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ラビッツ(山口洋×おおはた雄一) GROOVE COUNCIL 13th anniv. feelin alright7/7(日) 仙台 Live&Club MACANA
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WORKS
HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
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月別アーカイブ: 7月 2018
山口洋の頭の中のスープ、完成!
7月8日 日曜日 晴れ わたくす、時間を見つけては「山口洋の頭の中のスープ」というアルバムを制作しておったでござる。 これはHW倉庫に眠っている膨大な音源の中から面白そうなデモのテイクを集めたもので、1980年、若干17歳の演奏から現在に至るまでHWの歴史、全23曲がぎゅーぎゅーに詰まっております。その17歳のテイクは自宅でカセットデッキを二台使って、ドラムからギターまですべての楽器を自分で演奏してるものなのですが、見事なまでにHWテイストが刻まれていて(まぁ、歌は聞くに耐えないんだけど)我ながら、アホみたいに筋が通っていることに呆れました。 それぞれの曲がのちに作品として昇華される過程がよくわかります。ボツにされる意味も。僕の脳ミソの中が手に取るようにわかる作品です。とはいっても、歌詞がついていない状態でハナモゲラで歌っているテイクなんてのもあるので、コアなファンにしかお勧めしません。逆に言えば、コアなファンは楽しめると思います。たぶん。 なので、作品というよりは物販として愉しんでください。ライヴ会場と通販のみでの販売です。流通はしません。 とっくにプレスは終わっているので、今週の13日の藤井一彦とのライヴから手にしてもらえます。通販は今から手配します。ちょっとだけ待っててくださいまし。 でも、作ってて、愉しかったっす。デザイナーも今回はコラージュで思いきり遊んでくれました。山口洋による解説(ライナー)がついています。¥2,500です。 じゃ、1曲目に収録されている、「Nobody In The Garden」を聞いてください。この曲にはこんな解説がついています。 ——————— Nobody In The Garden (1999年、35歳) 1999年、宮城県蔵王町にある廃校になった小学校(最後は牛舎だった)に録音機材を持ち込んで録った。とは云え、持っていたのはYAMAHAの24chのアナログミキサー、ADAT(8ch)のレコーダー、dbxのコンプ、リヴァーブ1台、マイクが数本という実に貧弱なもの。 都会のスタジオに辟易としていたのだと思う。自由に音楽を創作したくて、このようなアナーキーな環境で果たして録音ができるのか試してみたかった。メンバーとは寝食をともにして、食事も僕が作って、よく飲んで、よく笑った。アナーキーだけれど、音楽に集中できて愉しかった。つくづく、自分がアウトローなんだとも思い知ったけれど。後にNHKのアニメ「ヒヲウ戦記」のサントラはすべてこの環境で録音された。機材はレコード会社からのアドバンスですべて買い揃えた。思えば、音楽がまだリスペクトされていた時代だったのかもしれない。レコード会社は僕を信じてくれて、何ひとつ注文することなくすべてを任せてくれた。 この曲のパーソナルは伴慶充 (Ds)、山川浩正 (Ba)、残りのすべての楽器とヴォーカル、ミキシングは僕。コンピュータ・ミキシングもできなかった8chにしてはよくできていると思う。のちに歌詞やアレンジに大幅な変更が加えられ、現在のHWメンバーで録音され、アルバム「Long Way For Nothing」に「誰もいない庭」として収録された。 Nobody in the garden DEMO1999
福岡に生まれて
7月7日 土曜日 曇り あの街に生まれたことが面倒くさかったこともあるけど、今夜、福岡に生まれてよかったとこころから思ったす。ロックンロール、続けててよかった。 すべてに感謝です。写真はオフィシャルよりお借りしました! MY LIFE IS MY MESSAGEについて書きました。ぜひ、読んでください!
暗澹たる金曜日
7月6日 金曜日 雨 暗澹たる金曜日 早朝から死刑が執行されていく。こまわり君じゃないよ、現実だよ。iPhoneの画面が時間の経過とともに淡々とそれを僕に伝える。ひとり、ふたり、さんにん、、、。云いようのない感情が胸のなかに拡がって、耐えきれず何人かと国境を超えてメールを交わす。 7人、、、、、、。 死刑にまつわるとある番組に出たときに、存置派の女性弁護士が放った言葉が頭のなかをぐるぐる廻る。「死刑は国家による殺人ではありません」。アー・ユー・シリアス?この方は死刑台の床が抜けるボタンを自分が押している感覚がないのだと思った。 いったい誰がどうやって人や時期を選んでいるのかもわからない。昼過ぎに会見したあの法務大臣でないことは確か。彼女は官僚が書いた文章を棒読みして、ハンコを押しただけ。僕は自分に置き換えて考えてみる。ユー、ハンコ押せる?否、だね。間違いなく。 おそらく法務省の官僚たちが決定し、大臣がハンコを押し、刑務官が執行した。 それはこの僕が死刑台のボタンを押したのと同じことだと思っている。ほんとうにそういうことなんだよ。僕が殺しているって感覚が超絶に気持ち悪いんだよ。床が抜けて、バタバタ苦しんでる人間の姿が僕には見える。この国の人々はそう思わない人が多いけど。どこか自分のことではないって、都合よく、線を引いて考える。あいつは極悪人だから死刑になって当然だって。でもね。自分が暮らしていることと、今日壁の向こうで行われたことは地続きだよ。繋がってる。 誤解のないように伝えておきたいけれど、被害者の遺族が極刑を望む感情を否定しているのではない。僕にそんなことを云う資格はない。 起きてしまったことは元には戻らない。だから人間としてやるべきことは、「あのような事件」を二度と繰り返さないこと。そのためには首謀者たちの思考や言葉は極めて重要。なぜそのようなことになっていったのか、時代背景も含めて、きちんと検証しなければ被害者だって浮かばれないはずだ。 近年の彼は会話もできない状態だったと聞く。ついに事件の真相について「ひとことも」語られることなく、「平成のうちに」闇に葬られた。その事実に僕は暗澹とする。ほんとうに、それでいいのか、って。日本。 1995年。忘れようとしても忘れられない。イケイケどんどん。欲にまみれ、高度成長からバブルが終わって、なんとも言えない空気が漂っていたよ。センシティヴな若者はどう生きていいのか、悩んでいたよ。自分のことで云えば、なんとか正気を保っていられたのは僕には音楽があったから。そのおかげでかろうじて狂わずに済んだだけ。彼らをカルトとしてキチガイ扱いし、教祖たちを死刑にし、「平成のうちに」それですべてが終わるのなら、次の時代に、また同じようなことが繰り返されるだろう。僕はそのことに暗澹とするのだ。
レコーディング
7月5日 木曜日 曇り 毎日違う形で違う音楽に触れていられるのは幸福なもんです。 リクオからのオファーで彼の新作に参加。いいバンドだったなぁ。それぞれのパーソナリティーが音楽の風景に練りこまれていく。ロビーでプロデューサー氏のマネージャーに会ったら、なーんと昔わたくすをマネージしてくれてた女性で、会社を立ちあげ素晴らしいミュージシャンを抱える事務所の社長になっていたというオチまでついてた。 スティール・ギターのコースケくんは記憶が正しければ、その昔叱咤激励したことがあるんだけど、素晴らしいミュージシャンになっていて、それもまた嬉しかったよ。
ロックンロール・マナー
7月4日 水曜日 晴れ ロックンロールに生きてきたレジェンドのみなさんとのリハーサル。もはや言葉は不要。ロックンロール・マナーとしか言いようのないレベルの話。 何十年もかけて形成された生き方そのものが音に出てるから、いいとか悪いとかそんなレベルではなくすべてが圧倒的。 本番は7/7。是非。
経験という財産
7月3日 火曜日 晴れ テレビはあるけど、アンテナにつながっていない。サッカーを見るためだけにテレビを捨てずに取ってあるけど、結局見れない。笑。 さぁ、どうする?深夜3時だしなぁ。何人か友達に連絡したけど訪問するのは気がひけるしなぁ(結局、みんな僕のために用意してくれたらしいんだけど、ありがとね!)。クルマについてるテレビで見るか。でも、画面小さいしなぁ。 ん?そうだ。近所に冴えないホテルがオープンしたな。ビールを買い込んで急遽チェックイン。でもその前に疲れてたので気絶。そして午前3時から観戦。 音楽に人生が良くも悪くも見事なまでに投影されるように、サッカーとて同じ。スペクタルな人生のショーの交歓を見せてもらった感じ。勝敗ではなく、両チームとも素晴らしい人生じゃんって思った。だって、あんなギリギリの世界で凌ぎを削ることって、すっごいプレッシャーであると同時に素晴らしい経験だよ。 あと一歩、あと1センチ、そういうことが勝敗を分ける。それって情熱や経験の蓄積の差に他ならないんだろうね。 本田選手がアディショナルタイムにコーナーキックを蹴ったとき、日本は点を入れることと延長に持ち込むことに集中していて、一方ベルギーは完全にカウンターまで視野に入れていたんだろうね。キーパーがボールをキャッチして、カウンターに転じて日本のゴールに吸い込まれて、試合が終わるまで。冗談みたいな展開だった。10秒くらいの出来事。美しくて、恐ろしくて、残酷で、儚くて、やっぱり美しかった。すごいね! ただ、それだけの違い。わずか数十センチ。手が届くか届かないか。でも、これが経験という財産になるんだろうね。なんだか、清々しく感激したよ。 本質に生きてる人は美しい。僕もそうありたいって、ひどく刺激を受けたよ。敵も味方も関係なく気高い表情をたくさん見た。オレ、ビール飲んでて申し訳なかった。
職業・オレ
7月2日 月曜日 晴れ さすがにハードな日々だったかなぁ。灼熱の中で運動する気力も湧いてこない。そういうときは汗だくになって横になってるしかないね。飲み屋に行く元気もない。末期だねぇ。苦笑。ムチ打って筋トレくらいはするかぁ。 にしても。いつだって一番怖いのは人の口。言葉の圧倒的破壊力の前でただ、呆然とするだけ。まともに受けたら、とても立ってはいられなくなるから、ボクシングよろしくスウェイして身をかわす以外にできることはない。 でも職業・オレ。職業欄に「オレ」って本気で書きたくなるくらい。泥沼恐れて泥沼に入らないなんてのはない。泥沼上等、うなぎの一匹でも捕まえられるといいんだけど。触れないけど。笑。執着を超えた孤独の向こうには開かれた何かがあって、いつかたいせつな人に通底するものがあるって僕は信じてる。アーメン。