日別アーカイブ: 2011年4月13日

ねじれた時空

4月13日 水曜日 晴れ ポール・オースターとカズオ・イシグロを同時に読むと云うことは、同時に二つのことが出来ない僕にとっては荒技でもあるのだが、「ここではない何処か」へ想像力で旅をして、ねじれた時空に浮かびながら、ときどきはっと我に返って、考えてみる。今の僕にはとても有効。昨日、「生きづらい世の中だ」と書いたのは、フィジカルとメンタルな部分のバランスを取るのが難しいと云うことで、自分のアンテナが勝手に受信する、さまざまな違和感を払拭できずにいる。 ねじれた空間に浮いたまま、違和感の海を進んでいくこと。何が結実するのか、僕には分からないけれど、それが多分、自分の役目なんだろう。ダニエル・ラノアがペダル・スティールで創りだす、ある種の世紀末的な響き。夜になると、その音がひどく恋しい。

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