日別アーカイブ: 2012年6月20日

ツルさんの思い出と奇蹟の夕暮れ

6月20日 水曜日 晴れ 都内某スタジオ。ヤイコさんの新曲、晴れてトラックダウン完了。参加してくれたミュージシャン、スタッフ全員、云うまでもなくヤイコ嬢の思いを乗せて、歌が空を飛んでいきました。素晴らしい。そして、ありがとう。 家に帰って、明日からのツアー復帰に備えて、海沿いを走りました。台風が空のゴミを吹き飛ばしたのか、道は砂まみれでヒドい状態だったけれど、奇跡的に美しい夕暮れ。これってgiftかなぁ? でも、実のところ、昨夜は台風が福島を直撃しているのを知って、気が気じゃなかったのです。原発吹き飛ぶんじゃないか、とか、また放射能が飛散するんじゃないか、とか(ある程度はしてるだろうけど)。何だかなぁ、もう。 —————————————————- さて、昨日アナウンスしていた苫小牧公演。残念ながら諸般の事情で中止になりました。 苫小牧にはながーい歴史を誇る「アミダ様」と云う魔界があります。云っておきますが、ここにはツルさんと云う主が鎮座されており、相当根性を入れて訪れないと、ヤワなミュージシャンだと、心が折れます。ライヴ中のツルさんの激しい突っ込み、ヤジなどは溢れる愛の表現なのですが、最初に訪れたとき、僕も度肝を抜かれたことは確かです。 街には「魔界」が必要なのです。メインストリートにきらびやかなビルディングが必要なのと同じように。そのアミダ様があまりに理不尽な理由で立ち退きを迫られているというニュースを聞いたのは昨年末だったでしょうか? でも僕はツルさんという男がタダ者ではないことを知っていたので、僕が書いた本「陽はまた昇る」にメッセージを添えて送るにとどめました。そして、ツルさんは再び立ち上がったのです。ハコの再建に向けて。でも、オープンに僕のライヴはどうしても間に合わなかったのです。なので、今回は断腸の思いで中止にさせてもらいます。ただし、札幌公演の次の日、愛しいツルちゃんに会いに、苫小牧までいくことにしました。 いくつかツルさんとの思い出を書いておきます。 ——————————————– エピソード#1 ある日、いつものように短いリハーサルを終え、僕はツルちゃんが淹れてくれた美味しい珈琲を飲んでいました。すると、 ツル「ヒロシ、お前料理得意だろ?」 ヒロシ「うん。まぁ、人並みには出来るよ。昔、バイトで厨房に入ってたし」。 ツル「じゃ、客に売るサンドイッチ作るから手伝え」。 ヒロシ「喜んで」。 そして、ライヴ前に二人でたくさんのサンドイッチを作りました。 ツル「ヒロシ、MCでこれオレが作りましたって云え!」 サンドイッチが完売したことは云うまでもありません。 エピソード#2 ある日、ライヴが終了しました。お客さんがお腹をすかせています。 ツル「ヒロシ、お前料理得意だったな?」—- 同じ台詞だよ —– ヒロシ「今日は何?」 ツル「今日はヒロシがみんなにパスタ作れ! 」 10人分くらいのパスタを作る(しかも中華鍋で)のは結構苦行です。火傷をしながらパスタを作ったのは、ライヴと同じくらい達成感がありました。 エピソード#3 ある日、マネージャーの手違いでホテルが予約されていませんでした。あいにくその日は何かのイベントと重なって、町中のホテルは満室。ツルちゃんがアミダ様に泊めてくれることになりました。 ツル「おう、ヒロシ。風呂入るか?」 ヒロシ「ここ風呂ないじゃん」 ツル「いいから黙ってついて来い」 ツルちゃんは近所の旅館に勝手に入っていき、勝手に電気をつけて大浴場へと僕を案内してくれました。 ツル「いい湯だよな?」 これが犯罪行為なのか、それともオーナーと知り合いなのか、怖くて僕は聞いてません。でも、確かにいい湯だった。 ——————————————————————– 苫小牧名物アミダ様、7/7に晴れて復活です。どうぞ、よろしくね。

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