苦労とオレを育てたJAZZ BUTCHER

10月7日 木曜日 晴れ 苦労

苦労は買ってでもしろって。笑。

あまり好きな言葉じゃないけど、これは事実だね、辛酸をなめてないからいいトシこいておかしなことになるのよ。

でもまぁオレの経験なんて、好きなことをやるために経験したことだから、苦労とは呼ばないと思うけど。

デビュー前、ゼネコンの孫請け会社のバイトとして、竣工式の会場を作ってた。税金で作られる巨大な施設や道路。その竣工式ね。でっかいテントをたてる。これ完全な肉体労働。時はバブル。コンパニオンなんかも来て宴会まで行われる。大臣、知事、エトセトラ。オレはそこの最下層から空を見上げてた。

ゼネコンの担当者からは虫以下みたいな扱いを受ける。でも、オレはそこで鍛えられたと思う。上司にはペコぺこ、オレは虫扱い。こんなやつには絶対にならないぞ、と奴から教えられたんだね。稀に、泥にまみれて働いてるオレたちに缶コーヒーをおごってくれる担当者もいた。沁みるんだよ。優しさが。忘れないよ。オレはこんな人間で居ようと思った。

で、デビューしてまかり間違って売れてたりしたら、とんでもないやつになってたと思う。売れなかったことに感謝してるよ。

プライドは必要。でも、必要以上のそれはあなたを不自由にするだけ。で、困難は成長させてくれる。大したことじゃないさ。遠くを見て、目の前のことに全力を尽くすだけ。言いたいことは言って、その責任はとる。ぜんぜん難しくない。

 

JAZZ BUTCHERって知ってる?

80年代に出てきたイギリスの素晴らしいバンド。
デヴィット・Jも在籍してた。
オレはまだ博多に住んでたけど、そのインディースピリットとサウンドに
とっても影響を受けた。

中心人物のパット・フィッシュが5日に亡くなったって。
哀しいけど、手渡されたものを誰かに手渡すしかない。

この曲聴いてみて。
どんだけ影響受けたかわかると思う。

ありがとう。こころから。

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苦労とオレを育てたJAZZ BUTCHER への2件のコメント

  1. 12月以外もクリスチャン より:

    こんな世の中に山口さんが生きていてくれるだけで、ありがとうございますって思っています。それがどんな戦いなのか考えると苦しくなりますが…
    いつも綺麗にお掃除されていて、お母上の影響なのでしょうか?見習いたい!
    JAZZ BUTCHER聴いてみます。

  2. かまを より:

    マックス・イーダーはパットの死を「突然ながら穏やかに逝った」と語ったようです。

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