リハーサル初日

9月1日 土曜日 雨

ツアーに向けてのリハーサルを開始しました。曲をガチガチに決めて、精度を上げるのではなく、身体に入った曲も一度フラットな形に戻して、新しいメンバーと共に(今日はリズム隊が来られなかったってのもあるけど)新たな可能性を探ります。

僕らが音楽を奏でているのは「今を生きて」いるからで、昨日、ひょんなきっかけで人生に多大な影響を与えてくれた曲を、魚先生とのメールのやり取りの中で「じゃ、やってみる?」とか、やいこさんも「あ、思いついた」と急に違う曲に取り組んでみたり(これがまた良かった)。すべては必然なのです。偶然なんてありまへん。

いろいろと大変なことはありますが、何といっても、音楽に没頭している時間は幸福です。ストレスフリー。今日、スタジオに居合わせた人たちはみんな天職なんだな、ほんと。音楽で悩めることが、どれだけ幸福かってことが身にしみるこの頃です。

是非、たくさんの人に来て欲しいのです。みなさんに配る(スポンサーのおかげで、もちろん無料です)パンフレットもデザイナーやフォトグラファーの驚異的な努力によって、ほぼ完成しました。ふーっ。やいこさんにはスタジオで原稿を無茶ブリしましたが、その場で書いてくれました。表紙を飾るのは「渡辺圭一 at 相馬city」です。お楽しみに。それから福島のことを、みなさんの生活の中で想ってもらうために、プロジェクト独自の「福島地図」もみなさんにお配りします。若かりし頃、世界地図が家のどこかに貼ってあったみたいに、是非貼っていただければ。トイレでもぜんぜん構いません。一日に一回でいいから、彼の地のことを想って頂ければ。

はてさて。

今日はスタジオ風景を一瞬だけ動画でお見せします。演奏中に急に思いついて僕が撮影しました。このシーンはとある曲を破壊して、再構築し、ミオポンのヴァイオリンがヴェルヴェット・アンダーグラウンドのジョン・ケールのヴィオラみたいにキコキコいってて、クレイジーなのに、楽しいっつー場面です。

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みおぽんのヴァイオリンを借りて、得意の「迷子の子猫ちゃん」を披露する筆者。撮影、矢井田瞳。

みおぽんのヴァイオリンを借りて、得意の「迷子の子猫ちゃん」を披露する筆者。撮影、矢井田瞳。

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