昭和の男

1月25日 水曜日 晴れ 

 門田博光、死す。

 今はなき平和台球場のライトスタンド。門田の打球だけは、誰とも違っていた。白球に彼の魂が乗り移ってるように揺れながら飛んでくる。大袈裟にいえば、魂そのものが飛んでくるような感じ。大谷くんの華麗なホームランとはまるで違う、その昭和の打球が大好きだった。生涯忘れないし、あの弾道はいつだって思い出せる。

 ダイエーホークスのユニフォームとヘルメットが死ぬほど似合ってないのも、大好きだった。てか、あの群れない感じも好きだった。

 村田兆治しかり、死に方までしっかり昭和。合掌。

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昭和の男 への2件のコメント

  1. 中村文弥 より:

    小さな体で、デッカイ打球を運ぶ職人的達人は、幾多の試練に負けずにプレイを続け、更にいろいろなものを背負いながら、試練のなかを生き抜いてきました。その姿勢に、私は、いつも励まされてきました。大阪ミナミの名門「南海ホークス」の伝統の燈し火が、また一つ消えてゆきました。ダイエーに譲渡が決まり、南海ホークスとしての大阪球場での最後の試合後のセレモニーで、うつむいていたあなたの姿は、忘れられません。合掌。

  2. はっしー より:

    門田さんを語る、山口さん。

    以外でしたが、門田さんは、FDHよりも南海ホークスのユニフォームが映えてましたね。

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