Recording day #056,057

10月9日 月曜日 秋晴れ

秋のひかりを浴びて、海が遠くに輝いていた。ひょっとして人生の秋を過ごしているのなら、あんな風になりたいと思う。

昼過ぎまでにレコーディングを切り上げて、チャボさんのバースデーライヴへ。あのライヴは素晴らしかったなんてこと、ここに書くのはおこがましい。たった一本のライヴに賭ける情熱というか、情念というか、壮絶なまでの覚悟という領域なのか。もはや励ましを超えたところで僕は受け取った。

何らかの形で少しでもお返ししたい。

人生に於いて38本のバラの花束を贈ったことがあるけど、それが67本だったら、もはや持つのにも苦労するでしょ?受け取ったものはそんな感じだよ。ほんとうは僕が贈らなきゃいけないのにね。

一緒に観てたコータローくんとドラマーのCOZIくん。それぞれの胸に去来してたものを語り合うほど、僕らは野暮じゃない。敢えて僕らはPOCOの話しかしなかった。

チャボさん。スタッフのみなさん。ありがとうございました。こころより。

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明るい話じゃないけど、人はこうやってこころが病んでいくのか、とか。そんな領域に自分が立っているのがわかる。喫水線がわかるからオレは大丈夫だと思うけど。

どうしてかわからないけど、その領域になると必ず歯医者の予約をすっぽかす。僕は約束を守る男だよ。でも、まずは自分のことに関わることから脳が考えなくなるんだと思う。本当に僕の歯に親身になってくれている担当のKさんに申し訳なさすぎて、手土産片手に謝るの、これで3度目。

まず、酒をやめよう。できるだけ運動の時間を確保して、体でこころを引っ張り上げよう。僕がこういうこと、ここに書くのは自分のことを知ってほしいからじゃない。同じように苦しんでる人がいれば、僕の人体実験の結果を役だててほしいと思ってる。

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そんな中、来週からツアーが始まる。もはやクルマで行く体力は残されていないので、ひっさしぶりにギター一本抱えた渡り鳥。だけど、クオリティーは同じものをお届けしたいから、足元の機械も一新したよ。まだ準備運転だけどね。ただし、曲によってチューニングを変える時間はかかるけど。

北国の人がシャイなの、僕は知ってる。でも、このツアーはリクエストによって成り立っていて、僕が書いた曲がどのように人の心の中で響いているのか、それを知ることによって、僕も励まされる不思議なツアーなんだよ。レコーディングは北国シリーズの後も佳境なんだ。だから、遠慮せず、リクエストしてね。札幌はあと7曲、弘前は4曲、函館は6曲受けつけます。

お互い元気で会おう!

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Recording day #056,057 への6件のコメント

  1. スズキコウイチ より:

    あまり抱えこまないで下さいね。
    スマン。ニューアルバム来年まで待ってくれって言えたらいいんですが。山口さんの性格だと無理ですよね‼️

  2. Satoko より:

    「なんでそんな体質やねん」石田長生さんのつっこみが時々天から聞こえてきます。なんでって、ねぇ、性格とかというより生まれもったもんですから。でも、だとしたらアルコールを減らして運動するのは余計に有効ですね、きっと。笑 私は大丈夫、はちょっと怖いですけど、それでも他の人を思いやる。さすがCHABOさんの後輩!ですね。見習わねばです。

  3. 伊藤英子 より:

    1 弘前
    2 青森県内
    3 ワカ、 50代 、女
    4 ハピネス
    5 丁度10年ぶりの参戦になります。この間、身近な人が相次いで旅立ち、何気に空を見上げることが多くなりました。この唄きいたらきっと泣いちゃうな…でも聴きたいなぁ。

  4. 風にハモ太郎 より:

    北の国、ヒートウェイブ、いいなあ。
    仙台作並、山形山寺、秋田横手、そして盛岡花巻(←大好きです)。
    車のCDには「陽はまた昇る/1992年作品」。
    ”この歌詞は宮沢賢治じゃないか!” と、「明日のために靴をみがこう」
    をきいて、助手席の友人はのたもうた。
    I agree。俺たちは宮沢賢治さんをそんなに詳しくは知らないが、
    彼の触れる宇宙観が好きだった。そう、雰囲気野郎の東北二人旅でした。
    だから、この曲、北から吹いてほしいなあ。
    故川島雄三監督も喜ぶに違いない。
    失礼しました。

  5. Masako より:

    心にも少しずつ光が射し込んでいるようですね。アルバムの曲たちも、ジャケットのデザインもそんなテーマなのかなぁと想像しています。

    チャボさんの日比谷野音のライブ。今もふわふわと余韻が残ります。洋さんの大好きな曲をチャボさんが歌い、何だか示し会わせたように。運命の糸が音楽で繋がった瞬間、ぐっときました。地方の小さなライヴハウスでも、MLIMMのライヴでも、いつも変わらないステージを魅せてくれるチャボさん。だから遠くても足を運びたくなります。洋さんのライヴも同じように。全然違うんですが…。何ででしょう?・・・ 音楽の力ってことにしておきます。(笑)
    夕焼けに染まる富士山綺麗ですね。明日もいい日になりますように。

  6. jun より:

    チャボさんのライブ、あの場所に居合わせたことが本当に幸せです。チャボさんも言ってましたが、ロックンロールがが無ければチャボさんにも山口さんにも出会えなかった。ロックンロールに感謝です。
    開演前、山口さんの姿をお見かけして、思わず握手を求めてしまいました。プライベートなお時間にもかかわらず応じてください、ありがとうございました。アルバムの制作も佳境ですが、お身体には無理なさらぬようになさってください。

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