日別アーカイブ: 2017年11月26日

中原英司に関するお願い

11月26日 日曜日 晴れ 知っている人も少なくなりましたが、僕が歌うことになる前、HEATWAVEにはヴォーカリストがいました。中原英司です。奴は違う高校に通う同級生で、記憶が正しければ1982〜84年くらいまで在籍していたと思います。彼が詩を書き、歌い、僕は曲を書き、ギターを弾く。格好良くいえば、ミックとキースみたいな(褒めすぎか)関係でした。奴が突然ライヴの前の日に脱退したことがきっかけで、僕が歌うようになったのです。   バンドを辞めてから、しばらく音信が途絶えていましたが、九州でも名うてのバーテンダーとしてバーを経営していることを知り、飲みに行くようになりました。静かでとても雰囲気のいい店で、氷の削り方を見ただけで、奴がどんな人生を歩んできたのかすぐにわかりました。メニューに一切金額が記されていない、ある意味客に覚悟が必要なバー。でも、居心地がよくて、福岡に帰ると必ず立ち寄るようになりました。 渡辺圭一が50歳を迎えたとき、僕を除く昔のHEATWAVEのメンバーで奴は久しぶりにステージに立ち、歌ったそうです。それを照れくさそうに話してくれた奴の顔をはっきりと覚えています。 去年の5月。奴は不慮の事故で大怪我を負いました。脳が受けたダメージは深刻で、最初に見舞いに行ったときは、絶望的な気持ちになりました。意識があるのかないのかもわからない、自ら動くこともできない。いわば植物状態。あれだけスタイリッシュだった奴が、この状態で生きていることをどう思っているのだろう?でも、僕らにはそれを確かめる術さえなかったのです。 でも、奴はしぶとかった。自分の力で食事さえできないのに、ゆるやかに、けれど確かに回復し始めたのです。何度目かの見舞いのとき、奴は僕のことを知覚していると確信しました。涙も流すし、言葉に反応も示すのです。そして瞳の中には少年が棲んでいました。 ベッドから動くことができない奴にとって、今いちばん必要なことは刺激です。もう一年半寝たままなのです。奴を知っている人は是非会いに行ってやって欲しいのです。これまで公表を控えていましたが、ご家族の了承のもと、お伝えすることにしました。 奴は福岡某所の病院にいます。面会を希望される方は以下のアドレスまでメールをください。その際、中原英司との関係をお伝えください。過去に奴と関わりがあったと認められる方に病院の場所をお伝えします。一方的に彼を知っていて、是非お見舞いに伺いたい、などの理由でメールを送ることはお控えください。病院に迷惑をかけることは避けなければなりません。またボランティアスタッフよりメールが返信されますので、返信が遅くなることがあります。メールが多数の場合は返信を制限させてもらうこともあります。どうぞご了承ください。 nakaharaeiji1964@gmail.com 奴はまだ自分の力で食事ができませんので、お見舞いなどは不要です。その代わりと言っては何ですが、近日中に病室にフォトフレームを用意しておきます。SDカードで奴が元気になるような写真をお持ちいただければと思います。また病室にノートを用意しておきますので、奴とお見舞いに来られる方にメッセージを残していただければと思います。 「もう一度、お前とステージに立とう」。耳元で奴に伝えたとき、奴は涙を流しました。是非、今の中原英司に会いに行ってやってください。 よろしくお願いします。 友人代表 山口洋    

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