3月15日 土曜日 晴れ
都内某スタジオからボロ雑巾になって帰ってまいりました。笑。
そのスタジオを選んだのは愛してやまない名機、Neveの古いコンソールがあるからです。日本のスタジオは続々と潰れてるし、あのコンソールをメンテしながら保つのは至難の技なのです。でも、古いともだちがオーナーのスタジオにはそれがある。
うちのエンジニアの森岡氏は伝統のソニーの録音部にいた人で、あのコンソールを使わせたらオレが知る限り日本一。
ドラムの音を決めてる時点で、これはイケると確信しました。
とはいえ、昔は超高級なスタジオでサンプリングのネタを選んでるだけ、とか、リゾートスタジオで1週間なにも録れなかった、とか。そんな大名みたいな時代はサブスクによって終わったのです。でも、逆に考えたら、ビートルズがデビューした頃のように1〜2日でアルバムを録り終える、みたいなそんな技量があるバンドだけがなんとか作品を出せる。そんな時代なのかもね。
我々の録音にはクリックさえありません。せーので歌まで本気で録ります。3回やってうまくいかないなら、その日、その曲はダメなのです。
ぐっと掴んで、ぱっと投げる。
そのようにして、多くのテイクをモノにしました。さすがに終わったら抜け殻。でも、やれることはやりきったから、1ミリの後悔もなし。
そういえば。バンド全員が揃うこともあまりないので、録音の前に撮影も。でも、その写真家の佇まいが柔らかくて、とってもよかった。「どこの出身?」。「福島です」。なるほどね。
とにもかくにも。HW SESSIONSにみんなが来てくれたおかげで、新作への第一歩を刻みました。ほんとうにありがとう!
オフィシャルブートレッグ、続々と届いているようで。感想きかせてね。エンジョイ!
寝ます!
山口さん、おはようございます。
暫く前のブログで、狩猟の本能が自分には備わっていないんじゃないか、というような内容がありましたね。どういうことなのか、あのブログは気になり、私もずっと考えていました。
今朝、ふと思ったのですが、山口さんの仰っていた事は哲学者の梅原猛さんの思想と共通するものがあるのではないでしょうか。草木国土悉皆成仏。農耕文化というよりは稲作文化の日本。唐突にキーワードだけ並べてごめんなさいね。
もし思い出していただけるようなら教えてください。山口さんが福山公演に向かわれる(?)インスタストーリーズに挙げてくださっていた本、何というタイトルでしたか?国家権力(?)集団圧力(?)みたいなものに触れていて、山口さんがラインを引いてありました。何度もお尋ねするのは申し訳なく、私もこれからインスタストーリーズで書籍の紹介を見つけたら、必ずその場でスクショします。
ブログ本題と関係ない話題でごめんなさい。どうぞよい週末を。
飯山市出身の丸山健二さんの「風を見たかい?」って本です。30年くらい前に書籍編集者のともだちに教えてもらった方です。現在は安曇野にお住まいなのでは、と思います。文壇に属さず、独自の道を貫かれています。稀にエッジが立ちすぎてついていけないときもありますけど、その生き方に学ぶことが多いです。この本は彼の著作の中でも特別に読みやすいと思います。
山口さん、お忙しいところご回答ありがとうございます。読みます!
「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束」中村哲さんの本、読みました。静謐な佇まいで強靭に、このかたも国家権力としなやかに対峙されてきました。
超高級スタジオでのかつてのエピソード、面白かったです。サブスクの登場は、洋さんが求める古いニーブのコンソールがあるような製作現場が希少価値となり、相まって使用料も更に上がる。うーん、色々考えさせてくれます。HEATWAVEの作品を野菜にたとえると畑の良さをわかっているJAに所属しないインディペンデントな農家さんが困っているような。日本にもグリン・ジョンズみたいな人、森岡氏がご健在でいることには感謝ですね。「ぐっと掴んで、ぱっとなげる」はきっと初期ビートルズ録音の精神にも通ずるに違いない!でも1日だけで録音ってすごすぎる、、、。使い慣れているとはいえ、用意周到でできるものではないし、現場に行ってみたら環境が変化していることもあるだろうし・・・。出来上がりをお待ちしています。
5/23 大阪THUMBS UP
となっています。
大阪で!!と思ってうれしかったのですが。
アルバム届いた、
ノリノリの曲だとやっぱり『横尾忠則も肩がこる』のアルバムジャケットでお馴染みの”ボヘミアンブルー”ですかね?
ライブでも池畑さんカッコよかったし、さかなちゃんも最高でしたね?
新作アルバム待ってます。
昔から安物のラジオから音楽を聴いて来た。安物の音は思いのほか小さい。常にフルヴォリュームで聴いて来た俺の耳はおかしくなってる。勿論ライブ三昧結果でもある。だから普通に話してても俺の声はデカいらしい。話が逸れたスマソ。で山口さんらミュージシャンがかなりのミキシングなどをされてる音楽をちゃんと聴けてるのだろうか?といつも思う。
昔からイコライザーをいじり倒して結局、わけワカメ状態。現ヒートウェイヴは低音高めチョイスで山口アコギは高音ちょいチョイス。
ぱっと掴んで、ぱっと投げる、これこそ、俳句を作る=作句の奥義ではないでしょうか?窯止めや今祝福の花吹雪
新しいCDを聴かせて頂いてます。
素人の質問ですが、ずっと気になっているのでもしよろしければ教えて頂けないでしょうか?
渡辺圭一さんが抜けられた後のライブ盤でもずっとベースの音が聞こえる気がするのですが、あれは細身魚さんが弾いてみえるのでしょうか?
後から足したり、最初からプログラミングしたりはされないと思うので正解を教えて頂ければもっとスッキリ聴かせて頂けると思いますのでよろしくお願いします。
3/21のblogに返答書きました。読んでくださいまし。