カモ

1月10日　日曜日　曇り

クソ忙しい最中。クルマのアラートがついた。「ブレーキパッド摩耗、今すぐ近くのディーラーへ」。カモられると思った。「すいません、忙しいので早く治してください」。預けて周辺をプラプラしていたら、電話が三回。僕はブレーキを踏まない男で有名なのだ。ほんとの話。パッドは前輪だけ、後輪だけってこともある。電話が三回、アゲイン。「前輪アウトです」。「後輪アウトです」。三回目「ディスクローターもアウトです」。もう反論する気力を失っていた。鴨だ。オレはいつもかもだ。かもかも？

オレはブレーキの値段とは思えない金額を払って帰ってきた。街のみんなに会って「オレは鴨だ」っちゅー話をしたら、「ヒロシさん電話代幾ら払ってます？」。ちなみにオレは電話をしない。嫌いだから。実際のところ、1週間に1回電話するかどうかだ。で、払っている金額を話したら「ヒロシさん、鴨です」。居合わせた誰よりも電話をしないオレが一番高い金を払っていた。かもかも？

もうすぐ引っ越しをすることになる。引っ越し屋のいいなりになっているっちゅー話を以前池畑さんにしたら、怒られたことがある。「こんな風に云ってみなさい」。云われた通りに云ったなら、いきなり半額になって腰を抜かしたことがある。じゃぁさぁ（はすっぱに）、いったい見積もりって何なのさ？

要するに世間知らずの鴨です。こういうとき、本気で電話を捨てたくなる。さいきん、電話を持たないともだちに会って、密かに憧れてる。捨てちゃう鴨。

そんな鴨に母ちゃんのストラップ、修理して送ってくれた人が居てね。職人の仕事と、そこに添えられた手紙の内容に感激。鴨、泣いちゃうよ。えーん！

ほんとうにありがとう。一生、たいせつにするね。

鴨、感激！