日別アーカイブ: 2014年4月2日

家族 

4月2日 水曜日 曇り 「家族」って何だろう? そう考えずには居られないことが周囲で頻発。「近い」ことは絶望的に「遠い」ことだと学んだあと、僕の家族は絶滅してしまったので、それ以上のことは実感として理解できないのだけれど。 僕がこの職業じゃなかったら、それらのこと、乗り越えられたか?って、それは甚だ自信なし。直視するのはしんどかったけど、直視しないよりは多分、マシだったと思えるだけで。 曲は不思議なのもので、書いたときに理解できなかったことを後に教えてくれたりもする。明日からのツアー、もちろん新しいアルバムを中心に演奏するけれど、いくつか「家族」についても歌ってみようか、と思います。そんなタイミングなんだろう、と。 いくつかの詩を載せておきます。今となっては暗示であり、事実でもあり、創造や想像でもあることに、少し驚いています。そして、外国から送られてきた、この言葉。 「Life is good. Death is a part of life.」 ふう。じゃ、明日会えるのを愉しみにしています。 ———————— MY FAMILY by 山口洋 かつて石のように 自分を支えていた かたくななだけの想い 故郷を遠く離れ 木の葉のように揺られながら 今や漂うだけの日々 バラバラになった花瓶のように 家族はそれぞれの破片になり そこに咲いてた花たちに 二度と戻る場所はない ことば いたみ ぬくもり すれちがい この冬はじめてのセーターを着る 誰かが悪いわけではなく 誰かが憎いわけでもなく 誰かはもうこの世にはいない 絶え間なく繰り返した諍いでさえ 懐かしく思うこともある 時々胸が痛い 薄い胸をかきむしり 互いを思いながら眠るだろう 日々は痛みの上にあり … 続きを読む

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