日別アーカイブ: 2012年6月10日

どうしても伝えたいこと、福島県福島市にて。

6月10日 日曜日 曇り 東北ツアー、最後の一滴まで絞りました。もう、まともな思考能力はありません。でも、今日、僕が福島市の人達からもらったエネルギーはとんでもないものだった。だから、書かせてください。誤字脱字は許してください。忘れないように、僕には伝えたいことがあります。 正直に書きます。福島市でライブをやることは躊躇しました。でも、メールが来たのです。「福島でやってくれないんですか?」と。しばし、逡巡して、僕はそのオファーを受けました。いろいろと云う輩が居ました。だから、何だよ?危険は前もってアナウンスします。でも自分の目で見なければ、分からないことがあります。忘れて欲しくないのです。ここには人が住んでいることを。生きていることを。避難すればいいじゃん。そう云う人もたくさん居ます。でも、あなたは本当にその人の立場になって考えていますか?そんな簡単な問題じゃないのです。国は彼らを守りません。これは国策レベルの問題です。でも、国は彼らのことなんてまったく思ってはいません。ある種の人にとって、土地を奪われることは、人格を破壊されることなのです。そして被曝は避けた方がいいに決まっているのです。嗚呼。 会場の「風と木」は永い間に渡って、食と人と自然と音楽を繋いできたのだと思います。それはおかんのちまきと巻き寿司を喰っただけで分かります。でも、おかんが僕にこう言いました。「もう孫には作ってやれないのよ」、と。それがどんな味だったか分かりますか?ほんとうに、ほんとうに美味しかった。福島と愛の味がしました。おとんはちまきの笹を安全な山形まで取りに行きました。そして「福島の奴がウロウロしてんじゃねぇ」と云われました。僕が言いたいの山形市の人がFUCKってことじゃありません。たまたまその人が福島ナンバーを見つけて、たまたまその人がそんな人だっただけのことです。でもね、おとんは傷つくじゃないですか。客人に美味しいものを食べさせたかっただけなのに。地元の物はもう使えない。ここは残念ながら、線量が高いことで有名な渡利地区です。でも、彼らがいったい何をしたと云うんですか? 僕らが使っていた電気のせいで、原発の爆発後、3/12〜3/15までの風向きと雨のせいで、こうなっているんじゃないですか。おとんは僕にこう云いました。「ピリオドがないんです」って。「だから辛いんです」って。何も終わっていないんです。始まってもいないんです。 これが僕らの国です。現状です。僕はその上辺を今日知っただけの人間です。 ここにそんなに人は来ないだろう。そう思っていました。でも、わらわらと、僕の音楽を聞きに(もちろん主催者たちが多大な努力をしてくれたことは間違いありません)、満員の人が来てくれました。だったら、直球の勝負しかできません。魂で音楽を奏でる。ただ、それだけです。その結果は、どう受けとってくれたのか、人それぞれなので、ここには記しません。でもね、風と木にはほんとうに、何と云っていいのか、愛が渦巻いていました。ニンゲンは信じるに足りる生き物だと、僕に教えてくれました。来て良かったです。歌って良かったです。ほんとうにありがとう。これ以上、僕に云える事はありません。僕は今日のことを、この空気を、一生忘れません。そして、大人として、必ず結果を出します。ドリーマーがやるべきことは夢を見ることではありません。結果を出すことです。だから、そこに向かいます。その力を風と木、渡利の人達から頂きました。忘れません。ほんとうにありがとう。 今日は福島市の人々の声をお届けます。是非、読んでください。 Messages from FUKUSHIMA CITY 120610 Aさん 41歳 福島県郡山市 すーっとしました。よし頑張るぞ。THANK YOU! Yさん 良がった。ロック! 日本はどこさ向かっていくんだ!! 原発再稼働?! ありえねぇだろう!! が!! 今、考えねぇでどうするんだ!! 脱原発!! 男だったら「洋」と名付けられていた洋子より。 Mさん 福島市 熱いメッセージ、心に届きました。ありがとうございました。 Sさん 59歳 福島県福島市 今日はありがとうございました。元気になりました。モニタリングポストが町のあちこちにある風景の福島。この様子、皆さんに伝えて下さい。 Kさん 60歳 福島県福島市 福島の悲しみを共有して頂きありがとう!! 原発の再稼働、ゆるせない! 福島の苦しみを無駄にしないで,,,,。でもあきらめないで怒っています。 Yさん 福島県福島市 忘れられないのは、避難所で受けたやさしさ。家が流されても、たくましかったみんな。かけつけてくれた全国の人。「大丈夫だった?」という遠方の友人のメール。「会いたかった」と言ってくれた人たち。福島のみんなは、ちゃんとこれからも福島で生きていける。そう望んでいれば、ちゃんと、いつか元気になれると思う。 Mさん 37歳 宮城県仙台市 みなさんがいまいることをぜったいわすれたりしません。 Dさん 65歳 福島県福島市渡利 HIROSHI、お互い元気で歩いていこうネ! Tさん … 続きを読む

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