日別アーカイブ: 2012年6月30日

市民による豊かな抵抗、北海道函館市にて。

6月30日 土曜日 晴れ 「何故、市民がこれほどまでにやらねばならないのか?」。正直に云って、僕にはそれが良く分からない。 僕らの活動を支えてくれる主催者に、直接何かをお願いしたことはない。それは僕の信念であり、彼らが音楽に関して、全般の信頼を寄せてくれるように、僕は彼らを信じているからだ。 函館で永きに渡って僕らに声援を送ってくれている連中。多くは第一次産業に従事している。世の中にあるシステムに乗っ取っているのではなく、彼らは自分たちで道を切り拓こうと苦闘してきた。彼らはイベンターのプロではない。けれど、自分たちの作物、作品を創ることと同じように、音楽はかけがえのないものとして最大にリスペクトしてくれている。どの道も同じところに通じている。 今回、彼らは南相馬市から二人の一般市民をゲストとして招くことを決めた。ライヴ、そしてトーク。この二つを通じて何かを伝えるのは並大抵のことではない。けれど、彼らは敢えてイバラの道を選んだ。だから、僕は何も云わなかった。彼らにとって、対岸の大間に建設されている原発は他人事ではなかった。だからこそ、自分の問題として捉え、シリアスな問題をユーモアを交え、美味しい食べ物、酒、そして音楽を通じて人々に伝える方法を選んだ。 自発的に取材し、記事にしてくれる新聞記者たち(云っておくが、彼らはチケット代を払って取材にやって来る)、南相馬からたくさんの資料を制作して、やって来た二人のゲスト。彼らをサポートしようと忙しいさなか、突然現れたうちのプロジェクトの相馬本部長、相馬在住のシンガー堀下、自立研修所えんどう豆の佐藤さん、青森県弘前市の悪友ヒロシ、エトセトラ。 トークショーは熱気に満ちていた。全員が何とか伝えよう、耳を澄ませて聞こう、そしてこの想いを相馬に届けようと必死ながらも、彼らはギャグは忘れなかった。ちょっと涙ちょちょぎれたぜ。笑いながら、泣けたことが。 僕はいつものように語る必要はなかった。だって、みんなが自分の想いと現実を話してくれたからね。だから、全力で気持ちを音楽に込めた。客席の反応も熱かった。たぶん、これは市民たちによる豊かな形での抵抗だ。 出店してくれたそれぞれのお店は利益を一切度外視し、すべてのフードの売り上げを僕らのプロジェクトに託してくれた。そして、用意されたすべてのフード、飲み物は全部、売り切れた。まったく、何と云うか、もう。 真ん中にあったのは危機感を超えて、愛そのものだった。言葉にすると陳腐だから書きたくないけど。僕は福島の人に知って欲しい。海を超えて、これだけの人たちが自分のこととして胸を痛め、行動してくれている。俺は胸が熱くなったよ。ほんとうにありがとう。このツアー、必ず最後まで走り切ります。 まだ、世界は捨てたもんじゃない。 ———————————————————— 函館の生産者たち、そして以下のお店が全ての売り上げを託してくれました。その金額 ¥88,000。 想苑(当日の珈琲の全ての売り上げを)、日本地麦酒工房(ビール)、トルコ喫茶pazar bazar(美味しいラップサンド)、カフェ&B&B ククム(和の定食)、オーガニック・ケルプ(絶品スープ)、おぐに牧場(美味しい牛肉)、山田農場チーズ工房(美味しいチーズ)、panの森(驚愕サラダ)、天然酵母パンtomboro(オープンサンド)、木下酒店(世界のビール&ワイン) 「食で相馬を支援する」オーガニックケルプ製の「MY LIFE IS MY MESSAGEふりかけ」147個分の売り上げ。¥29,400 株式会社ノースウィン 小野純裕さんより ¥50,000 会場に来てくれたオーディエンスからの募金 ¥29,581 全ての合計 ¥196,981。責任持ってプロジェクトに届けて、相馬市、南相馬市のために使わせて頂きます。感謝MAX!!!!!!!!!!!! Messages for Soma City 120630 名前なしさん 49歳 北海道函館市 子供達のいじめ、、子供が生めないのではないか?とたずねるその気持ち。これからを生きていく子供達の今を思ったときに、胸がしめつけられる。私に具体的にできることは、正直何もありませんが、忘れないこと、祈ることだけはずっとしていきたい。私も偶然はないと思っている一人です。 Yさん 46歳 香川県 相馬の方の話をあらためてきいて、今日また気持ちがぴしっとしました。なんの縁もない相馬とつながるって、人と知りあうことなんですよね。 Mさん 北海道函館市 幸せを祈るよ。 Tさん 北海道函館市 原発は日本には似合わないよ。 Kさん 36歳 北海道札幌市 … 続きを読む

カテゴリー: 未分類 | コメントをどうぞ