水商売

1月14日 日曜日 晴れ

昨日、某業種で独立を果たした若者たちを励ましに行った。「まぁ、俺の方がぜんぜん水商売だからさぁ」なんてことを言った手前、音楽家の水商売っぷりを検証してみたのだが。

こうやって曲を書いてるシーズンなんて、無収入なのである。わっはっは。どうだ、参ったか。家族がいないのはそういう理由もあるな。いつだって身軽でいたいし、行きたいときに行きたい場所に行きたい。要するにワガママ。でも、そこで見た風景が体内で発酵して音楽になる。

独立心の強い若者たちにこう伝えたかった。カネは堰き止めるな。天下の廻りものだよ。流れてるうちは大丈夫。そして、素晴らしいものには迷わずカネを使え。そういうやつしか生き残れない。貧乏はオッケー、でも貧乏くさいのはナシ。志は高くな。

音楽事務所からわずかなサラリーをもらってた頃がウソみたいだ。それ、思うにロックじゃないねぇ、生き方が。当時、それがプロのロッカーのあり方だったんだけど、そこから抜け出してからの方が俄然面白いよ。浮き沈みも含めて。CDが売れないって、ほんとに売れないんだよ。笑。でも、そんなんで音楽やめるくらいなら最初からやってないってば。

海外のミュージシャンにことごとく言われた。マネージメントはこっちが雇うもんだって。ほんとだよな。この国はロックも歪んでたんだよ。なんとか援助金みたいなもので成り立ってるなんてね。

まぁ、とにかく一回しかない人生。行けるところまでいくよ。人体実験はstill goes onね。

今日はとある場所でドラムを叩くんだ。これは趣味だから、ひみつ。

毎日曲を書いてるのは幸福だと思ってる。春ごろには届けにいけるかなぁ。

このギターで曲を書いてる。抱えたまま写真を撮ってる。

いいよね。

ヴィンテージギターに興味ないんだ。高すぎる。見るためにあるものじゃないからね。ギターは。

どこにでもあるものでいい音出すのって格好いいじゃん。

 

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水商売 への2件のコメント

  1. そばや より:

    ウォーレン・ジヴォン。いいですね。
    そんなやつが、どこの街にも一人はいた。
    「いかにも」や「あたかも」なのを見極めて
    静かに書き綴り、ユーモアを忘れず生きる。
    あらためて、聴き直します。

  2. ゆず君のママ より:

    いい色してる…ギター…
    このギターから、生まれてくる音楽に また、私達は 勇気をもらえるわけですね。あぁ、春が待ち遠しいな。
    your songs♬に毎日、ココロ癒されつつ 悩み多き毎日をなんとか
    乗り越えています。仕事にも、人間関係にも 行き詰り 窒息しそうだったけど、ヒロシさんの わっはっはっ!‼︎で、なんか 全部吹き飛んでいった感じ‼︎
    好きなことできる時に 好かなところへ行き 好きなことをする!
    いいねぇ。とりあえず、春を待ちわびながら このさむーい冬を
    じっと たえるのだ‼︎

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