escape from an artist

7月30日 土曜日 曇り

僕は自分で「アーティスト」なんて単語は滅多に使わない。何故なら、辞書を引いてみればいい。こんな単語、使う方が頭がイカれてる。ただし、職人だとは思うけどね。
何かの都合で「君はアーティストだから」と云われると、腹の底からムカつくことがある。多くの場合、それは相手が本気で生きていない方便として使われ、刃がこちらに向かってくるからだ。クソくらえだ。本当は、誰もがそれぞれのlifeにおける「アーティスト」だ。そのことを忘れて欲しくない。誰もが、望めば、どんな状況であれ、自らの創造性を発揮できる世の中に僕らは生きているし、今だからこそ、それを発揮して欲しい。それが僕のメッセージだ。

ガーランド・ジェフリーズの新譜をともだちが届けてくれた。ジャケットで彼はキング牧師とマルコムXの通りが交わる場所に立っている。素晴らしいね、この一貫した態度。彼が81年に出した名盤のタイトルは「escape artist」。今となっては、この言葉には普遍の響きがある。言葉を換えようか?それは覚悟と責任と確かな夢を持つってことだよ。

escape from fear
escape from rape
escape from confinement
escape from if you’re hooked on drugs
escape from refinement
escape from thieves and thugs
escape from your loneliness
escape from your past
escape from Brooklyn
escape at last
ESCAPE ARTIST!

追伸
伊良部、ありがとう。僕はあんた大好きだよ。

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escape from an artist への3件のコメント

  1. Massa より:

    R.I.P.伊良部秀輝
    私と私の家族も伊良部のファンでした。
    彼には変えようが無い運命が背景にあり、それと戦っている姿、プレーに私は彼を注目せずにはいられませんでした。
     2003年に日本に戻った時、何度も甲子園にあなた見に行き、阪神を優勝に導いてくれた姿、あの『本物のストレートと、スローカーブ』は一生忘れません。
    その後を心配していましたが、今は、やすらかにお眠りください。

    伊良部のことを共感できるものなど周りにはおらず、何とも寂しい気持ちが続いていたところ、山口さんがブログに記していただき、私は伊良部に対する気持ちを共感でき、非常に励まされました。
    ありがとうございました。

  2. memoryman より:

    高校生の時、ガーランドジェフリーズののR.O.C.Kを聞いた時、Jump Jumpを聞いた時、あらゆる束縛からの開放、フリーダムを感じたのを覚えています。ただ、それは、逃走ではなく、立ち向かうことだと思います。

  3. motor ,now より:

    自分自身に、そして自分と同じ境遇にいる同胞に向けて、抑圧された場所からなんとか(逃げ出すのではなく)抜け出すんだすんだというメッセージ。
    後の曲、ウィ・ザ・ピープルでは、我々は人間だというメッセージ。

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