ブレードランナーの迷宮

4月12日 土曜日 雨

偏見も含んだ上での個人の感想だと思って読んでくれたし。

某ミッドタウンにそのレコード会社はある。その建物の名前を聞いただけで、若干気が滅入る。そこに某ハコがあったりして、出演したこともあるのだが、わたすの身体はわたすのスピリットよりもっと正直で、苦手なところにいくと、すぐにお腹が痛くなるという反応を示す。

百貨店の一階にある化粧品売り場とか。てきめん。3分持たない。あの人工的な臭いの集積と光が耐えられない。

昨日の日の出町は良かった。アートが猥雑なpeopleの側にあったから。誰も儲かってなさそうだったから。それでも、タフにみんなが生きていたから。それがartの本質だと思う。金満企業の税金対策である美術館を好きになれないのは(まぁ、たしかにそのおかげで大好きなゴッホの本物を体験できたりもするけど)それが理由。

誰になんと言われようと、それはオレの本能が感じることで、実際にお腹を壊すんだから、もうしゃーない。笑。どうしようもない。

で、まぁ。その。近日中に発表になるけど、そのレコード会社からリリースした作品が30年の時を経て、ってことで取材を受けるわけです。

隔世の感。

その部屋にたどり着くまでに、なんだかよくわかんない識別票みたいなものとバックステージパスにQRコードついたようなものを持たされ、数々のチェックゲートをくぐり抜けて、到達するわけです。

その迷宮から東京の街を見下ろして。オレの中ではもはやブレードランナーを超え。ニンゲンってすげー。欲望ってすげー。でも1ミリも憧れねぇ。って思うわけです。

でも同じ国で、未だに汚染された土をどこに捨てるか、責任をなすりつけあってんだぜって。あそこで作られた電気で、ここはピカピカしてるんだぜって。思う。

遠いところまで来たなぁ。

その場所からほど近い、青山のツインタワー。時は1989年。会社の長は丸山茂雄さんという伝説の人物。「お前らで金を儲けようと思ってないから、5年間、思いきり好きにやれ!」。それが契約した理由。笑。彼は途中で出世していなくなったけれど、その言葉を守ってくれたことに永遠の恩義を感じている。それとHWのために身を粉にして力を尽くしてくれた仲間たち。忘れたことはないよ。

インタビュアーが旧知のともだちでよかった。じゃなきゃ、ここにいることが耐えられなかったと思う。

音楽はどこに行くんだろう?

少なくとも、この軍門を通るのは今日が最後だと想いながら、建物を出た。

でも、教えられたのだ。

オレは野に咲くものが好き。いつ淘汰されるかわからないのに、懸命に咲いているものが好き。だから、その花のためだったらなんだってできる。そういう生き方がしたいし、そんな人間でありたい。

ともだちが遺した歌を帰りしな頭の中で仕上げる。おかげでいくつか言葉が浮かんでくる。

Tomorrow Tomorrow

マリーマリー 裸足のマリー
砂と風に抱かれ
こげ茶の腕に抱かれ
肌が触れたなら

借りてた想いを返し
空よりも自由になる
心から好きなものを信じて

マリーマリー 人が気づく
100年も前から
化粧をやめた君は
石鹸の匂いがする

そっと夢を抱いて
花を飾りにいこう
心から好きなものを信じて

罪を祝おう
二人の夢を鳴らして
ファンファーレ
そばかすさえ 星に見える
焚き火の中で

本当も嘘も知ったことじゃない
たまらなく好きなものを信じて

Tomorrow Tomorrow

—————————

さて。本日のカモネギシャチョーからの告知。

HW SESSIONS、待望の磔磔公演。本日12時からblog先行受付開始です!

 

4/12(土)正午以降~04/20(日)のBLOGまで
▼掲載内容:
BLOG先行受付中!

https://eplus.jp/heatwave-blog/

HEATWAVE SESSIONS 2025 vol.3
日時:6/28(土)17:30開場/18:30開演
会場:磔磔
受付期間:4/12(土)12:00~20(日)23:59

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

ブレードランナーの迷宮 への1件のコメント

  1. LARGO より:

    Tomorrow Tomorrow
    素敵なラブソングですね。
    「そばかすさえ星に見える 焚き火の中で」というのは昨夏TOKIEさんと滞在された阿蘇での出来事でしょうか。凛としてあたたかい、その空気感が私にも伝わってきます。
    この曲の演奏、録音を楽しみにしています!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>