月別アーカイブ: 11月 2016

11月20日　日曜日　晴れ 来客の多い月。この際、来客マンスにしてしまおう。 何故、オレがスキヤキ・マスターになって、我が家で宴を開催しなければならないのか、そのあたりのいきさつに関しての記憶が完全に欠如している。おそらくそれは飲み屋に於いて、流れで決定されたのだと思われるが、主賓とおぼしき連中は事情により欠席。何のための会か分からなくなったまま、アル中たちはスキヤキから怒濤のアルコールの海に飛び込む。いつものことさ、アーメン。 アル中1号が屋上にタバコを吸いに行ったまま帰ってこない。（僕はタバコを吸わないので家は禁煙）僕は厳寒のマンハッタンのアニキのアパートの屋上で閉め出されて、死ぬかと思ったことがある。その状況に少しだけ似てたけど、僕はアル中2号と部屋で静かに盛り上がっていたので、1号の不在に気がつかない。 屋上から助けを求めるノックが聞こえる。笑。閉め出された訳でも何でもなく、奴は酔っぱらって扉さえ開けられなかっただけ。そのまま1号はソファーで脂肪、じゃなかった死亡。でも、1号は旧友、山川浩正くんと同じ1型糖尿病で、インシュリンを自らに打ちつつ、アルコールを過大に摂取するとってもロッキンな奴。実際にその姿を観ると、なかなか格好いいもんだぜ。血糖値を常に管理して、自分のLIFEをエンジョイしてる感じが。 結局1号の出勤のことを考えて、参加者全員ホテル・ヒロシに宿泊。早朝二日酔いでこみあげてくるものを我慢したまま、全員をオレ様の直列6気筒DOHCパラレル・ツインターボでお送りした。 音楽関係者とばかりつき合ってたら情報が偏る。こういう宴で異業種のイカレポンチの話を聞くのはとっても勉強になるのだよ。アーメン。嗚呼、気持悪い。遠慮なく、また来いよ、このアル中どもめ！笑。

11月19日　土曜日　雨 絵を描くことも、文章を書くことも、写真を撮ることも、好き。あー、最近はラジオ番組のこと、考えるのが好き。どれも仕事にしようと思ったことはないけど、ときどき依頼されると嬉しい。 絵はね。僕にギターを教えてくれた親友（奴は絵描きになった）のデッサンを見て、オレが描いちゃいけないと思った。 写真はね。一緒に旅したときのアニキのプリントを見て、オレが撮っちゃいけないと思った。 ラジオはね。オレが喋っちゃいけないと思ってるけど、愛してる音楽を流すのがたまらなく好き。みんなでシェアする感覚がね。テレビは大嫌いだけど、ラジオ好き。家じゃアメリカの某局が24時間流れてるよ。おかげでときどき独り言が英語だよ。笑。 文章はね。小さなときから書くのが好き。一生に一冊だけ小説を書くんだ。まだその時じゃないけど、歌えなくなったらね。オレの人生、けっこう凄まじいよ。だから書く材料には困らない。好きな作家？うーん。ブコウスキー、ヘンリー・ミラー、セリーヌ、伊藤整、カポーティー、オースター、エトセトラ。音楽と同じくらいひかりを与えてくれたよ。ただ、フィジカルに書けない人は嫌い。 久しぶりに原稿の依頼があって、書いた。脳味噌のトレーニングにちょうど良かった。不思議なもので、いろんなことがシンクロするんだ。今、事業に失敗して苦境に立たされているともだちのこと。人間は失敗してもやり直すこと。そして音楽の力。 僕もようやくフィジカルに書けるようになったよ。考えるんじゃなくて、感じるんだ。感じて書くんだ。これってミュージシャンを長く続けて、身体を鍛えないとできないと思うんだ。 とってもとっても嬉しかった。 ともだちに僕の念みたいなものは届くと思うんだ。フィジカルにね。大丈夫さ！根拠はないけど、失敗したら、反省して、潔くやり直すんだ。君ならできるさ！

11月18日　金曜日　晴れ 矢のように時間が過ぎていく。ほんとうに矢のように。 ゆっくりと丁寧に、ひとつひとつの事象に向き合っていると、圧倒的に時間が足りず、急いで何かをやろうとすると、どこかで必ず破綻する。有限な時間の使い方も、才能のうちなんだろうね。創造性が必要だね。 来日中のアニキと一日過ごして、トランプが勝って、どれだけのニューヨーカーがシリアスに悲嘆にくれているかってことを知った。聞いた限りでは、彼のやってきたことは想像に余りあるものだった。テレビはまったく観ないけど、こういう生の意見はとっても貴重。踊らされたくないからね。 日本をグルグルとハムスターみたいに廻ってるだけじゃ、分からないことがある。あったりまえだけど、世界的な視野は狭くなる。自分のことしか考えないような人間にはなりたくない。そろそろ出なきゃ。 世界が良くなったことなんてあったんだっけ？ひょっとしたら、なかったのかもしれないね。善と悪。善と悪。うーん。 ともだちから一本の映画を勧められた。行ってみよう、と思うんだ。想像でしかないけど、僕が思う「善」が描かれてる気がするから。表現するものが立ち向かうべき姿が描かれてる気がするんだ。そんな予感は滅多にない。それを教えてくれたタイミングが絶妙だったんだ。もちろん、ぐっときたら紹介するよ。

11月17日　木曜日　晴れ モーズ・アリソンが嫌いなミュージシャンが居たらお目にかかりたいよってくらいのミュージシャンズ・ミュージシャン。キンクス、ストーンズ、ゼム、フー。もちろん僕も。 レーナード・コーエン、レオン・ラッセル、モーズ・アリソン。さすがにこたえるなぁ。素晴らしい音楽をありがとう！彼のLIFEに祝福を。合掌。       このヴァン・モリソンとの演奏。彼の人格がにじみ出てて、とっても好き。      

11月16日　水曜日　曇り 運動すると、気分がいい。細胞が喜んでる。 朝、巨大な荷物が運ばれてきて、「な、な、なんだー」とびびったけど、某先輩がウチの殺風景なままの屋上に贈ってくれたテーブルと椅子だった。 寒風に吹かれながら、女子力の高い朝食を摂ったけど、悪くなかったなぁ。しばらく続けてみよう。 ——————————– 昨日、マネージャー様とミーティングをしました。12月のHW、ツアー迷わず来てくだされ！みんなのエネルギーをもらって、それを新しいアルバムに繋げたいと思ってます。4人足して200歳オーバー。200年超の年輪、ダテじゃないよ。笑。是非。詳細はこちら。 HEATWAVE TOUR 2016 – 2017 2016年12月7日(水) 福岡・DRUM Be-1 2016年12月8日(木) 大阪・梅田Shangri-La 2016年12月26日(月) 東京・duo MUSIC EXCHANGE

11月15日　火曜日　晴れ　 　オレはイヌか？ 　体調不良や事故で3週間運動できなくて辛かった。ものごとは運動しながらフィジカルに考える（感じる）ので、それができないとストレスは溜まる。 　収録したMLIMMラジオを聴きながら、海沿いを走った。オレがここに住んでるのは、ここを走れるからだから。最高だよ。海、山、風、流れる汗、脳味噌はともかく心臓が喜んでる。はぁ、気持ちいい。筋トレ、ストレッチ、ランニング。早く病院に行って、ベストの状態でバンドのツアーに出たい。 　ところで。 　ずっと、シカトされてる人物が何人か居てね。それって、白黒はっきりしてる僕にはとってもしんどかった。シカトしなきゃいけない理由を僕が作ったとも考えられるから、深く考察するけど、結局のところは話してみなきゃ分からないしね。 　でも、こう思うことにした。シカトって反応を返してくれたんだって。ずいぶん気持ちが楽になったけど、人にやられて嫌なことを自分がしないってこと。大事だよね、人として。だから、僕はやらない。ってことを教えてくれたんだって、思うことにしたよ。

11月14日　月曜日　雨 3日間で1200キロ。超絶に慌ただしかったけど、いい旅でした。でも、しばらく移動したくない。 レオン・ラッセル。1973年、僕は10歳。ビートルズを知るより前に、生まれて初めて知覚した外国人のアーティスト。きっと雑誌、ミュージック・ライフの影響だと思うけど。42年も前の話。彼のLIFEに祝福と感謝を。合掌。      

11月13日　日曜日　曇り あまりにも多くのライヴをやるのは得意じゃない。どんなに小さなライヴでも、これが最後のステージでもいいと思ってやってるからして、ライヴに向かう気持ちががさつになることだけは耐えられないし。 それでも年に一度訪れておきたい街はいくつもあって、今年は行けなかった街もたくさんあるから、金沢には志願してやってきたのです。メロメロポッチはオレの日本武道館みたいなもんだからね。充分に燃えたし、来て良かったよ。愉しんでくれたかな？

11月12日　土曜日　曇り 一路500キロ。京都、磔磔にて。リクオ×中川敬と「うたのありか」。 まぁ、なんつーか、その。それぞれ独自の芸風で生き延びてきただけのことはあって、今更言葉にすることもないと云うか。表現はどうかと思いつつ、食あたりって言葉があるように、人あたりってものもある。disってないよ。そんだけ個性が際立ってるってことす。何はともあれ、誘ってくれてありがと。おかげで自分も良く見えた。何より、客席が愉しそうで、良かった。また10年後。笑。 リクオとともだちの店に行ったら、繁盛しすぎて、厨房が大変なことになってたから、気がついたら皿を洗ってた。燃えるんだよね、こういうの、昔から。「うたのありか」、本日はジュンスカの宮田くんがゲストだそうです。是非。俺っちは金沢に行くぜー。

11月11日　金曜日　曇り レーナード・コーエンが逝ってしまった。年齢から云って仕方がないことだけど、あまりにも影響を受けたから、寂しい。遺された名曲のひとつひとつに「あまりにも」影響を受けた。描かれた世界はあまりにも深くて、示唆に富んでいた。遠く離れた島国のソングライターのやる気をなくさせるにも、叱咤するにも余りある偉大な才能だった。 巨星たち。もはや生きている人の方が少なくなったかもなぁ。彼を彼の歌で追悼するなら、敢えてこの曲かなぁ。合掌。     ———————————————– OFFICIAL BOOTLEG SERIES #004 151226 出します。12月のツアーで手にしてもらえます。これね、去年の12月26日の演奏。今年の3月、某国の雪山でひとつきかけてミキシングしたんだ。HWのライヴテイクとしては過去最高品質。まるでライヴを観ているように愉しめます。ライヴに来ることができない人にも、年内に通販で手にしてもらえるようにしておくね。アナウンス、ちょっと待っててね。 オレがミキシングし、魚がマスタリングし、圭一がデザインしました。1曲目が流れた瞬間、云ってることの意味、分かってもらえると思うよ。こんなバンド、どこにもない。笑。たった9曲？いやいや濃密すぎるので、これでも随分削ったのです。 ———————————————— OFFICIAL BOOTLEG SERIES #004 151226 HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEGシリーズとしてリリースしているライヴ盤の第4弾！ 2015年12月26日に行なわれた「2016年へのファンファーレ」公演の模様を収録。 新曲「世界はミューズである限り」やファンからの人気が高かったにも関わらずバンドでは20年ぶりの演奏となった「オリオンへの道」、現メンバーでは初めての演奏となる「LONG LONG WAY」など聞き応えのある内容。 当日のライヴをそのままご自宅で体験していただけます。 （収録曲） 1.　フリージア 2.　DON’T LOOK BACK 3.　世界がミューズである限り 4.　GIRLFRIEND 5.　オリオンへの道 6.　満月の夕 7.　新しい風 8.　LONG LONG WAY … 続きを読む →