ストリートで生きる

2月22日 月曜日 晴れ

1週間。いろんなことがあったけれど、ずっとこころに引っかかっているのは、ストリートに暮らす少年少女の存在。裏で手を引いている輩が居たとしても、問題はそこではなく、彼らの目に宿っているもの、あるいは映っているもの、について。物乞いという職業に、おそらくもっとも必要なものは演技力で、幼い兄弟たちもそれを引き立てる道具に使われる。その光景は直視すると、厳しかった。自分があいつらだったらどうするだろう、とか。僕もストリートで生きてきたとは思うけど、屋根がなかったことはないからね。カネにまつわるたくさんの矛盾と欲望が分かりやすい形で具現化しているのが、ストリート・チルドレンの存在なのだと思う。堪え難い。

むろん、いい時間もあったけれど、これらの想いを払拭することはできるはずもなく。我ながら、自分が面倒。でも、これをどうでもいいと思えるのなら、自分ではないのだから、仕方がない。てか、どうでもいい訳がない。老成した役者のような目。キツかった。忘れられない。年の頃、5~6歳か。嗚呼。帰ります。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

ストリートで生きる への3件のコメント

  1. 桃子 より:

    気をつけて帰ってきて下さいね。待ってますよ。

  2. nagashima より:

    以前、クアラルンプールのチャイナタウンを訪れたとき。ものすごい人ごみの中を進んでいると、前方にポカンと人の群れが途切れている空間が。何かなと思いながら進んでその空間にたどりつくと、足のない少年がはいつくばって物乞いをしていました。15年くらい前に見た光景ですが、忘れられませんね。

  3. エイジ より:

    5〜6歳…
    切なくてたまらないです。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>