綱を渡る日々

7月7日 木曜日 晴れ

七夕かぁ。俺の願い?そ、それは秘密。ちゃんと海沿いを爆走しながら、宇宙にお願いしたよん。お願いした分、オレも本気でやりますから、どーぞよろしくってね。

今年ほど計画を立てても、何の意味もない年はない。さぁ、いよいよHWのニューアルバムだ、とか、海外に出るぞ、とか鼻息も荒く意気込んでいたが、何のことはない。この四ヶ月、いやずっとそうだったのかもしれないが、高いところに張られた、いつ切れるとも分からない綱の上を渡っている、そんな気分。進んだ以上、落ちずに渡りきるしかない。もう戻れない。アーメン。やっとのことで、ひとつの綱を渡りきると、次の綱が待っていて、同時に二つの綱は渡れないからして、またかなり命がけで、明日に向かっていくのだが、意外に嬉々としている自分を見つけて、お前はアホかと突っ込みながら、落ちないように足を進める。もはや、収入が、とか計画が、とか考える暇もなくなったが、これがまた嘘みたいにどうにか生きられるもので、要するに、自分が正しいと思った方向に全力で行く以外に道はなさそうだ。守らなきゃいけないものがないっつーのは、つまりはそういう役目で、起きていることが未曾有なのだから、自分の日々がそうなるのはある種必然。要するに、死ぬときに後悔するのだけは避けたい。ただし、無駄にトシを喰ってる訳ではないからして、執拗に、狡猾に、健康に気をつけ、笑いを忘れず、巨大な敵を心眼でしかと捉えて進むつもりではある。つまり、何のかんの云って、充実してるのかもしれん。エマージェンシーの際は、ほんとうの友達とそうじゃない関係っつーのも、実に見分けやすいし。

計画には意味がない、アゲイン。状況に甚だ翻弄される。戦後の矛盾が一気に萌芽しているのだから、それもまた仕方なし。振り回されながらも、落ちないようにしがみついて、渡りきるのだが、これがまた嘘のように次の綱が用意されていて、ハードルは更に上がっているのが常。まったくよう、と思いながらも、上等じゃねーかと、はすっぱな言葉と共にメラメラと湧いてくる無意味な闘志に翻弄される日々。

今日は打ち合わせをした。6/14がvol.1なら7/22の福島県相馬市のイベントがvol.2で、9月にはvol.3をやるつもりだ。おいおい、もう三ヶ月ないぜ。でも、居合わせた全員がリスクをしょって行くと云うのだから、そりゃまた行くしかなかろう。つーか、新しい綱を張ってんのは、自分たちじゃね、とも思いながら。そのコンサートを実りあるものにするために、どーしても参加して欲しかった素晴らしいミュージシャンを思いついたので、移動中に捕まえて、ちょっとだけ恫喝した。綱を渡るってことはヤクザな稼業なのである。ごめんね。

はてさて。魚先生と僕。「speechless」追加公演で明日は那覇、明後日は石垣島に渡ります。魚先生には「島サンダル」をプレゼントしてライヴに臨みたいと思っています。ばくはつするぞー(ひらがなで)、是非。

それから、夏のフェス第一弾。骨を折ってくれたであろう関係者諸君。サンクス。
バクハツスルゾー(カタカナで)、是非。
——————————————————————————-
山口洋と細海魚が
「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO」に出演決定!

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO
8月12日(金)・13日(土) 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ
山口洋/細海魚は、13日のBOHEMIAN GARDENに出演します。
その他詳しくは、RISING SUN ROCK FESTIVALオフィシャルWEB SITEを
ご覧になって下さい。
http://rsr.wess.co.jp

強風に舞う砂にまみれながら、今日も走るとですたい。

強風に舞う砂にまみれながら、今日も走るとですたい。

あんた、いいケツしとるね。

あんた、いいケツしとるね。

何処を観とるとね?

何処を観とるとね?

凛々しいちゃぁ、凛々しい。(博多弁)

明日ね?

fly into the sun

fly into the sun

風にはなりたくないけど、風に乗りたいとは思う。

風にはなりたくないけど、風に乗りたいとは思う。

雲はもう夏のそれだった。

雲はもう夏のそれだった。

全身脱皮中。

全身脱皮中。

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

綱を渡る日々 への1件のコメント

  1. anemone より:

    相馬でのフィルムコンサート決定、本当に嬉しい!
    昭和の復興を支えた彼女の歌の力は
    おじいちゃんおばあちゃんに大きな笑顔を咲かせるね。
    きっと会場大合唱だろーなー。

    ほんの微力ながらも、このプロジェクトに参加出来ている事は
    自分が正直に進んでいる証でもある。
    洋さん達がもし高い綱の上から落ちる事があっても
    地上には柔らかな草が沢山生えていれば大丈夫って思う。

    毎日ゴキゲンにトートバッグを下げて出勤し
    これからも自分に出来る範囲での支援を継続し
    このプロジェクトにも参加していけたら嬉しいな。

    22日のイベントの成功を星に祈ります。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>