意を決して

10月4日 木曜日 晴れ 

 意を決して、身体のとある部分を治療してもらうことにした。どんなに頑張っても鍛えられない部位があって、ストレスが溜まるとそこから弱ってくる。人前に出る仕事として、ボロ過ぎて恥ずかしかった。紹介してもらったドクターは佇いが既にプロの領域で、このお方の手にかかるのなら、オレはまな板の上の鯉になりきれる。絶対的な安心感。一歩前進、そして感謝。

 治療を受けながら、オレはいったいどれだけのことをやり残しているのか考えた。音楽や福島のことは云わずもがな。「失われた時を求めて」を未だに完読していない。アフリカもパタゴニアも未踏。まだ自力で空を飛んでもいないし、書くべき一冊も書いていない。アルプスを滑り降りてもいないし、ドイツのとあるサーキットでV10のアクセルを床まで踏んでもいない。

 そんな事を考えていたら、「信じることのためには勇敢であるべきだ」と。この頃思うのだ。傷つくことは生きることだと。そう思うと、また険しい山を登る気持ちが湧いてくる。

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意を決して への4件のコメント

  1. 吉麒 より:

    治療うまくいくといいですね。僕も疲れてくると腰にきます。完全にやってしまったら一週間は寝たきりになってしまうので、最近はやばくなったらコルセットでガチガチにしてます。それでも必死でスコップ振り回しますよ。それではお体に気をつけて。明日から鈴鹿サーキットで爆音浴びてきます。

  2. 愛ぴょん より:

    険しい山を登ることを選ぶ。愛と勇気だけが友達さ。ヒロシさんは私のヒーローです!
    先日のライヴでの『going going gone』山の頂上から、聴かせてもらいました♪

  3. Raku より:

    ドイツのとあるサーキットとは、ニュルのことでしょうか。
    2度ほど、取材で出かけましたが、
    素晴らしいコースです。
    レースが文化として根付いているからこそ、
    醸成される素晴らしさです。

  4. ジャスミン より:

    本日ワイルドサイド参戦しました♪
    洋さんのトークも奈良さんと同じくらいおもしろかったですよ。
    立って聴きたかったけど、みんな座ってるのでやめました。
    山下達郎さんのコンサートも、まわりが座っていたら座って聴いてる青森県民だから仕方ないです・・・
    でもとっても楽しかったです。
    この次は「竹」じゃなく「松」でお願いしますね!

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