都会に戻る

11月22日 木曜日 晴れ

山に籠って、音楽に没入するって夢ははかなく消えた。そんな時間はどこにもなかった。でも、日々後悔しないように全力で過ごした。だから、そんなに悪くもなかった。

都合3日間。ネットも携帯も繋がらない、通称「勝手に実家」で過ごさせてもらった。いつだって迎えてくれるのは、ほんとうに嬉しい。

壮年を過ぎての結婚祝いで歌う、だとか、新しくコミュニティーに来た人をもてなす、だとか、文化庁の官僚や地方の補助金の実体だ、とか、文化のあり方、だとか、一次産業の構造的矛盾、だとか、もてなす心の素晴らしさ、だとか、最後に娘のように感じている高校生が音楽に向き合う姿、だとか。ソングライターとして、たくさんのヒントをもらった。

ようやく故郷福岡のホテルに辿りつき、ほぼ仮眠を取って、明日は早朝から京都に向かいます。混まないと、いいなぁ。九州。ほんとうにありがとう。

深夜にこの皿にパスタが盛られて出てきた。一瞬で目が覚めた。こんなに美しい器をかつて観たことがない。

深夜にこの皿にパスタが盛られて出てきた。一瞬で目が覚めた。こんなに美しい器をかつて観たことがない。

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都会に戻る への1件のコメント

  1. Froggy II より:

    山籠もり?はホッとしますよね。私は休日に車を走らせて田舎めぐりをしたり、山の麓で読書したりするのが好きです。(もちろん携帯は切りっぱなしで)景色を眺めながら、水筒に入れた番茶を大正時代のそばチョコでグイと呑む瞬間がたまりません!(お酒飲めませんから気分だけでも)。ナルシストかな。山の麓で読むのは岡倉覚三の「茶の本」や、高田広厚のミケランンジェロの本とか。テレビも携帯もならない静かな時、たった一人の時間が、金曜の夜にひん死となった私を(笑)また生き返らせてくれるわけです。

    山口さんは最近、どんな本をお読みになっているのでしょうか。
    また山を見たとき、その向こうに何か別の景色が見えますか。
    よい旅を。

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