月別アーカイブ: 3月 2011

激しすぎる移動日、そして素敵な出来事

3月3日 木曜日 雪 整体師に云われたこと。絶対に身体を冷やさないでください、と。分かりました。上下のスポーツタイツCW-Xで全身を武装し、首にはファイテンのネックレス、腰にもファイテンのサポーター、患部にはブ厚く湿布、ネックウォーマーに毛糸の帽子、これにクルマのシートヒーターをつけて、やれることは全部やった。 東京から金沢までは500キロ弱。そんなに大した距離じゃない。でも、渋滞だの、雪だの、チェーン規制だの、吹雪だの。途中でともだちを呼んで食事はしたにしても、出発したのが午前9時半、到着したのが午後10時半。その行程13時間。痛んだ身体には充分過酷な行程だっつーの。でも、武装したおかげで、思った程ダメージはなかった。 ところで、明日ライヴをやらせてもらう金沢の魔界、メロメロ某に足を運んだ。そこでは「縄文何とか(失念につき失礼)」と云うイベントが行われていて、集っていた人たちのイカレっぷりが素晴らしかった。この現象、書いても何も伝わらないと思う。ひとこと、素晴らしくイカれていたのだ。 そして、明日のライヴのために、金沢が誇る移動プラネタリウムのヒゲキタさん(詳しく知りたい人は僕の以前のblogで検索してください。天才です)が「ポータブルプラネタリウム」を作ってくれていた。僕はそんな話、まったく知らされていなかった。誰かが思いつきで云ったとしたなら、失礼にも程がある。ちゃんと僕に知らせろ。この馬鹿野郎。これを作るのに、一体どれだけの時間と労力と愛が必要だと思ってるんだ。電気を消して、店内に映し出された夜空を観て、僕は落涙しそうだった。人ってすごい。素晴らしい。僕はこのプラネタリウムを、どうしても譲ってください、とヒゲキタさんにお願いしようと思う。残りのツアー、全てに持ち回りたい。全国のみんなにどうしても見せてあげたい。ヒゲキタさん、金沢のともだち。本当にありがとう。長時間のドライブの疲れが一気に吹っ飛んで、気持ちが上がった。人間って素晴らしいね。明日、みんな来てください。このプラネタリムをどの曲で使わせてもらうのか。魚と相談して決めます。ちなみに、こいつを回すと当然夜空も回転する訳ですが、そこは手動なのです。なので、これを使用する曲は魚は演奏せず、プラネタリウムを回し続けるっつー「演奏」をすると思います。素敵っ!!!!!!!!!!!  

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身体が教えてくれること

3月2日 水曜日 雨   連日、治療に通って、身体が僕に教えてくれたこと。筋肉であれ、骨であれ、リンパであれ、神経であれ、何であれ、すべては繋がっていて、この宇宙のような肉体が形成されていること。考え方や生き方がそれらにかなりの影響を与えていること。身体を使える状態に戻すには、行動や言動を全般的に見直す必要があること。と云うか、今は「頼むから学んでくれ」と身体が僕にシグナルを送っている状態であること。学ばなければ、決定的に壊れるであろうこと。  今まで、肉体が精神や気を引っ張ってきてくれた。過度の緊張状態にあえて身を置いていたところもある。リラックスとは無縁。心と身体の柔軟度、ゼロ。それしか方法が見いだせなかったのもあるけれど、とにかく脇目もふらずに鍛えて、心を強引に引っ張りあげてきた。どうやらそれは限界に達したらしい。アホだとは思うが、いつだって、そこまで行かなければ学ばない。all or nothing。  3回目の治療で、ようやく身体を緩める方法を覚え始めた。柔道で鍛えられたタダものではない指や手のひらを受け入れる。そうしてみると、神経がどのような道筋を辿って、痺れに繋がっているのかが分かる。腰と首に負担がかかるのは、そこに「あばら」と云う補強材がないからだ、と理解できる。ギターを背負って歌うとき、シンメトリックになるバランスを見いだせば、歪みは減るであろうってことが分かる。まったく人体って良く出来てるなぁ、進化の歴史だなぁ、と自分の身体で不思議な感動をする。何も気づかず、無茶苦茶に酷使して悪かったと、まな板の上の鯉のまま、自分の肉体に謝る。  最後にボキボキボキッと音がして、まるでレゴブロックのように腰の骨があるべき場所に戻った。立つと、おそらく身長が伸びていた。すごいね。  さて。明日からまた旅に出ます。是非、来てください。

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得難い経験

3月1日 火曜日 雨 弟子が師匠の前で、師匠の曲を演奏するのは、どえらい緊張を強いられるのだが、同時に得難い経験であることも確か。普段、僕はリハーサルスタジオではバンドの方を向いて演奏するので、素晴らしいミュージシャンの表情を音で判断するしかなかったのは残念だけれど、あちこちから確かな音の粒子が降り注いでくるのを感じているのは幸福だった。心からの感謝を。

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