月別アーカイブ: 10月 2022

10月19日　水曜日　曇り　 　明日から、また旅にでます。股旅でごわす。各方面に迷惑をかけて、だいぶ元気になりました。これを機会に旅の方法を変えてみることにしました。 　今年のソロツアーはコのおかげでまったく行けなかったところから順番に訪ねています。とうてい全箇所は無理なんだけど、でもひとつひとつ、空白の時間をクリエイティヴに創造できたらと思っています。今年行けなかった町は来年行くからね！ 　京都、岡山、広島。会えるのを楽しみにしています。 　このところ、先輩たちが倒れるニュースが続いていて。順番から言って仕方ないとはいえ、身が引き締まる思いです。オレにできることは目の前のステージに全力を尽くすことだと思っています。コの間、生の音楽に飢えていた人たちは是非来てください。

10月18日　火曜日　曇り さて。HWの3年ぶりのツアー。福岡、京都、東京公演を対象にしたeプラスの先行チケット「プレオーダー」の受付を開始しました。ぜひ！   ———————     3年ぶりとなるバンド編成での全国ツアー決定！ eプラス先行「プレオーダー」受付中！ 山口洋、池畑潤二、細海魚からなるバンド編成で、約3年ぶりとなる全国ツアーが決定しました！ 宮城、青森、福岡、京都、東京をめぐる、全5都市6公演。 “over the thousand days” と題し、かの期間を乗り越え開催が叶ったこのツアーを、ぜひ会場でお楽しみください。 福岡、京都、東京公演を対象とした、eプラスの先行チケット「プレオーダー」の受付を開始しました。この機会にぜひお申し込みください！ ※仙台、弘前公演は10月22日(土)昼12時より一般発売（先着）となります。受付方法は発売日に当サイトで掲載します。 eプラス プレオーダー受付 (福岡、京都、東京のみ) https://eplus.jp/heatwave/ 10月18日(火)12:00～23日(日) 23:59

0月17日　月曜日　曇り　 　親にどんな愛を注がれたかってことが、子の人生に甚だ影響を与える。 　兄貴分は全米の少年死刑囚の写真を撮っている。犯罪の背景には必ず愛の欠如があって、なんとも言えない気持ちになる。どうにもできなくて、悲しすぎる。だけど、自分は無力だとは言いたくない。 　自分に照らし合わせてみても、よくわかる。誰もが知っている偉大な母を持つマブダチと、海を見ながらこう話したことがある。 　「オレたちさ、ぎゅっと抱きしめられたかっただけだよな」。それ以上の言葉は必要なかった。こころの奥底で互いにほんとうにそう思っていたからで、男子たるもの、こんなこと、おいそれとは口にできない。笑。 　DVの環境で育った子供が親になったとき、無意識に自分の子供にDVしてしまうこと。抗えない血はとってもやっかいだと思う。 　でも。抱きしめられたにせよ、そうじゃなかったにせよ。自分のLIFEを創るのは自分。親を教師としても、反面教師としても学ぶことはできるはずだから。自分がそれを乗り越えられたと思ったのは、徹底的に母親を看護して見送ったあと。世界に無償の愛がなくなって、呪縛からも解放されたとき。恥ずかしながら、うちのクソ母親に「産んでくれて、育ててくれてありがとう、愛してるよ」と伝えたとき。彼女は「あんたには負けた」と言った。此の期に及んで、断じて勝ち負けではないんだけど。笑。 　で、ようやく愛の意味が少しわかった気がした。求めなければ得られる。期待してはいけない。ちがうな。えっと、それは注ぐものであって、受け取るものではない。 　どうしてこんなことを書いているのかと言えば。身近にそれと格闘している人がいるから。表現悪いな、共生しようとしている人がいるから。それに気づいているのに見ないふりをしている人がいるから。 　善悪じゃないと思う。どんな生き方だってあっていい。向き合うも向き合わないのも自由。でも、ここは大きなポイントだってことは間違いないと思う。死ぬほど面倒臭いけどね。 　僕がショーン・ペンの映画を愛してるのは、彼が一貫して「魂の救済」について描こうとしているから。傷ついていない人間なんか、いない。そんなの人間じゃない。「赦す」ってことは一生かけてでも、向き合う価値があると、いつもショーンから教えられている。

10月16日　日曜日　曇り　 　創造力ってか、脳みそっが勝手にいろんなことを希求するのです。 　今、取り組んでいる曲にはどうしてもエレクトリック・シタールが必要だと脳が言う。調べてみると、15万くらいはするわけです。たった、1曲、ワンフレーズのためにそれを買うのか？探せば誰かギタリストのともだちが持っているのは間違いないけど、僕はこういう行為が嫌いなんです。 　どうしてって、僕のところにもときどきその手のオファーがあるけど、貸して気分がよかったことなんて一度もない。これ、本当の話。 　どうしても必要ならば、それを手に入れるってのが、最終的に音楽の質となって現れるのです。 　ところで、調べていくうちに、信号をシタールの音に変化させるエフェクターがあることを発見。買ってみました。経験から言って、この手のエフェクターの勝率は3割くらいですかね。もちろん本物には敵わないんだけど、本物にはできない使い方が面白かったりするわけです。 　というわけで、無尽蔵に楽器が増えていくのは阻止したいものです。 　先日、コータローくんとライヴをやったときに、彼はハコのJC（どこにでもあるクソアンプ）を見事なまでに使いこないしていて、びっくりしました。過日の郡山、おおはた雄一くんがJCを使っている現場にコーちゃんと訪れ、またしてもいい音を出している場面に遭遇。 　ふたりの名ギタリストがオレにJCでいい音を出す方法を教えてくれました。これ会得したら、楽なんだよなー。ライヴが。 　最終的にはシンプルなところにたどり着きたい。そう思うのでした。 　来週は京都、岡山、広島に参ります。中国地方は3年ぶり。みんなに会えるのを楽しみにしています。わんわんわーん。

10月15日　土曜日　曇り 腰痛じいさん、せめてちゃんと食事をしようと、にゃんとひさしぶりに本気でトマトソースを作りました。妙に保守的なので、余計なものは一切入れないのです。塩と胡椒のみ。それゆえ、コクを出すのはむっちゃ難しい。 プロがすごいのは調子が悪くても最低ラインのアベレージが高いってとこっすね。オレの今日のスコアは65点。素人にしちゃ、まぁまぁって感じかな。笑。 新しい民謡に取り組んでいます。プライベートを突き詰めるとパブリックなものに到達することがあるように、”ドメスティックの究極はグローバル”って言葉にまんま同感でございます。 音楽家として、この国の民がSurviveするのに必要なヒントって、そこしかない気がするんすよね。だって、民謡は幾多の荒波を乗り越えて人のこころにSurviveしてるんだもん。もっとたいせつに伝えていった方がいいと思うんよね。 そこに取り組んだミュージシャンがいない、とは言わないけど。どれもタッチが好きではなく。たいていベタベタしていて、ちっとも好きじゃない。もっと圧の弱い、隙間のある音楽にできたら、といつも夢想しておるのです。 なぜか見えるのはいつも日本海。正直、あんまり明るいイメージはない。山陰、北陸、東北と。でも、育った玄界灘も広義に言えば、日本海と言えないこともなくて、あの薄ら寒さ（けなしてませんよ）が決して嫌いではないのかなぁ、と思うのです。深層心理にそれは確かに根付いてる。オレ、太平洋沿いに住んでいて、それはそれでとっても好きなんだけど、「Heavenly」みたいな曲以外でそのイメージが湧いてくることはあまりないのです。不思議だね。ニンゲンって。 これ、砂山って北原白秋が遺した詩なんす。それに中山晋平さんが曲をつけた。山田耕作さんが曲を書いたヴァージョンもあるのですが、もうね、なんというか。素晴らしすぎる。こんなシンプルな言葉で、ここまで表現できるなんてね。 ええ、やらせていただきますとも。誰にも頼まれてないけど。笑。   砂山／北原白秋 海は荒海　向こうは佐渡よ すずめ啼け啼け　もう日は暮れた みんな呼べ呼べ　お星さま出たぞ 暮れりゃ砂山　汐鳴りばかり すずめちりぢり　また風荒れる みんなちりぢり　もう誰も見えぬ かえろかえろよ　茱萸原わけて すずめさよなら　さよならあした 海よさよなら　さよならあした  

10月14日　金曜日　曇り　 　某温泉地にて自分の修復をしておりました。 　すごい人出でした。でも、なんとか奇跡的にプライベートに湯治できる環境を確保できたので、入浴⇨寝る⇨入浴⇨寝る⇨食う⇨入浴⇨飲む⇨寝る⇨入浴⇨寝る⇨食う⇨入浴、って感じでアホみたいな時間を過ごしました。なんにもする気力が湧いてこないので、ずっとテレビをつけっぱなしにしていたら、本物のアホになりそうでした。笑。 　 　でもアースパワーは大したもので、自分で元気になる力をかなり上げてくれたと思います。とはいえ、まだまだ全快にはほど遠く、来週のツアーまでにはステージに立てる体にしなきゃなんで、各方面で不義理してすいません！引き続き養生します。 　あ。ひっそりと山間の美術館にゴッホに会いにいきました。それはとてもよかった。 　ところで、12月にショーン・ペン監督の新作が封切りになります。ウクライナのドキュメントと思っていたら、ショーンのファミリーを総動員しての新作。一貫して魂の救済をテーマに映画を創ってきたショーン。彼の映画の音楽を担当させてもらうっつー夢はじぇんじぇん諦めてませんよ。 　あ、老婆心ながらひとこと。SNSを見て、理解したような気になるのはとっても危険だよ。

10月12日　水曜日　曇り　 　自分の修復にでかけようと思ったのです。あちこち壊れていたので。 　昨日、仙台にいた頃から異変は感じていたのです。ホテルが高い。あのインバウンドまみれだった頃に状況は似てきてる。わたす、こういう旅行業界の節操のなさがほんとに嫌いです。 　旅が仕事の人間だっているのですよ。そうい人間を支えるのが旅籠の仕事でしょうが。 　軒並み、高い宿からソールドアウト。なんだか、状況がおかしい。 　調べたなら。アホ政府が急に言い出した「旅割」みたいなのが適用されたのね。知らなかった。ワクチン3回打ったら割引、みたいなテキトーな施策。なもん、アホ政府にいいように踊らされてて、わたしゃ言葉を失いましたよ。プライドないんかい！！！ 　STAY HOME、ようやく少しマシになってきたら、今度は出かけろだと。おまえの言うことなんか聞いてたまるか。もっと取り組まなきゃいけない根本的なことってのがあるはずなのに。 　とはいえ、ほんとに壊れてるので、近場で修復してきます。湯治です。おじいちゃん、、、。 　HWのツアー。オフィシャル先行ってやつが今日の23:59で締め切りになります。ぜひ！

10月11日　月曜日　晴れ　 　クレイジーな日々、なんとか駆け抜けました。朝起きたら、自分がどこにいるのかもわからないような日々。笑。さすがにボロネコになって新幹線に乗ってます。でも、各地で出会ったみなさん、ほんとうにありがとう！ 　コの収束がすこしだけ見えてきて、音楽を鳴らせるようになったのはいいんだけど、だからこそひとつひとつの音をたいせつに鳴らすべきなのに、音楽をとりまく仕事全体が雑になったと感じています。 　とっても嫌なのです。 　今だからこそ、ちゃんとやろう。って思う。ひとつひとつの音をたいせつに積み重ねよう。 　って、わかんないか。たとえば。 　セッションを任される。それは喜んでやります。でもね。サウンドチェックくらいはしないとバランスが取れない。単純に奇蹟を起こせる可能性が減るのです。 　今だからこそ、詰め込むのではなく、音と音の隙間をもっとたいせつにしたいと思うのです。全体として（オレは特定のフェスを揶揄してんじゃない）詰め込みすぎなんです。 　すこし、休みます。湯治、かな。笑。

10月10日　日曜日　雨 MY LIFE IS MY MESSAGE 2022、たくさんの人々の力を借りて、今年も開催させていただきます。   山口洋が主宰する福島県相馬市応援プロジェクト　MY LIFE IS MY MESSAGE。今年も音楽を鳴らします。 [keep thinking]思い続けること… 昨年に続き無観客生配信ライブ　山口洋×仲井戸”CHABO”麗市 そして2011年からずっと、愛とパワーを送り続けてくれている矢井田瞳さんと 有観客ライブ＋生配信という形で 2日間に渡り開催いたします。サポートTシャツ付チケットも今年は用意いたしました。 ご来場、ご参加　お待ちしております。 MY LIFE IS MY MESSAGE。の 活動内容はこちらでご確認ください。→http://mylifeismymessage.jp 無観客生配信ライブ MY LIFE IS MY MESSAGE2022 山口洋(HEATWAVE)×仲井戸”CHABO”麗市 [keep thinking] 2022.11.11(FRI)Open18:30-Start19:00 [配信日] 2022年11月11日（金）Open18:30-Start19:00 [アーカイブ配信期間] 11月11日（金）～11月17日（木）23:59 … 続きを読む →

10月9日　日曜日　晴れ 本日72歳を迎えた我らがCHOBOさんの誕生日をたくさんのミュージシャンでお祝いする1日です！ 福島県猪苗代湖にて。