親と子

6月24日 水曜日 晴れ

海の向こうからやってきた、実際のところ息子みたいな奴と数日を過ごす。無理にでも時間を作らなければ、日々に忙殺されてしまうだけなので、往復700キロをぶっ飛ばすのも、会話のためだと思えば、何てこともなく。

若きウェルテルの悩みは世界共通。時代がどうであれ、不変かつ普遍。僕は子育てをしたことがないので、数日とはいえ、いろいろと逡巡するわけです。あー、これを食べさせなきゃ栄養足りてねーぞ、とか。笑。結論から云って、子育てとは途方もないことで、数日とはいえ、育てられているのはこっちの方だってことに気づくのです。

ウェルテルを観ていて思うのは、ある種の人間にとって、生きている実感とは「自分の行動が、どう世界にファンクションしているか」ってことなんだなぁ、と。おまえ、殆ど出来てんだよ。あと、一歩だよ、そこを一歩踏み出す勇気みたいなもんなんだけどなぁ。そこが、そこがよぉ、大きく分かれるポイントなんだよ、と喉元まで出かけたことばを引っ込めるのがもどかしい。でも、それは自分で見つけることだし。

「意見というものはどれほどよいもので、筋道立っていても、それは真実ではない。意見は常にその当人の属している文化や受けた教育、知識によって偏り、色づけられている」。by クリシュナムルティー

その通りだね。自分にも、他人にも。

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