Recording day #087~088

10月19日 日曜日 曇り

今回はベッドから一歩も動けないってタイプのぎっくり腰ではなく、座ってたら固まって立てないやつなので、歩いてる方がいいみたい。ブラザーが海ででっかいフェスをやってるから、おじいさんみたいな速度で歩いて行ってきました。

溢れる情熱が、空回りでも、押しつけでもなく、地に足がついていて、いろんな人たちがそれぞれの形でそこにいることを楽しんでいる光景にぐっと来ました。

小鹿田の里でやらせてもらいたかった想いは、ほぼこの祭りのスピリットに等しい。このフェスに今年は音楽がなかったんだけど、それを感じるんだよね。吹いてくる風の中に。素晴らしかった。身体よりもこころのリハビリになった感じだよ。

残り少ない人生。虚構のために生きるのはやめようと思う。そんなことにエネルギーを費やしてる時間はない。全力を尽くして、終わったあとに虚しさを感じることはもうやりたくない。残念ながら、規模がデカいほどそう感じることが多い。資本主義ゆえ、仕方ないんだけどね。

オレは綺麗ごとを言ってるんじゃないのね。

食わなきゃいけないから、生きていかなきゃいけないから、家族を養わなきゃいけないから。

それも至極まっとうな理由だよ。

それでも、やっぱり自分じゃない誰かのことを、先に考えられるかどうか、だとオレは思う。それはニンゲンにしかできないことだから。

今、オレはのうのうと暮らしてるけど、砲弾に怯え、明日生きられるかどうか不明な人が現存する世界で暮らしている以上、そのシステムに加担していることは避けられないわけで。原発だって、基本的な構造は同じ。それが耐えられない。

幸か不幸か。子供を持つって人生にはならなかった。自分の選択でもあるし、運命でもある。本来、子孫を残すのがニンゲンの一番の役目だから、失格なんだよね。でも、正直な話、自分がここまで来る道程を振りかえると、こんなん自分ひとりでたくさんだというか、自分の子供がこのような想いをするのを黙って見ている自信がなかった。甚だ自分勝手だと思うけど、本心なんだよね。黙っていても、子は育つっていうけど、オレにはその勇気が未だにない。

この歳になって、孫どころか、ひ孫ができる友達を見て、羨ましいかと聞かれるなら、そんなことはなくて。じいじになるのは面白そうだね、って思うけど。その分、世界に子供はたくさんいるわけだから、そっちに愛を注げばいいと思う。

その分だけ、人を思いやる方向にエネルギーを使えばいいのかな。

たとえば、MY LIFE IS MY MESSAGE、役目は終わったのかな、とも思う。ライヴを開催してまで訴えることはない。でも、現実はなにも変わってないから、自分の目で見て、続けてきたけれど。でも、同じ志を持つ人の気持ちの受け皿として、継続するべきだって思う気持ちもある。

そういうことも、深く考えさせられるブラザーの素晴らしいフェスだったよ。

みんなの意見も忌憚なく聞かせてくれたら嬉しい。どうしてって、オレ個人の意見でどうこうしちゃいけないことだと思うから。同じ志を持つ人の気持ちの受け皿って意味ではね。たとえば能登で地震が起きたら、即急にネットワークを通して、みんなの気持ちを届けることができる。目に見える形で。なにが起きるか不明な世界だから。

来年で15年になるのかな。ある意味節目だと思うから。繰り返すけど、みんなの意見を聞かせてくれると嬉しいです。

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Recording day #087~088 への12件のコメント

  1. 萩原晋也 より:

    山口さん
    おはようございます。

    山口さんの音楽活動そのものが
    もうMY LIFE IS MY MESSAGEになってると思います。
    敢えて言わなくてもいいのかな。
    例えばこのレコーディングブログは
    MLIMMですよ。
    僕は本当に自分ごとのように読んでます。
    腰を痛めたのは少し安心されたのかと。
    もう頂きが近いので。
    Mr.Outside、良いですね。
    あの本持ってました。
    本当に必要な本は知らぬまにどこかへ行ってしまった。
    このアルバムは正にプライパブリックなアルバムに
    なっているんでしょうね。
    個人を突き詰めていくとパブリックなものになる。
    僕も一つ一つの行動や発言が繋がっているんだなと
    感じています。
    社会を憂うのではなく、自分が行動する大切さ、
    それをこのブログから山口さんの活動から
    いつも感じています。

    アルバム楽しみです。
    腰お気をつけて。

  2. 堺のヒロシ より:

    腰痛は忘れた頃にやってくる…
    御自愛くださいませ。
    MLIMMの活動は、継続していって欲しいっス。
    なにかあればたよりになる存在だと感じてます。
    たいへんなことだとはおもいますがなんとか、
    よろしくお願いします。
    新しいアルバム、楽しみにしております!

  3. fujiiku より:

    私としてはMY LIFE IS MY MESSAGEはライブなどの形ではなくとも残していて欲しいと考えます。ライブ会場の小さな募金箱などでも・・・
    MY LIFE IS MY MESSAGEは私にとっての一つの指針でありポーラスターでもあります。
    萩原様が仰ってるよう洋さんの行動がもはやMY LIFE IS MY MESSAGEかと考えます。

    本来なら自分で何かやれと叱られるかと思いますが・・・

    ここ数日 柳田邦男さんの「犠牲」ブコウスキーの「パルプ」読んでました。上手く言えませんが私の中ではMY LIFE IS MY MESSAGEと繋がっていました。

    駄文すみません。まずはお体万全にしてください。インスタの花火綺麗でした。ありがとうございました。

  4. jun strummer より:

    誰かが言い出したことに乗っかるのは簡単なことだけど、最初に言い出して一歩踏み込む勇気や労力や覚悟って並大抵じゃないんですよね。山口洋さんがMY LIFE IS MY MESSAGEの活動で示してくれたこともそれで。
    きっと洋さんはMY LIFE IS MY MESSAGEとしての活動に区切りをつけたとしても、何か有事があれば行動に移すでしょう。
    そろそろファンの我々も、この15年で洋さんから受け取った「メッセージ」を個々で咀嚼して広げていくべきかなと。

    “誰かを必要とする前に
    まずは誰も必要としない自分でいるべき”だと思う。
    まるで誰かの歌詞みたいですが。笑

  5. ポレポレジャスミン より:

    MLIMMは、その名の通り一人一人の生き方がメッセージだと思っているので、大きなイベントなどは必要ない気もしますが、この14年くらいの間に福島に知り合いなどの繋がりが出来て、私の中では大事な存在になっています。
    私的には、ちょっと大変なことも多かったけど、それ以上に得るものが大きかったです。
    なので、そのような人と人との繋がりを大切にする意味でも、こんな時代だからこそ有事の時に何か役に立てるためにも、MLIMMは何かしらのかたちで残して欲しいです。

    腰痛お大事になさってください。

  6. ファンタグレープ より:

    難しい問題ですね… 洋さん、もう十分やったと思うし。ライブイベントは無くなっても洋さんと福島の関係は変わらないのだと思うし。ぐむぅ…

  7. サトウ より:

    MLMM、私も何らかの形で残してほしい派です。まさに「気持ちの受け皿」として。でも、ライブなどの大きなイベントの定期的な開催は一度一区切りをつけてもいい時期かもしれません。ライブという場は演者と聴き手の気持ちのぶつけ合いのようなところがあると思いますが、やっぱり震災などに関する記憶や関心の風化が自分の中で進んでしまっているところがあり、それではいけないと気づかせてくれるのがMLMMであるものの、どこか普段のライブと同じような感覚でMLMMのライブにも臨んでいる自分がいる気がしますので。でも、ヒートウェイヴの音楽活動の別動隊としてのMLMMはやっぱり大切ですし、存続してほしいなというのが私の希望です。ミュージシャンである山口さんにその負担を押し付けてしまうことには抵抗もあるのですが…。そして、結果的にライブなどの開催も続けていかれる結論になったとすれば、やっぱりそれには参加したいと思っています(全体に受け身であいまいな意見ですいません)

  8. 今城真人 より:

    山口洋さんへの皆様のメッセージ、みんな、自分の人生の中に洋さんの魂の唄に励まされ、生きておられますよ。今年五月、高知のスプーンでのステージ、私は忘れることが出来ません。洋さんの魂に出会えて、感謝しかありません❗

  9. にゃあにゃあ。 より:

    MY MESSAGEって、誰のメッセージなんだろう?
    人間は、自分の思いのようでいて、それに重なる「善き」思い、それはどこから臨むのか、なぜ自分に注がれたのか、それを受け取って、その思いを帯びて、自分の人生を生きる。

    でもこの時代、そんな感度はとうに失われ、何かに突き動かされることも、何かに導かれることもなく、ジブンの想定内の人生をブナンに生きる、そんなニンゲンたちになった。

    「自己責任」論が大手を振って、人のことは助けない、厄介な事には関わらない、自分のこと、せいぜい少ない自分の家族のことで精一杯。

    でも、このまま行ったら限界だし、もう限界にぶっかってるから、立ち止まって、折り返さないといけないのに、それができない。

    MY LIFE IS MY MESSAGEは、時代の流れに逆行してきた。
    敢然と、全力で。

    敢然と逆行して走って行く人がいるから、下向いて歩いてた道を立ち止まって、振り返って、なんだかその背中について行きたくなって、ついて行ってみたら、想定外の現実を知り、想定外の生き方の可能性を知る。

    人は一人でいたら、自分の本当の思いなんてわからない。自分が何者かもわからない。ささやかな欲を満たして生きるだけ。

    本当の自分の思いは、自分の中に「注がれる」もの。
    そのメッセージが、自分を駆動するんだよ、それは損得じゃないんだよ、人のためが自分のためだし、そうやって自分に注がれたメッセージを体現して、自分だけのLIFEを創っていくんだよ!
    それを伝えてくれてきたのが、ヒロシさんのMY LIFE IS MY MESSAGEだと思う。

    MY LIFE IS MY MESSAGEは、被災地の人だけでなく、この時代の人々のLIFEを、力一杯、encourageしてくれる。

  10. 中澤 美穂 より:

    山口さん、こんにちは。

    MLIMM、何かあった時の皆の気持ちの受け皿として残していただきたいです。

    福島、能登、ガザ、ウクライナ、どこかに心を寄せてみれば、世界は繋がっていることが理解できると思うのです。

    私も自分にできることを続けていきます。

  11. ハートロッカー より:

    MY LIFE IS MY MESSAGEはぶっちゃけ山口さんのメッセージだと思ってるのね。
    だからやりたきゃやれ!のスタンスは変わらんの。でもそんな事では無いのね?気持ちが大事なんやね。分かってま。。しかしダラダラしてもね。
    でも一旦立ち止まる。又いつでもやったら良いとも思う。

    山口さんも俺も残された時間は少なくなってきた。
    優先順位はその都度軌道修正して良いのではなかろか。

    はっきり言って間違いなく行政より他に着いてた活動だよ。

  12. ハートロッカー より:

    あれ?5時じゃね誤字だ。

    はっきり言って間違いなく行政より地に着いてた活動だよ。

    失礼。

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