日別アーカイブ: 2014年4月4日

Songs of Experience / Yamaguchi Hiroshi #6

4月4日 金曜日 晴れ   過日、某大国にて。  CDがまるで「過去の遺物」のように扱われているのを観て、軽く恐怖を覚えたっす。日本が先進国だと思っているなら、それはもう幻想に近いかも。タブレットやラップトップにCD/DVDのドライヴは搭載されていないのは皆も知ってると思うし。wifiや携帯のsimの環境がこんなに整っていないってことも、多分日本人は気づいていない。僕だって、外に出なければ分からなかったし、この期に及んで、武器と原発を輸出するんだと国会で決議していることにのけぞるのです。終わってるよ、その発想。未来、ないって。  話を戻すね。  僕はパッケージにひどく愛着があるんです。生きている間はパッケージで作品をリリースしたいけど、それがいつまで可能か、不明な状況ではあるのです。新しいアルバムのディストリビューション。問い合わせを頂いてますが、今のところ、店舗に流通することはありません。悪しからず。来るべきHWのアルバムはまた考えます。なので、作品はいつもの通販サイト「ads405」および、ライヴ会場で手に入れてください。アマゾンは要望が多ければ、検討します。通販での販売は中旬頃を予定してます。もうちょっと待ってね。もろもろ整備中。  さて、新しいアルバムからの3曲目。「冬の朝」です。今のところ、曲順通りに来てるんですけど。オレ、この曲、好きです。このアルバムで唯一、俺以外の人間が参加してくれてる曲です。 ———————————– 冬の朝 by 山口洋 冬の朝 陽だまりの中 その美しい目で 君は何を見ているのか  頬杖をついたまま なくしたものの行方さえ 彼女には分からないまま 十二月の 空は高く 風の中に甘く 枯葉の匂いがする  子どもたちが 公園を駆ける イノセントで無邪気な声が 光のむこうから響いてくる 冬の朝 運命は巡り あいつはかわりゆく すべてのこと 受け入れてゆく あれから いくつもの季節をこえ 悲しみには終わりがあることを あいつもどうやら知ったみたいさ 生まれてきたことを呪う 理由などないさ そんな暮らしのなかで 誰もがみな 夜明けの歌を 探している 冬の朝 風景は流れ 電車の窓ガラスだけが 世界と彼女を隔てている こんなにおく病なまま 年老いていくだけだなんて 考えたこともなかったのに 十二月の 空は高く 風の中に甘く 枯葉の匂いがする  膨れ上がった欲望のバブルが エゴの力に耐えきれず 破裂し続けるのを あいつはずっと見てきた 冬の朝 運命は巡り それぞれにかわりゆく すべてのこと 受け入れてゆく 何も起こらない日々より はるかに豊かなときを生きていると それぞれに言い聞かせている 何気なく また一日が始まり そして暮れてゆく そんな暮らしのなかで 誰もがみな 夜明けの歌を 探している 生まれてきたことを呪う 理由などないさ そんな暮らしのなかで 誰もがみな 夜明けの歌を 探している YH – Yairi Hiroshi Model, Gibson Firebird, Bass, … 続きを読む

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