live そして Speechless、名古屋にて

1月28日 金曜日 晴れ

歌うトムソン・ガゼル、山口洋です。終演後、オーディエンスにそう云われました。体形のことなのか、逃げ足のことなのか、不明だけれど。悪い気はしなかった。

この世に溢れる「エンターテイン」に反旗をひるがえしたいと云う気持ちがあります。そんなに簡単に盛り上がってたまるか、とか。そんなに美しいエンディングはあり得ないだろう、とか、一見盛り上がってりゃそれでいいのか、とか。だって、静かな空気の中でも、オーディエンスの心の中は盛り上がってるかもしれないじゃないすか。僕はルー・リードが今更ながらメタルマシントリオで、マッキントッシュでノイズをまき散らしていたり、ディランが完膚なきまでに自身の名曲を破壊していたり、同じ場所に留まろうとしない人に深い感銘を受けます。この世に溢れる「勇気をありがとう」って言葉はこんな時に使いたい。

受け止め方は十人十色。それがいいじゃん、と僕らは思うのです。このユニットの場合、特に。マイルスの影響がデカかったのだけれど、僕らは音楽にintoする。その姿から何かを感じて欲しい。そんな意味で、speechlessツアー史上、初めて本当の意味でspeechlessなライヴでした。ああ、女性の肌を優しく愛でるように、ここでフレーズを弾きたいとか、中空にトンビが必要だなぁ、とか、エトセトラ。そのように感じながら演奏していたら、あっという間に時間は過ぎていきました。願わくば、楽しんでくれたことを祈ります。この音楽はいつかバンドという肉体を通過して、完結します。それを愉しみにしていてください。寒い中、来てくれて、ありがとう。多謝&再見。明日は長野で会おう。

本日のフジヤマ・ママ

本日のフジヤマ・ママ

魚さん、浜名湖ですよー。起きてますかー?

魚さん、浜名湖ですよー。起きてますかー?

木のステージはいちばんしっくりきます。

木のステージはいちばんしっくりきます。

魚先生から新兵器、借りました。あまりの素晴らしさに即、お買い上げ。僕はこれから機材を一新します。

魚先生から新兵器、借りました。あまりの素晴らしさに即、お買い上げ。僕はこれから機材を一新します。

魚先生、リハーサル中。

魚先生、リハーサル中。

魚先生、バックステージで即身仏に。

魚先生、バックステージで即身仏に。

キツい旅だぜ。でも定点に居るのも耐えられない。それが寅たる者の性ならば。

キツい旅だぜ。でも定点に居るのも耐えられない。それが寅たる者の性ならば。

このカメラ。愛着湧きません。

このカメラ。愛着湧きません。

Mの差し入れ。さりげなく、still burning。ありがとね。

Mの差し入れ。さりげなく、still burning。ありがとね。

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live そして Speechless、名古屋にて への1件のコメント

  1. 名古屋のヤンママ(?) より:

    通い慣れた得三にいる事を一瞬忘れてしまいました。
    拍手をするのも忘れるほど圧倒されていました。

    山口さん、魚ちゃん。ありがとう。
    それしか言葉が浮かびません。

    トムソンガゼル、草原を走るその姿は筋肉に無駄が無く
    無いからこそ内包された美しさが際立っていて凛としている印象があります(^^)

    ギターにも通じるかも、ですね。

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