no limit。山形県鮭川村立鮭川中学校にて。

11月2日 土曜日 曇り

「NO LIMIT」。それは山形県の小さな村に住む140人の中学生たちが自ら決めたテーマです。その言葉に一点の曇りもなく、彼らはほんとうに行ったことのない福島の人たちを思いやっていました。歌を歌い、劇で演じ、作品で伝え、僕ら大人は中学生から沢山のものを受けとりました。今回ばかりはうまく言葉になりません。だから、このblog史上、最高の数の写真で伝えようと思います。彼らは「いつもそうまかえる新聞から福島のことを学んでいるから」とかえる新聞に募金を、「福島のために使って欲しい」とMY LIFE IS MY MESSAGEに募金を、南相馬の自立研修所「えんどう豆に」な、なんと6000羽の鶴を贈ってくれました。嗚呼、NO LIMIT。

最初にこのblogに生徒会長のT君からメッセージが書き込まれたとき、たくさんの読者から反応がありました。それを観て、僕も行くことを決めました。力を尽くしてくれた彼らに是非、メッセージを送ってあげてください。プロジェクトとしては映像で彼らの行動を伝えたいと思っています。

鮭中のみんな、ほんとうにありがとう。NO LIMIT!

家を出たのが朝の8時、到着は午後6時で真っ暗。鮭川村はほんとうに遠かった。

家を出たのが朝の8時、到着は午後6時で真っ暗。鮭川村はほんとうに遠かった。

中学生手作りのポスターは燃えるねぇ。

中学生手作りのポスターは燃えるねぇ。

彼らが作っている新聞。

彼らが作っている新聞。

すべて準備が整えられた会場。祭りの前夜。

すべて準備が整えられた会場。祭りの前夜。

3週間かけて生徒全員で創られた巨大ちぎり絵の一部。翌日大人たちはこれを観て、度肝を抜かれることになる。

3週間かけて生徒全員で創られた巨大ちぎり絵の一部。翌日大人たちはこれを観て、度肝を抜かれることになる。

さんきゅー。嬉しいぜ。

さんきゅー。嬉しいぜ。

細海魚の父上、ヒロシさんの版画が飾られていた。父上は鮭川に版画の指導に来られたのだと。

細海魚の父上、ヒロシさんの版画が飾られていた。父上は鮭川に版画の指導に来られたのだと。

あまりの熱量にだんだん言葉がなくなってくる。

あまりの熱量にだんだん言葉がなくなってくる。

出張販売所まで。

出張販売所まで。

翌朝、水墨画のような世界の中、鮭中にむかう。

翌朝、水墨画のような世界の中、鮭中にむかう。この写真、好き。

一寸先が見えない。

一寸先が見えない。

鮭が戻ってくる川。鮭川です。

鮭が戻ってくる川。鮭川です。

全校生徒、先生達、父兄で超満員。

全校生徒、先生達、父兄で超満員。

中学生の詩の朗読から始まりました。これが既にやばかった。

中学生の詩の朗読から始まりました。これが既にやばかった。

写真でもそれを伝えるのは難しい。それほど素晴らしかった。

写真でもそれを伝えるのは難しい。それほど素晴らしかった。

学年、各クラスによる合唱。

学年、各クラスによる合唱。

こういう作品も数多く展示されてた。

こういう作品も数多く展示されてた。

オレも本気で応えるぞ、と校庭を見やる。

オレも本気で応えるぞ、と校庭を見やる。

教室に楽器ってのも悪くなかった。ここは楽屋。

教室に楽器ってのも悪くなかった。ここは楽屋。

「ひげをがんばった」って言葉がツボに入った。ナイス。

「ひげをがんばった」って言葉がツボに入った。ナイス。

パンク新聞だぜ。君ら生まれたないやろ?

パンク新聞だぜ。君ら生まれてないやろ?

14人の吹奏楽部が「あまちゃん」を演奏してくれた。村の行事では引っ張りだこ。

14人の吹奏楽部が「あまちゃん」を演奏してくれた。村の行事では引っ張りだこ。

さぁ、巨大ちぎり絵。僕も最後のピースを貼らせてもらった。

さぁ、巨大ちぎり絵。僕も最後のピースを貼らせてもらった。

これだけはカラーで撮り直した。感動だよ。心からありがとう。

これだけはカラーで撮り直した。感動だよ。心からありがとう。

みんなちょー可愛い。オレに子供が居たら、このくらいの子供たちなのかなぁ。

みんなちょー可愛い。オレに子供が居たら、このくらいの子供たちなのかなぁ。

本日、PAマン、パネラーとしてがんばった、もはや説明不要、南相馬からやってきた使える公務員ガイガー柚原。

本日、PAマン、パネラーとしてがんばった、もはや説明不要、南相馬からやってきた使える公務員ガイガー柚原。

このガイガーが出てくる劇が素晴らしくてね。観劇中。撮影、古澤純一郎。以下、同。

このガイガーが出てくる劇が素晴らしくてね。観劇中。撮影、古澤純一郎。以下、同。

キャプションが出るタイミング、台詞、すべて「やらされている感」がまったくないのよ。あくまで生徒自主。

キャプションが出るタイミング、台詞、すべて「やらされている感」がまったくないのよ。あくまで生徒自主。

このあたり(劇のハイライト)で彼らの思いやりに二回目の涙腺決壊。

このあたり(劇のハイライト)で彼らの思いやりに二回目の涙腺決壊。

かんどーのあまり、ぼーぜんとするおじさん二匹。ま、まいった。

かんどーのあまり、ぼーぜんとするおじさん二匹。ま、まいった。

さて。トークセッション。

さて。トークセッション。

みんなちゃんと聞いてくれたよ。

みんなちゃんと聞いてくれたよ。

ひとりひとりを抱きしめたいくらい可愛いのだよ。

ひとりひとりを抱きしめたいくらい可愛いのだよ。

PTAの方も質問してくれたよ。

PTAの方も質問してくれたよ。

オレは奴とちょー仲良しになったぜ。な、カズマ。

オレは奴とちょー仲良しになったぜ。な、カズマ。

「ヒロシ、COME HERE (オレは犬か! 笑)」のかけ声でステージに上がる。

「ヒロシ、COME HERE (オレは犬か! 笑)」のかけ声でステージに上がる。

みんな愉しんでくれて、うれしいぜ。

みんな愉しんでくれて、うれしいぜ。

相馬盆歌もやったよ。みんな目が点になってたけど。

相馬盆歌もやったよ。みんな目が点になってたけど。

どりゃーーーーー。

どりゃーーーーー。

アンコールもありがと。

アンコールもありがと。

本気のおじさん(教頭先生と同じ年)見せとかないとね。

本気のおじさん(教頭先生と同じ年)見せとかないとね。

メッセージ from オレ。

メッセージ from オレ。

ふふ。

ふふ。

ふふふ。

ふふふ。

何だか中学生に戻った気分。

何だか中学生に戻った気分。

父兄もとってもノリが良くて

父兄もとってもノリが良くて

こんな風に見送られました。

こんな風に見送られました。

みんな元気でね。ほんとうにありがとう。

みんな元気でね。ほんとうにありがとう。

鮭川中、また会おう。心からありがとう。君たちの気持ち、みんなに伝えるよ。

鮭川中、また会おう。心からありがとう。君たちの気持ち、みんなに伝えるよ。

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no limit。山形県鮭川村立鮭川中学校にて。 への17件のコメント

  1. うっちゃん より:

    鮭中のみんな。先生方。父兄の皆さん。ありがとうございました。私も車で90㎞走り(教頭先生にアポして)ちょこっと参加致しました。
    某局のようこそ、課外授業みたい…と思いなら、男子生徒の「山口先生…」に思わずニンマリ…笑。
    劇は肉声が胸に沁みた。拡声器で歌う「満月の夕べ」に涙腺決壊…震災で電気がない時「落ち着いてください!」と呼びかけていたのを思い出してしまった。ライヴは、生徒も父兄も、じいちゃん、ばあちゃんまでしっかり聞いていて老若男女問わず、伝わっているのに歌の力のすごさ実感!!
    鮭中のみんな、多少しくじったとしても、今回の体験をマイセルフに活かして欲しい。ホント、ありがとうMax!!

  2. 天野 より:

    体育館の壁や床に響く山口さんの演奏を中学生にもどって聞いてみたい。

  3. にしざきこうじ より:

    この文化祭の事をたくさんの写真で伝えてくれてありがとうございます。その場に参加している気持ちになりました。嬉しくて涙してます。諦めないで動き続けていればきっと伝わるし、動かすことが出来る。信じることをなくさないでいたいと思います。

  4. ながわ より:

    ヒロシさんも生徒さんも素晴らしいときを過ごされたんですね!
    写真見て文章読んで涙腺崩壊しました(笑
    山形県は福島原発事故で避難している方に色んな支援を提供しています。
    (一時帰宅のサポート、子供の遊び場の提供等々)
    東北の互助の精神、それが中学生皆さんにも自然に受継がれているんでしょうね。

    「NO LIMIT」・・・素晴らしいコトバです。
    自分も大人として彼らに恥ずかしくない行動をせねば。

  5. 駒形 より:

    素晴らしい世界が描かれています。
    山口さん、ありがとう。

  6. toshie, tokyo より:

    「つながろう福島」。No Limitなのがいいですね。たくさんの表現。写真から強く伝わってきます。頑張りましたね。すごいなぁ。そして、これは、アイルランドの小学校の時も、相馬の音楽祭の時も、熊本の中学の時も思ったことですが、みなさんが大切に育くまれていることがよくわかります。
    体育館のステージからじゃなくて、みんなに近いところでの”Talk Live & Live”,いいですね。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

  7. R より:

    こんばんは!
    先日は、ありがとうございました!
    私を、覚えてますか?
    私は、二回も握手を、もとめにいったものです。ww
    あなたの、手から、何か不思議な力が伝わり、胸に響いた。

    トーク、ありがとうございました!
    楽しくも深かったです。
    胸に芽生えたなにかが、ありました。

    ライブ、ありがとうございました!
    相馬盆歌、気に入りました。
    満月の夕、感動というのでしょうか?
    ナミダ、が、でましたよ。
    あなたの、歌声に、魅力ある、音に、私はつつまれました。
    幸せな一時を、ありがとうございました。
    あの一瞬が、今だに、頭の中でめぐっています。
    私は、あなたに、出会えてよかったです。
    心からそう、思います。
    そして、あなたの、歌に包まれたとき、感じたことのない強さと優しさを、感じました。
    本当にありがとうございました。

    最後に、
    ありがとだにゃ。
    また会える日があったなら…

  8. 山口さん・関係者の皆さん、お忙しい中、遠い鮭川に来てくださり本当にありがとうございました。素朴な子供たちに、少しひき気味だったでしょうか…?今の3年生は、目立つ子もなく地味なのですが、皆で力を発揮できる素敵な学年なんです。山口さんやカメラマンの姿は、田舎の子供達にはとても強烈だったかもしれません。そんな子供達の笑顔は最高でした。自分たちが行なってきたプロジェクトがこんな形でお礼を頂くことができて、子供達も達成感でいっぱいだったと思います。
    震災からもうすぐ3年…早いですね。6年生の卒業式直前でした。夢や希望・貯え知識…今まで大事だと考えていた価値観が本当にかわりました。だけど、時間の経過とともに少し忘れかけていました。何不自由なく生活できる喜び、言葉では簡単ですが、もう一度考えます。隣の県で、まだ苦しんで闘っている現実を他人事ですまさないように。子供たちが考えたように、自分に出来る何かを考えます。そんな文化祭になりました。感謝しています。学校の先生方も、素晴らしい企画ありがとうございました。
    写真がブログに掲載されて、こんなに気持ちの良いものだとは思いませんでした。
    いつも見ている風景が、いい写真になっていました。ありがとうございました。
    明日から頑張るぞ!

  9. Froggy II より:

    NO LIMIT。「もう、積んでるエンジンが違うな」と思いました。すごい。すべての写真に胸が熱くなり、同時に鮭川中の子どもたちを育てた御両親をリスペクトです。理解ある先生や周囲の大人の方々も。「教育」って言葉の本質は勉強の外側にあって、その外側を同校のこのパフォーマンスのなかに垣間見た気がしました。大人が子どもに未来を信じさせるはずが、子どもに大人が未来を信じさせられるなんてね。笑
    でも、これってとっても素敵なこと。なんだか楽しい。
    鮭川中の皆さん、ありがとう。めっちゃ元気をいただきました。皆さん一人ひとりのそのエンジン、どんどんカスタマイズして益々カッコよくなってね!あたしも顔晴るー。

  10. 小島 勝 より:

    山口さん、先生方、保護者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
    写真から伝わるものに胸が熱くなりました。
    そして鮭川中の生徒たち。自分はまさに『NO LIMIT』の敬意を君たちに表します。
    自分は38歳のただのへなちょこなオジサンだけれど、敬意を表す相手を間違えたりしない。年齢じゃない。肩書きでもない。君たちの『相手の気持ちになって考えられる想像力』と『魂と直結している様な行動力』に、オジサンは敬意を表すんだ。そして、なんだか本当に嬉しかったんだよ。ありがとう。
    オジサンも頑張るぜぃ。

  11. 桃子 より:

    素敵なこの時間とブログとコメントに言葉も出ません!プレシャス!
    みんな最高!!感動しました。只々、ありがとうと言いたいです!!

  12. まりぼう より:

    鮭川中の皆さん、山口さんお疲れ様でした!写真でこれだけ伝わってくるんだから、直に体験したらそりゃもう感動しまくりやろうなぁ、と思います。詩はホンマにすごいと思いました。想いがそのまんま現れてるというか。このパワーを私ももらって、頑張ろうと思います〜ありがとうございました♪

  13. こびど より:

    NO LIMIT! 言葉の響きにこめかみ撃ち抜かれました。
    未来ある無垢な笑顔に感謝、感謝です!

  14. 函館ゆうげん より:

    素晴らしい贈り物を頂いた気分です。

    学校祭から別な形に発展するようならば
    何かお手伝いしたいです。
    (自分の田舎ではありますが
    OBというわけではないので出しゃばりませんでした。)

    校庭の写真は懐かしかったです。
    昔はあの斜面の下に清水が湧いていたのですよ~

  15. さとう より:

    PTAのお父さんも、生徒さんも
    眼差しがまっすぐで美しいです。

  16. 鮭中生徒 (一年生) より:

    こんにちは。吹奏楽部でフルートをやっていた者です。先日はお忙しい中鮭川中学校にお越しいただき ありがとうございました。トークライブや演奏を楽しく聞かせていただきました。プロの演奏を間近で聞かせていただくと言うめったにない経験をさせていただいたこと、感謝しています。
    私達 鮭中生のことを覚えていていただければ光栄です。

  17. yosia より:

    凄い熱を持ってる中学生ですね。 写真見て心打たれました。そして若者達の輝き。

    先祖が米沢の出なので山形には思い入れがあります。
    そんなのもあって改めて嬉しく思いました。

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