「続けること」、竜宮城にて。

3月14日 土曜日 曇り

縁あって、月に一回、江ノ島のゴミ拾いを続けている「海さくら」に。彼らの活動は100回を超えた。常々、伝えてると思うけれど、何事も続けることが一番難しい。その多岐にわたる活動はオフィシャルサイトを観て頂きたし。

 

片瀬江ノ島の駅って竜宮城なんだよ。

片瀬江ノ島の駅って竜宮城なんだよ。

 

江ノ島はワンダーランドなんだよ。僕の隠れ家もあるんだけど、場所は教えない。

江ノ島はワンダーランドなんだよ。僕の隠れ家もあるんだけど、場所は教えない。

 

海辺に船舶用のロープが埋まっていて、スコップひとつで彼らはそれを掘り出そうとする。それはおそらく不法投棄で、地中深く、幾何学的に捨てられていて、結局のところ、日没まで頑張っても、掘り返せない。

 

彼らもね、掘り始めたときはこんなに大変なことだと思ってなかったはずだよ。

彼らもね、掘り始めたときはこんなに大変なことだと思ってなかったはず。そして右上で、微妙にナンパチックに撮影が行われてんのがまた素晴らしい。

 

そこから出てきたもの。車のバンパー、マフラー、etc。つーか、捨てるかここに?

そこから出てきたもの。車のバンパー、マフラー、etc。つーか、捨てるかここに?

 

元から僕は骨折ゆえ、何の役にも立たないのだが、自分ならどうしたか?性格的に掘り出さないと気が済まない。費用対効果を瞬時にはじきだして、重機を導入し、金と機械で解決したに違いない。笑。

 

でも、彼らは違った、掘り出そうとして、掘り出せないことも愉しんでいた。大人も子供も女性も、それぞれのキャラで掘り出そうとする。マスコットガールの掘り出し方は「ひげそりかよ」みたいな突っ込みを入れたくなるのだが、でも、きっとそれでいいのだ。日没が迫って、掘り出せないことが決定的になったとき。マッチョな男性が上半身裸で、ロープを全力で引っ張る写真を撮影して、今日の活動は終了した。

 

マスコット・ガールも参戦。で、この左の若者はとっても効率的に堀っていた。

マスコット・ガールも参戦。で、この左の若者はとっても効率的に堀っていた。

 

僕はリーダーに質問した。「まさか掘り出せなかったからって、埋め戻しはないよね?」。リーダーはみんなにこう云った。「このままにしておこう。そしたら、誰かが続きをやってくれるかもしれない」。

 

続けることはかように深い。僕は観ていただけだけれど、いろんなことを学んだよ。捨てる奴がいて、拾う奴がいる。大海に小石を投げ続けるような努力こそ、本物の努力だと僕は思う。大きな夢ほど、人は笑うのだ。「もっと現実を見ろ」ってね。でも、今日の参加者の表情を見ていて、いつか拾う奴の方が捨てる奴の数を上回るんじゃないか、と僕は思った。大切なのは「愛と希望と忍耐と」何よりでっかい夢だよ。ありがとう。

 

これだけの人が集まるんだよ。すごくね?

これだけの人が集まるんだよ。すごくね?

 

日没サスペンデッド。

日没サスペンデッド。道を歩いてる人たちが、何を掘ってるのか気になって集まってくるんだよ。

 

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情熱と才能とは、継続する志のことである。

 

オレもリハビリがんばる。リハビリに使ってる楽器たち。

オレもリハビリがんばる。リハビリ用に選ばれた楽器たち。

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「続けること」、竜宮城にて。 への1件のコメント

  1. nagatsuyu より:

    手首骨折の具合はどうでしょうか?ちょうど20年前に肋骨を骨折したことありますがいまだに違和感あります。大丈夫とは思いますが、大事に治癒してくださいませ^^b

nagatsuyu への返信 コメントをキャンセル

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