ラビッツ、旅路の果て、大阪にて。

7月1日 金曜日 曇り

誰かと演奏するってことは、いつもと違う自分を発見するってことで、誰かにそれを引き出してもらう代わりに、自分も相手のそれを引き出さなきゃいけない訳で、おかぴーと僕は何故それが出来るのか、何となく考えてみたなら、エゴっつーか、自己顕示欲はもちろん人並みにあるのだが、そんなものを超えたところに、彼はオカピー然として立っていると云うか(説明になってないか)、ベリー・ナチュラルであるがゆえ、僕は何だかお母さんみたいな気分になるのである。「いいのよ、雄一、スープこぼしても」みたいな。つーか、楽器を鳴らすと云う意味では、彼は間違いなくプロフェッショナルで、それは心で演奏しているからで、殆ど無意味なこだわりがまた、意味のあることなのである。

今日はツアーと違って、おかぴー主催のライヴなのだからして、僕はうな重で云うところ山椒みたいな役目。おかぴーは柄にもなく、うなぎであろうと頑張ってくれるのだが、それが似合ってないところが実に素晴らしい。このようにジャズ的感覚で、毎日違うハードルを超えられる相手はなかなか居ない。今日もおかぴーは「じゃ、二部の一曲目は、不思議なくらいっつー曲で」と、さも、かつて演奏したかのように云うのだが、俺、やったことないっつーに。でも、何も問題ないどころか、あの演奏は二度と出来ないだろう。瑞々しいのだ。

何だか、激しくも、愉快な日々だった。シリアスすぎる自分をやんわりとおかぴーにマッサージされた、そんな日々だった。ありがとね。オーディエンスは愉しんでくれたかな?次のラビッツは某フェスになると思います。決まったら、アナウンスするから、是非きてね。

おかぴーカフェ疑惑。小倉の某カフェにて。

おかぴーカフェ疑惑。小倉の某カフェにて。

スーツケースが同じものだった。

スーツケースが同じものだった。

おかぴー、リハーサル中。

おかぴー、リハーサル中。

多分、死ぬまで一緒に演奏できると思う。

多分、死ぬまで一緒に演奏できると思う。

律儀なthe boomの栃木さんが来てくれました。明日から大阪2daysだそうです。僕と彼の年齢を足したら、99歳になってしまいました。

律儀なthe boomの栃木さんが来てくれました。明日から大阪2daysだそうです。僕と彼の年齢を足したら、99歳になってしまいました。

 

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ラビッツ、旅路の果て、大阪にて。 への3件のコメント

  1. まっけん より:

    大阪とても楽しかったッス!おおはたさんの休日のまどろみ中な雰囲気にも遠慮なしに男の汗をぶちまける山口さんのギターが大好きです!伝わらないかもしれませんが一応最大限に誉めてます。

  2. ファンタグレープ より:

    日本のチャーリー・ワッツ!栃木祭り見たい!(笑)

  3. 愛犬ちゃむー より:

    大阪のライブ行きましたよ~♪おかぴーさん主催という事でしたが、勿論、私は、山口さん目当てで行きました。『ラビッツ』最高でした。本当に行ってよかったです。山口さんの肉食系!?とおかぴーさんの草食系な感じが、ちょうど良い感じに混ざりあってて、魚さんとは、また違った感じに出来上がってて、ほとんど即興的に演った曲もあったみたいで、本当に驚きました!さすがお二人とも、プロフェッショナルですね!アッパレ!と言わんばかりでした。やはり音楽の力は凄い!と圧巻な夜でした。
    ただ一つ、残念なのは、キャンドルが売り切れで、買えなかった事です。通販でもいいから売って欲しいと思いました(T_T)。

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