5月29日 水曜日 雨
僕らが千葉の地下にある小さな、でも愛の詰まったハコで演奏するのは、そこが「Land of music / 音楽の場所」だと思っているからです。当たり前のように存在しているときは誰も気づかないのだけれど、失くなったとき(云うまでもなく千葉のANGAがなくなるって話じゃないからね、念のため)人々は失ったものの大きさに気づくのです。僕らは演奏することを通じて、そのような愛のある場所も紹介していきたいのです。ANGAはね、階段を降りるときに、そのあまりの埃のなさに、会場に入る前から、どれだけ一生懸命やってんのかってことが分かります。
アルバムに収録されていない、新曲しか演奏しない「HW SESSIONS」なる試みも三回目を迎えました。自分で云うのも何だけれど、ほんとうに素晴らしいバンドだと思います。ステージでの一瞬に駆ける瞬発力、創造性。こんなバンドは日本に存在しないと思っています。今日もまた、「この一瞬」の中で、新しい可能性をたくさん見いだしました。みずみずしかった。
新しい曲を書く → バンドに投げかけてみる → ソロのツアーで曲を磨く → もう一度バンドに投げかけてみる → オーディエンスとの同時代性をパッキングする → 録音する → オーディエンスにとってリポビタンDみたいな音楽が完成する → それを携えてツアーに出る →
簡単に書くと、このような円環を目指しているのです。確かにCDは売れないのかもしれない。でも、だからと云って僕らは音楽の可能性を否定するつもりはまったくない。僕らにしかなし得ない素晴らしい作品であれば、世の趨勢ってもんは関係ないと思ってます。
でもまぁ、音楽に没頭するあまり、僕らは宣伝が下手すぎる。今日のようなライヴをやってるバンドは皆無なはずだけれど、いったいぜんたいそれがどのくらいチャレンジングでワクワクする空間なのかってことを伝えるのが下手すぎる。つーか伝わってないと思う。ウィークデイかつ梅雨入りの日ってこともあってか、決してハコの入り口が閉まらないほどオーディエンスが来てくれた訳でもない。
あの。大声で云います。来月HW SESSIONS #4が吉祥寺であります。あなたが音楽の可能性を信じてるならば、是非来てください。あなたの目で何が起きてるのかを確かめてくれると嬉しいっす。そんでもって、今日初めて体験した人はいったいどんな空間だったのか、このblogのコメント欄でも構わないんで、未体験の人に伝えてくれると嬉しいっす。
とにもかくにも。バンドは絶好調。挑戦を続けます。
バンドでのライブ行きたいのは山々ですが、
地方在住。平日(=仕事を休む)。開演遅め、会場が都心からちと遠い(=当日帰れない)。そんなこんなで行くのを躊躇してしまいます‥。
土日で早めの開演だといいのになぁ。
最後にHWを見たのはもうずいぶん前のこと。地元にライブハウスなんてなかった頃。結婚して千葉を離れたのは、ちょうどANGAがOpenした年でした。まさか今そこで、HWが見られるなんて!山口さんもANGAもずっと続けていてくれたから、再会することが出来ました。ありがとう!同じ時代を生きていることに感謝ですm(__)
ここ数年、ソロも、デュオも、トリオもANGAで見てきて、やっと4人がここで見れて、本当にうれしかった。
最前列に座り、開演を待つ間、後ろを振り返るたび「もっと入れ」と思ってた。一緒に行った妻も「せっかく4人なのに」と。
その思いは当然、開演してから強まっていった。すごくおもしろかった! ステージから、いつもとちょっと違う緊張感が伝わってきた。
以前からライブで演奏されている曲の熟成度合いを楽しみながら、初めて聴く曲の荒々しさにニンマリする。
こんなバンドは唯一無二だし、こんなライブは前代未聞。
スタパが楽しみです!
ANGAにも感謝!
来月の吉祥寺にHW SESSIONS #4、おとといチケットゲットしました^o^
たのしみです!
3年ぶりのANGA、ライブに行くことができて良かったです。とても心にしみて、涙があふれてしまいました。新鮮な音楽にふれて、清々しい気分になりました。ありがとうございました!!
ANGAお疲れ様でした。HWのライブに行くと、今、一番見つめなきゃならないことが見えるんですよ。不思議なんですけど…いつもありがとうございます。
洋さんSESSIONS#3お疲れ様でした。
仕事が終わらず千葉までは行けませんでした(泣)
文章を拝見してヘビメタみたいな音を想像・・・まさかね~(笑)
どんな音だったのかな? 空間だったのか・・・知りたい。
圭一さんがFBで“みんなで静かに月面まで行って参りました”と書いてました。
更に知りたくなりましたよ。
来月は横浜のソロライヴもありますね。
その後に吉祥寺SESSIONS#4
また更に進化してることを期待しています。
首を長くして楽しみに待っています♪激熱
数年ぶりのコメントです。ダイアリーにもありますように日本で誰も奏でられない音楽であることを熟知しておる者です。時間は有限であり、この音楽を世界(ショーン等)に届けるために幾つかの方法があると思います。それを実行する時が来たように感じます。WE HAVE NO TIME.
地元が船橋なのでそっちにいたらANGAならすぐ行けたのにと思っていました。
Rockや歌物の音楽では今のHW方式は珍しくて素敵だと思います。
日本にもJAMBANDが結構あるのでそういう音楽が広がるといいなあとも思っています。マジェスティック・サーカスというバンドの宇宙観はHWに近いものを感じます。→http://www.youtube.com/watch?v=-RyxgT4-NcU
HWには日本のグレイトフルデッドを目指していただきたいです。
四人そろった姿はやっぱすばらしいっす!洋さん 福岡で待ってますばい!HEATWAVEもお待ちしております!
その一瞬がどれほど素晴らしいのか、みずみずしいオジさま達の大人の本気を想像しています。投げたものは自分に必ず還ってくる。どうか音を投げ続けてください。美しい円環のために。なかなか SESSIONSに行かず、本当にごめんなさい。
同じ曲を異なるアレンジで何度も演奏するのかなと思ってましたが、
さすがにそこまでは客を置いてけぼりにはしなかった。(笑)
天使の分け前を、集めてボトルに詰めて、「ロックだ。ほら飲め」みたいなライブでしたが、
近いうちに熟成されたウィスキーのような作品、そしてライブを千葉に届けにきてくれることを信じて、また気長に待ちます。千葉にきてくれてどうもありがとう。
例えば、sessionsでアンコールでド新曲が聴けるワクワク感が好き。
救出された曲が1か月で驚くほど成長していたり、鳴るハズの音が鳴らなくてtake2が行われたりw ライヴだなぁって思う。
新しい歌の歌詞が塗り替えられていったり、綺麗なメロディーのあの曲に暗黒パートが追加されたり。ヒロシから聴いたことがないエレキの音が聴こえてきたりw
出来上がったパッケージを楽しみに待つのもアリかもだけど、その変化の中に同時代を生きて言葉をそして音楽を紡ぐことを、迷いながら進んでいく姿から教えられることもあるよ。時に自分も日々を振り返ったりして。
驚くほど、曲が溢れてるそんな印象の今回のシリーズ。
また来月、どうやって行こうか?と頭を悩ませておきます(笑)。