驚愕、そしてスペシャル・ゲスト

6月12日 日曜日 雨

6/14まで残り僅かとなって、自分に「喝」を入れるために、被災地に電話した。そこで語られたことに、驚愕した。まだ公的なアナウンスがないので、混乱を避けるため、僕がその情報をここに書くことは出来ないが、身が引き締まる想いだった。有史以来、この国でそんなことはなかった。なかったんだよ、本当に。

被災地の友人は、忙しい日々の中、僕らのライヴに足を運んでくれるのだ、と。素直に嬉しい。そして、同時に彼があのブレードランナー状態の渋谷を観たら、どう思うだろう?胸が苦しくなる。

でも、僕もまた充分に大人になった。今は空回りしている場合じゃない。ステージに2本の足をめり込ませて、前へと進む、豊かな音楽を奏でることに集中しよう。僕らがずっと好きだった音楽が、どんな状況であれ、有効であることを証明したい。淡々と、それに集中したい。是非、来て欲しい。

以下、大島保克と僕のある日の会話。

ヤス「6.14、行きますよー」
僕 「おー、是非観に来てよ」
ヤス「じゃ、なくて演奏しに行きます」
僕 「おー、まじ?じゃ、来てよ」

僕は彼の気持ちが嬉しかった。とある曲に彼は参加したいと、自ら名乗り出てくれたことが。たった1曲のために、彼は来てくれます。敢えて、明日のリハーサルには呼びませんでした。当日の音のギフトとして、僕自身、愉しみに取っておきたかったからです。ヤス、ありがとう。

じゃ、明日は最後のリハーサルに行ってきます。

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驚愕、そしてスペシャル・ゲスト への1件のコメント

  1. こゆき より:

    日、一日と時間が過ぎていくなかで、日々何かしらの違和感を感じながら過ごしています。
    ただ今は好きな音楽を肌で感じることができることを素直に喜びたいです。
    音楽は喜び。喜びは希望となり光へと繋がる。
    14日の音楽たのしみにしています。

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