこを目指すか目指さないか、ただ、それだけだ。もうそんなに残り時間があるとは思っていない。そこを目指すか目指さないか、ただそれだけ、アゲイン。
マラソンを棄権して、僕はすき焼きを喰らう。それでいい。今年は6月に100キロの道のりを走る。これからはスピードではなく、ひたすらに持久力を鍛える。それはそれで大変な道のりなんだろうけど、何かをもたらしてくれるだろう。ただし、毎日長い距離をただひたすらに走るのも、なかなかの苦行だろうけどね。
それでは、引き続き、「speechless」よりヴィデオ・クリップ、「starlight」のロングヴァージョン、お愉しみあれ。
Direction & Art Work : 駿東宏 (SG)
Camera : 松本康男
Editor : 渡辺太朗 (mood films)
追伸
2/4の東京公演、元映画館なので、でっかいスクリーンで映像流すぞーと張り切っていたら、スクリーンは撤去されたとのこと。て、撤去するなよ。残念。その代わり、オーディエンスに異次元に行って頂くべく、ステージセットを考えています。考えてるのは僕じゃないけど。初めての試みです。この会場、去年一度やったことがあるのですが、どうにもこうにも音の響きをうまくコントロールできず、苦戦したのです。敢えてそこを「speechless」のツアーで選んだのは、リベンジしたいと云う気持ちと、オーディエンスが映画を観るように、ふかふかの椅子に座って、目の前の風景を持ち帰って欲しい、と思ったからです。是非、足を運んでください。どうなるかまったく不明だけれど、tonight the night、その日にしかあり得ない夜になるでしょう。
高校からですので20年以上ヒートウェーブを聴いています。
音楽からはもちろんですが、なんとも山口さんのマラソンブログからも、「ひかり」や「希望」、「楽しさ」を得ています!
モーレツサラリーマン(古)しながらのマラソンはかなりしんどいのですが、マラソン話で負けん気をだしています。
今回の棄権は残念ですが音楽共々また、お伝えください!
ピンバック: Tweets that mention 神の領域 | ROCK 'N' ROLL DIARY -- Topsy.com
カステラちゃん…やっぱりかわいい…。
ソファーにさり気なく馴染んでます。
ベストポジションですね。
仕事の疲れも吹っ飛ぶ可愛さでした。
2月4日楽しみにしています。