6月24日 火曜日 曇り
モーレツに歌い続けた日々だった。録音したものにほぼ95%、歌入れは完了。来る日も来る日も歌った。
歌うってことは、ほんとうに自分と向き合うことだから、すべてそこに自分の良さも醜さも至らなさも表れるから、ある意味地獄。
若い頃はそのセレクトをディレクターにすべて任せていた。
ようやくこの頃、自分ですべてを向き合えるようになって。主観と客観を繰り返して。吐きそうになって。オレはタフになった。もう自分のことなら、なんでも知ってる。あいつは大したことないぜ。ただ、根性だけはある。
初めて「歌えた」気がする。歌っている自分を歌っていない自分が聞いている。そんなことが歌いながらできるようになった。幽体離脱か。笑。
逃げないでよかった。40年か。まだ職業、歌手って言えないけどね。もうちょっと、かな。オレが職業、歌手って書いたら、それはそういうときです。
ある方が本を出版するのに、オレが撮影した湘南の海の写真を使いたい、と。もちろん喜んで。なわけで、探してみたら、信じられないくらいの数。笑。どうしてそんなにあるのかって、オレは自分を保つために走るしかなかった時期があって。走ってないと、どうにかなりそうだった。なってたか。笑。
太陽が海に沈むとき、そこにひかりの道ができる。その光景にどれだけ励まされたか。
こうやって、オレは生き延びた。だから、大丈夫だよ。逃げずに向き合うこと。簡単には人に勧めないけれど、少なくともそうやってオレは生き延びた。生き延びたから、今があって、「歌えた」と思える。
悪くないよ、人生。
ついでにその頃の写真も出てきた。この人、ミュージシャンじゃないよ。笑。どうかしてる。
最後の『どうかしてる。』に吹き出してしまいました♪こちら、雨の中、せとかちゃんの剪定&荒摘果をしております。雨はいいですね、暑くなくて…「涼」しくて…。昨夜、heavenlyを聴いておりました。心地よいbass音を確認いたしました(^○^)
最近このブログを読んでいて、アルバムを出すことって僕が思っているよりも本当に大変な時代になっているんだなと、そんなことを思っていたら去年リリースされた友部正人さんの新しいアルバムが欲しくなり、某通販サイトを覗いてみたらレビューに「山口洋」の名前があって、そのレビューにちょっと感動しちゃいました。本当に洋さんが投稿したレビューなのかな?だとしたら素敵だなぁ。アルバム楽しみだ。