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遅きに失する

2月23日 火曜日 天候不明 「遅きに失する」って言葉を初めて使いたい。サードワールドにもビンビンにwifiが飛んでいて、それによってもたらされる日本語によって、脳内は更に目の前の光景と相まって、混迷を深めた。吐きそうだった。自分にとっては禁断の扉を開けてしまったような。まるで自分のことはもう、ほんとうに、どうでもいいのだけれど、世界(単純にサードワールドを意味しない)はいろんな意味でエグすぎた。あるいは無駄に自分が繊細なのかもしれんけど。うーん、加齢と共にその繊細さが加速してる気もする。面倒くさい。どちらにせよ、知らないよりは遥かに良かった。それだけは云える。いや、そう言い切っておかないと、存在してるのもツラくなる。 成田に駐車した、2016年になって殆ど乗っていないクルマの激しい汚れがいろんなことを物語っていた。エンジンをかけて、高速に乗った瞬間、ようやく自分のスペースに戻ってきた感じがした。懐かしい直列6気筒の響き。加速。僕はもう自分の欲では生きられない。だから、混迷から光を見いださないと。深夜、クルマを洗いに行こう。なにかがこころにこびりついてる。吐きそうだ。あの激しいスコールに裸のまま打たれたかった。圧倒的な力の前で、もっと無力を感じたかった。そっちの方が楽だ。 結局のところ、音楽に向き合って生み出すことでしか、頭の中を整理する方法はないのだと思う。海沿いを走る元気も今日はなかった。ひどく疲れた。少し眠りたいけど、忘れないうちに音楽に書き記しておこう。そんなことしないけど、今日本のテレビを観たら、処理能力を超えて、脳味噌がたぶん、倒れる。笑。 相変わらず自分が手に負えない。でもガサツには生きていけない。だから仕方ない。知ってしまったことを、知らないとは云えない。しんどくても、もっと知ろうとする自分で居たい。そして、すべてのことは金では解決しない。解決させたくもない。あくまでも僕の中では、だけどね。いつだって金は問題を巻き起こしただけだ。いつだって、そうだったと僕は思うぜ。 その国での僕の一番のともだちの写真を載せておくね。僕は人にカメラを向ける勇気がない。でも、奴とは10分くらい一緒に居た(路傍でね)んだけど、負け犬から気高い表情に変わっていったんだ。一生懸命話したんだよ。伝わったんだと思う。それは希望だったよ。  

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