チャレンジャー、その後

3月12日 水曜日 雪

「オマエはアホか」とたくさんの人に云われながら、3日前からスノーボードを始めました。50歳になったのをきっかけに(まさか南育ちの僕がスキーで崖を滑るなんて5年前には考えてもみなかった)、まったく出来なさそうなことに挑戦してみたかったのです。

僕は運動が大好きで、恐怖心もあまりないんですが、横に進んだことがないのです。スキーだって正面から落ちていく訳で、50を境に横に進んでみたくなったんです。そして、またゼロから物事を始められるってのは素敵だな、と思ったのです。ビギナーしか味わえない「何かに」ひじょーに興味があります。きっとそれは真理です。ミュージシャンとしても、いつまでもビギナーの気持ちを忘れたくない。

スノーボ一ドは一見チャラチャラしてるんだけれど、その実とんでもないスポーツだってところに興味があったのかな。スキーよりも確実に個性を発揮できそうなところもね。ルールはオレ、みたいな。僕はスキー、大好きですけど、ちょっと堅苦しいところもある。何だか「型」みたいなものがあるんです。それが嫌い。無茶苦茶でいいから、もっと自由になりたい。今回、とある人物からもたらされた、スキーの奥義はとてもシンプルなものでした。シンプルだからこそ、奥が深いのです。能書きじゃない、少なくとも僕にとっては。

「3日は覚悟しとけよ」という言葉の通り、意味不明なほどコケました。もうおそらく、人生でこれ以上コケることはないでしょう。特に逆にエッジが入ったときにコケ方はアメフトの選手さえ「こんなタックル受けたことがない」とのたもうほどの理不尽さだそうで、一瞬、何が起こったのか不明です。

ガキの頃、喧嘩が強い奴と闘ったときの感触と同じっす。パンチはまったく見えず、気がついたら失神してた、みたいな。おまけに緩斜面の方がよっぽど危ない(ここで解説しても意味ないのでしませんが)ってとこも理不尽さマックス。無駄に根性だけあると、ほんとうに心が折れそうな瞬間があります。

とにもかくにも、3日でおそらく100回くらいコケて、吹っ飛ばされて、首、腕、腰、背中、腰、お尻(僕はお尻に肉がないので、ほんとうに痛い)、太もも、足首、エトセトラ。全身打撲状態です。笑。ほぼ老人。痛いにも程があるぜ、まったく。

でも、折れたり、切れたりしてないんで、ご安心を。

空をこんな風に見ること、ないよねぇ。痛いだ、これが。

空をこんな風に見ること、ないよねぇ。痛いんだ、これが。

手首もちゃんとガードしてます。まじ、危ない。

手首もちゃんとガードしてます。まじ、危ない。

これがプレゼントされなかったら、今頃僕のお尻は裂けてたと思う。笑。

これがプレゼントされなかったら、今頃僕のお尻は裂けてたと思う。笑。

いったい、何を目指してるんだろうなぁ。

いったい、何を目指してるんだろうなぁ。

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チャレンジャー、その後 への3件のコメント

  1. Y. Omori より:

    1枚目の写真、すごい。どうなってるの、って感じですね。今日もチャレンジャーで良い1日を!

  2. Koike より:

    腰を半端なくやられたようですね。この1ヶ月ある資格試験のため勉強してましたが、不慣れな分野で何度もぶちのめされました。60点でパスできるのなら100点なんかクソくらえでいい、という言葉に励まされました。スケールは全く小さいですが確かに新しいことは刺激的!

  3. たづ助。 より:

    いつまでも目指すものがあるのは素晴らしいと思います。
    挑戦し続けるのも素敵なことです。
    自分から得に行くものには、必ずなんらかの成果が
    あると思います。

    とにかく、怪我のないように。それだけです(笑)

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