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ラビッツ(山口洋×おおはた雄一) GROOVE COUNCIL 13th anniv. feelin alright7/7(日) 仙台 Live&Club MACANA
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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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月別アーカイブ: 10月 2012
750キロの果て
10月5日 金曜日 自宅から青森県弘前市まで750キロ、楽器と魚先生を積載してひた走る。明日、奈良美智さんに会えるので、おかしなテンションの魚先生。彼とは長い付き合いだけれど、新しい彼の一面を見せてもらったっつーか。うふ。彼の名誉のため、これ以上書くのはやめておこう。 しかし、たかだか750キロ。オレもトシを取ったのか、一日に1600キロまでは余裕で行けたはずなのに、キツい。友人に「東北道の黒豹」と呼ばれる男が居るが、黒豹どころか、オレはよぼよぼの野良猫。あと20キロってところまでさしかかって、もはや飛ばす気力もなく、野良猫走りをしていたなら、ルームミラーに覆面パト。おいおい。28キロオーバーって、周囲にクルマ一台も走ってないじゃん。そんな言い訳が警察官氏に通じる訳もなく、テンションガタ落ちのまま弘前に到着。明日の邂逅に向け、着々とおかしなテンションになっていく魚先生が魔界ASYLUMで慰めのビールをおごってくれた。嗚呼。 でも弘前の夜、素晴らしかった。気心の知れた友人たちが迎えてくれて、酒があって、ゴキゲンな音楽がある。何も要らんよ。
意を決して
10月4日 木曜日 晴れ 意を決して、身体のとある部分を治療してもらうことにした。どんなに頑張っても鍛えられない部位があって、ストレスが溜まるとそこから弱ってくる。人前に出る仕事として、ボロ過ぎて恥ずかしかった。紹介してもらったドクターは佇いが既にプロの領域で、このお方の手にかかるのなら、オレはまな板の上の鯉になりきれる。絶対的な安心感。一歩前進、そして感謝。 治療を受けながら、オレはいったいどれだけのことをやり残しているのか考えた。音楽や福島のことは云わずもがな。「失われた時を求めて」を未だに完読していない。アフリカもパタゴニアも未踏。まだ自力で空を飛んでもいないし、書くべき一冊も書いていない。アルプスを滑り降りてもいないし、ドイツのとあるサーキットでV10のアクセルを床まで踏んでもいない。 そんな事を考えていたら、「信じることのためには勇敢であるべきだ」と。この頃思うのだ。傷つくことは生きることだと。そう思うと、また険しい山を登る気持ちが湧いてくる。
遠いこと
10月3日 水曜日 雨 少しの富を得た人たちが、自らの家にセキュリティー・システムを導入しはじめた頃から、確実に何かが変質した。あくまでも僕の中では。 とある国にある、第二の故郷のような村では、玄関の鍵穴に鍵が刺さっていると「それは今外出中です」ってことを意味する。そこには everybody knows everybody というややこしさも同居するのだけれど。 遠いものを遠いと思うことに、人は慣れてしまった。敢えて天に触れようとする人はもうこの世にはほとんど居ない。 どちらかの善し悪しについて言及するつもりはない。ただし、今ここに暮らしていることはひどく息苦しい。
15周年、吉祥寺にて
10月1日 月曜日 曇り 吉祥寺のスターパインズ・カフェ15周年。つって、君たちオファーが遅過ぎるっつーの。ひとつき前じゃん。 でも、やってみるかと思ったのは、あのハコの音楽への愛に応えたかったのと、単純に音楽のみにintoする場所を作る試みを魚先生と考えていたところだったから。あの日から、僕らは単純にミュージシャンで居ることが難しくもなった。 むろん、何も終わっていないのだから、これまで以上に取り組むけれど、自分たちがミュージシャンであることを確認しながら前に進むことだって必要だ。そのバランスを取るのが甚だ下手だと、最近気づいた。 事前のリハーサルはしなかった。敢えて。何もかも取っぱらって、ステージに立って湧いてきた感情だけに集中した。書きかけの曲の断片も演奏してみた。魚さんは当日になって「これやってみる?」とか忘却の彼方にあった曲を持ってきたりもする。それは彼の思いやりでもある。演奏しながら、「ほーっ」と思うこと多し。音楽に集中することで逆に見えてくるものがある。そんな一日。楽しんでくれたかな? つー訳で、写真を撮るのも忘れて没頭してました。すまん。LIFE WORKは来年にはHW SESSIONって名前で続けたいと思っております。それでは、オレと魚は青森に行ってきます。ワン。 と、ここまで書いたところで、心は青森に飛んでいたオレに「大間原発建設再開、Jパワー社長、原則40年動かしたい」とのニュース。晩飯に喰ったニセ博多ラーメンが替え玉もろとも鼻から逆流するかと思ったが、もったいないので耐えた。こんな時に青森に行くのも、つまりは定めってことね。オッケー。受け止めてくる。 こんなことになるずっと前に、オレは青森の悪友ヒロシと六ヶ所に行ったことがある。そのときに感じた巨大なる違和感はずっと胸の中にある。いつか、書く。今日はひとつだけ伝えておくね。六ヶ所から大間に至る道の途中に何があるか知ってる?恐山だよ。盲目のイタコが神おろしして、死霊と交流する場所だよ。硫黄だらけの山肌に石が積まれていてね。虚無とカルマが積まれていてね。何とも云えないんだよ。言葉に出来ないんだよ。書きたいことは山ほどあれど、言葉にならん。嗚呼。