3月11日 水曜日 晴れ
3月11日にあたって、特別なことを書くつもりはなかった。以前にも記したけれど、それは「毎日」のことだから。そんな意味では今日公開されたこのインタビューにあるように、「続ける」ことの難しさを痛感している。一度なら、できる。でも続けるのはほんとうに難しい。矢井田瞳嬢は一貫してブレることなく、自らの言葉を貫いてくれている。何というか、敬服します。大人たちが物事を投げだし、忘れ、がさつになり、ミイラ取りがミイラになったりしていく中で。
体温が一定であること。僕のような変温動物は周囲を混乱させるから、あまりよろしくない。どんなときも一定の体温で、変わることなく、続けていく。そのような彼女から学ぶことは多い。
———————————————–
近所にスポーツ整形の病院を紹介してもらった。医師もリハビリを指導してくれる人も一見してスポーツマンだと分かった。たぶん、話は早い。やったね。医師の足首におもりが付いているのを僕は見逃さなかった。笑。
いわく、半年をめどに手首は固まってしまい、そうなると一生元には戻らない。リハビリには相応な痛みを伴うけれど、仕方ない。そりゃ、そうだよね。納得。
ギブスを取ってもらった。めっきり細くなって、握力もなくなり、可動域も狭くなったところからのスタート。ギターも弾いていいとお許しが出た。これからしょっちゅう病院にも通うのだけれど、自分でもメニューを組んで、前より素晴らしい演奏をしてみせようじゃないか、と例によって無駄に燃えている。しかし、初日からほんとうに痛いわ。ひーっ。
蛇足だけど、日本の医療の安さに驚く。某国では「ほえ?」みたいな金額だった。一回の診療が10万近い。あるいは軽々と超す。MRIは50万だと。つまり、貧乏人は病院に来るな、という宣告に近い。いろいろ問題はあるにせよ、日本の医療保険のあり方は正しいと思う。これで医療従事者にも適正な報酬が支払われていることを望む。
今日は4枚レントゲンを撮って、医師が経過とこれからを説明してくれ、看護士さんはギブスを切って、僕の手を丁寧に洗ってくれ、リハビリ担当の方がひとつづつリハビリの方法を教えてくれながら、電気治療も含め約2時間。某国の感覚で云うと、こりゃー30万コースだよなぁ、と思って会計したなら、1960円。って、感覚的にはこのくらい違う。
—————————————————
で、ひとつきぶりにギターを握って思ったんだけど、ひょっとしてギターを弾くってことが一番のリハビリな気がする。これって、勝手な解釈?療法士さんに聞いてみよう。
アメリカに住んでいる方が、日本の健康保険を絶賛していました。
救急車なんて呼んだらとんでもないと。
でもそれ故の問題もありますよね、気軽に救急車呼んでしまったり、
時間ないからって急患受付に緩い風邪の人が行ったり。
私の今住んでいる山梨県では、テレビで「むやみに急患受付に来ないで下さい」
というCMが流れています。
この国の医療費は確かに安いかもしれない、でも基本的な物価がやたら高いのではないでしょうか。
少しずつ、感覚を取り戻されるように。
丁寧なお手入れを。大事な部位ですから…。
これからが正念場ですが、山口さんのような人を陰ながら応援している人は沢山いるはずです。
今夜の月は綺麗です。
みんなが君の格好いいギターサウンドに酔いしれたいんだ。あのカッティングにぶっ飛びたいんだ。リハビリしっかりやってくれ~い。ギター弾くのが一番のリハビリなんて最高じゃないかぁ。4月、5月のライブ、ワクワクさせてくれ~い。
もしかしてこれはスーパーギタリストの山口さんが、新鮮な初心者のような気持ちでふたたびギターに向かえる奇跡なのかしらん、
などと、
このたいへんなときに思ってしまいました。すみません。
ライヴでの復活の姿、愉しみにしておりますm(_ _)m
無事に帰国され、良さげな病院もみつけられて何よりです(^-^)
ただ『日本の医療保険のあり方は正しい』が気になりまして、、ツッコませて下さい。
日本の少子高齢化は深刻で、2025年問題(もう10年後!?)は、イロイロな問題課題が山積みだったりします。団塊の世代が後期高齢者に…。日本人は長寿になりましたが、健康で長生きしている訳ではありません。
原発事故の関係か?働き盛りの突然死もリアルに増えました。若い人と昔の人では食べ物の違いもあるので何が原因とハッキリ言えませんが…。
老人ホームで老人をお世話しながら、お菓子やインスタント麺ばかり食べてアレルギーや病気がちな若者を見ていると…この国のそう遠くない未来の事イロイロ考えさせられます。。
リハビリ頑張って、早くかっこいいギターひいてくださいね。