1月3日 火曜日 晴れ
1/9に行われる友部正人さんとのライヴの話。
昨年、仙台で久しぶりにお会いしたときに、根拠もなく閃いたのです。一緒に飲んでいたバーから横浜のサムズアップに直電して、ブッキング完了。普段、そんなことをしないので、自分でも驚きました。笑。よっぽど第六感に訴えるものがあったと思われ。
報告によると、酔っ払ったわたすが、居並ぶミュージシャンのおでこにインド人みたいなシールを貼りまくっていたらしく、それを見た友部さん、「山口くん、僕にも貼って」って。笑。
blogにも書いたけれど、29年前、友部さんに声をかけていただいて「待ち合わせ」ってコンサートに出演させてもらったのです。
僕は過去のものをなんでも捨ててしまうので、記録の類はほとんど残ってません。でも、友部さんのところには当時のフライヤー、音源、資料、映像、譜面、エトセトラ。すべてが残っていたのです。
そのライヴの音源を聞いて、ぶっ飛びましたね。笑。過去なのか未来なのか、ぜんぜんわかんない。当時の友部さんは今の僕より年下だし、もーなんだかわけわかんない。熱いんだかクールなんだか。でも、今、僕が客としてこのライヴに行ったなら、すげぇもん見たなって感じ。
記録によると、僕が友部さんの家に通って、数曲一緒に創り、リハーサルはたった1日でこの完成度らしく。
過去というより、未来から使者がやってきた感じなんすね。
懐古や回顧するわけでなく、これをどうやって未来に繋いでいくのか。リハーサルをやった方がいいのか、どうなのか?
なんだか、とってもワクワクしています。てか、続けてないと、こんなこと起きないわけで。単なる共演というよりはお互い歌い続けてきたことの褒美として、未来からの贈り物を受け取って、観客と一緒に2023年の空気を創っていく。とっても幸福なことだと思います。
みんなの期待感があってか、なかなかの人気だと報告がありました。なので、迷わず来なされ、ホトトギス。これだけ、どうなるのか予測がつかないライヴってのもなかなかないと思います。
その仙台ライヴの日、
神戸の北野で、ジャズピアニスト板橋文夫のソロライヴがあり、
私、主催者様に、うちあげまで、よんでもらい、
自己紹介タイムで、うちの学校にうたいにきてー、とつたえると、いくぞー、と、よっぱらった板橋さんが即答で叫んでくれました。CDにサインをしてもらう時、俺が行くまで、そこ、やめるなよ、と。ヒロシさんがシールを貼っている同じ時間帯。主催者のニンジンの絵画を買った日でもありました。高齢の主催者は、商社勤務の民間人として、現地の方の恨みを引き受け、戦地で亡くなられた方の娘さん。あの日は、不思議な1日でした。友部正人さんと板橋文夫さんとのYouTube映像をその後見て、夢と現実が、交錯する思い出です。この秋、弘前のひろしさんのお店で、友部正人さんがプロデュースした山口洋やマーシーらの詩の朗読CDを購入。時間も空間も、友部さんのしゅうへんでは、いったりきたり、するのかしら?横浜、すごい時間になりそう。長文失礼しました。
記憶を辿れば、友部正人さんの初LIVEは藤井一彦さんとのものでした。そして2度目の今回は山口さん。僕のヒーローはMr.ソングライターなんだと思わずにはいられません。
THUMBS UPのLIVEに行きます。
行くからには友部さんの一番最近のアルバムを聴きたいと公式ページで注文し、帰省して帰ってきたポストに届いていました。希望すればサインを入れてくれるらしく、もちろん希望したらちゃんとサインが入っていて、友部さんを近く感じました。今、聴きながら書いていますが、とても楽しみになってきました。
当日、Mr.ソングライターたちは、どんな未来を描いてくれるんだろう。その日の為にお二人がどんな今を(打ち合わせを)重ねて、過去に作った歌を未来へ持っていくのか、指折り数えながら待ちたいと思います。
迷わずサムズアップへ直電ではなく、予約開始時間前にメール予約(ができた)。
そしたら●●番でびっくり。神様はズルを見逃さなかったか、あるいは後回しにされたかわかりませんが、チケットは大変好評なようですね。嬉しい。
1/2に放送していたNHK「最後の講義」(みうらじゅんさん)を今日観ました。
笑いころげながらも、「悟り」のような境地にさせてくれる。実践女子大での講義。
完全版が観たくなりました。かつては「大島渚」ってバンドもやっていた(これで野坂昭如さんを思いだす人は同世代)みうらさん。ディランの話もでてきて「あの人がノーベル賞とったのは、情けない自分を歌詞でギリギリの所で表現した最初の人だからなんだよ」って、ロックに希望を持っている若い人の質問に答えていました
友部さんと山口さんが29年越しに鳴らす音。「未来からの使者」ってどんな顔をしてるのか、どんな匂いなのか、今からワクワクします。是非、29年前の音源も公開(販売)して下さい(当時ライブ体験していない身としては本当に驚きの組み合わせ。94年は友部さん、ボ・ガンボスと「奇跡の果実」も発表されていましたね)。
余談ですが、ガロという成人漫画雑誌(笑)の94年5月号特集「ガロを捨て街へ出よう」で友部さんとみうらさんが執筆者にいるのを発見しました。94年は俺何してたんやろ?