Recording day #019

12月6日 日曜日 曇り

近くて遠く、遠くて近い。

同時に進行していたふたつのことが同時に佳境を迎えるのは、単細胞のオレには甚だしんどいけれど、これもまた人生。振り幅が互いに良い影響を与えるよう、できるだけのことはやる。でもそろそろ限界、だな。

ひとつの物事への集中力は並み外れてるのだけれど、もう少しね、脳味噌を複雑に使いこなせたらなぁといつも思う。でも、それは鍛えられない部類のことなんだろうなぁ。

オレのフィジカルトレーナーの仲間たちが近所で行われたフルマラソンに出場していたので、一瞬、仕事を抜け出して、応援に行った。まずは走っている人の数にのけぞる。こ、これはウォーリーを探すより難儀だな。次に人々が「走る」ことに求めているものが、自分とあまりに違うことに驚く。善し悪しじゃなくてね。「走る」ことも知らないうちに遠いところに来てしまったんだなぁ。

夕方になって。

嘘のように誰も居なくなった海沿いの道を一人で走る。やっぱりこっちの方が好きなんだよなぁ。協調性ゼロ。誰かに認められるためではなく、ただ自分のコンディションを保つために、黙々と走り続けることに、やりがいを感じる。この闘いには意味があると思うんだよなぁ。

太陽が沈んだ直後の海。好きだなぁ。

薄暮の中を向こうからこの男が走ってきたら、オレは嫌だ。もう少し明るい色のウェアを着よう。いちばん見えない時間帯だからちょード近眼の眼鏡をかけないと危ない。

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Recording day #019 への3件のコメント

  1. 厚志 より:

    「誰かに認められるためではなく、ただ自分のコンディションを保つために、黙々と走り続ける」僕もこっちの方が好きです。

  2. Kumiko より:

    ぎゅーっと抱きしめたくなります…
    余り無理なさらずにお体もストイックな心もご自愛くださいませ。
    太陽が沈んだ直後の海の写真は洋さんの心を表しているように見えます。

  3. マキモト より:

    薄暗い中のダークな色は危ないっす!
    車にひかれますよ!

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