7月8日 日曜日 晴れ
わたくす、時間を見つけては「山口洋の頭の中のスープ」というアルバムを制作しておったでござる。
これはHW倉庫に眠っている膨大な音源の中から面白そうなデモのテイクを集めたもので、1980年、若干17歳の演奏から現在に至るまでHWの歴史、全23曲がぎゅーぎゅーに詰まっております。その17歳のテイクは自宅でカセットデッキを二台使って、ドラムからギターまですべての楽器を自分で演奏してるものなのですが、見事なまでにHWテイストが刻まれていて(まぁ、歌は聞くに耐えないんだけど)我ながら、アホみたいに筋が通っていることに呆れました。
それぞれの曲がのちに作品として昇華される過程がよくわかります。ボツにされる意味も。僕の脳ミソの中が手に取るようにわかる作品です。とはいっても、歌詞がついていない状態でハナモゲラで歌っているテイクなんてのもあるので、コアなファンにしかお勧めしません。逆に言えば、コアなファンは楽しめると思います。たぶん。
なので、作品というよりは物販として愉しんでください。ライヴ会場と通販のみでの販売です。流通はしません。
とっくにプレスは終わっているので、今週の13日の藤井一彦とのライヴから手にしてもらえます。通販は今から手配します。ちょっとだけ待っててくださいまし。
でも、作ってて、愉しかったっす。デザイナーも今回はコラージュで思いきり遊んでくれました。山口洋による解説(ライナー)がついています。¥2,500です。
じゃ、1曲目に収録されている、「Nobody In The Garden」を聞いてください。この曲にはこんな解説がついています。
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Nobody In The Garden (1999年、35歳)
1999年、宮城県蔵王町にある廃校になった小学校(最後は牛舎だった)に録音機材を持ち込んで録った。とは云え、持っていたのはYAMAHAの24chのアナログミキサー、ADAT(8ch)のレコーダー、dbxのコンプ、リヴァーブ1台、マイクが数本という実に貧弱なもの。
都会のスタジオに辟易としていたのだと思う。自由に音楽を創作したくて、このようなアナーキーな環境で果たして録音ができるのか試してみたかった。メンバーとは寝食をともにして、食事も僕が作って、よく飲んで、よく笑った。アナーキーだけれど、音楽に集中できて愉しかった。つくづく、自分がアウトローなんだとも思い知ったけれど。後にNHKのアニメ「ヒヲウ戦記」のサントラはすべてこの環境で録音された。機材はレコード会社からのアドバンスですべて買い揃えた。思えば、音楽がまだリスペクトされていた時代だったのかもしれない。レコード会社は僕を信じてくれて、何ひとつ注文することなくすべてを任せてくれた。
この曲のパーソナルは伴慶充 (Ds)、山川浩正 (Ba)、残りのすべての楽器とヴォーカル、ミキシングは僕。コンピュータ・ミキシングもできなかった8chにしてはよくできていると思う。のちに歌詞やアレンジに大幅な変更が加えられ、現在のHWメンバーで録音され、アルバム「Long Way For Nothing」に「誰もいない庭」として収録された。
∑(゚Д゚)これは、欲しいっ!早く欲しいっっ!
あいじわいます!
このスープ、早く食べたい。先般公開された「放浪の星」がいたく気に入り、スマホの着メロにしています。14秒当たりで山口さんの野太く低いイェーが他人に聞かれるとコッパずかしい(笑)
このジャケは恥ずかしくない!いい意味予想裏切った!ガンボスープだね、きっと。ドンと!
祝アルバム完成。
バイオレンスが今にも起きそうな、ハッチャケたポップアートっぷり。
ごちゃまぜに煮込んだガンボスープのようなジャケット。かっこいいすっよ。
きっと曲達もごちゃまぜに煮込んであるのかな!
わぁっ❣ジャケットも素敵♪ 楽しそう❣
HEATWAVEの歴史を辿りながら、全てが美味しくて味わい深いスープな気がする~♪
解説も嬉しいです。待ち遠し~~~い❣♫(*^-^*)
いいですねー。スープ。
ソースだと別なものになっちゃうので。やっぱり、スープ。
変わらないものと変わるもの。ありますねー。
山口さんの声や顔も、20代30代40代と違うんですよ・・・笑。
私は、血の気の多い30代前半の頃が好きでした。
もちろん、今も!
なんてこったい。アニキ!
いつか、なにか一緒に仕事がしたい。
夢見て、日々精進します。音楽としてだけでなくて。英知の限り。
叶わなかった夢の跡を。取り戻す時があると信じて。
ファン歴の浅い私にとっては
HWの歴史がぎゅっと詰まったアルバムを聴かせてもらえるのは
この上なき幸せ感謝申し上げまする(笑)
ジャケットもいいですね!
洋さんと猫と太陽の塔のトライアングルが
特に好きです。
アナログ盤の大きさで飾りたいくらいです。
かつてない作品!こんな面白いCDを出すアーティストはいないでしょう!
YOUR SONGSライブやこのCD,最近のヒロシさんは色々面白いっす!
解説があってこそだと思うので、曲と同じくらい解説を楽しみに買いたいと思います。
通販のアナウンス、待ってますよ~
山口洋の頭の中のスープ、体に良さそう~!!元気になれそ~!!
ライブで購入できると聞き、またうれし!
ちなみに、「Nobady In The Garden」は、廃校になった学校の校庭だった?解説を読んでなるほどと思いました。違ったらごめんなさい。でもはじめてリクエストしたのがこの曲で、私は勝手に自分のことに置き換えて「だれもいない自分の家の庭」を想像し、勇気をもらい、そしてリクエスト曲に選んでました!これからのわたしの応援歌になりそう、、、ううっ。
聴くのも、読むのも、今から楽しみです。
追伸
ジャケットを見ていたら、太陽の塔を見に行きたくなりました。
35℃、暑かったけど、木陰のベンチは風も気持ちよくて、そこで聴くこの曲は優しい気持ちにさせてくれました。
今日もいい休日を過ごせました。ありがとうございました。
こりゃあ、元気になるスープですね。
早く飲みたい♪
初めまして
山口洋さん、ファンの皆様、ルールを破り締め切りを過ぎたリクエストをすることになり申し訳ありません
親が患っていた病気が快方に向かい始めた事をきっかけにして、一度は諦めていた山口さんのソロライヴをやはり観に行きたいと思うようになり今日チケットを取りました
こういう場合リクエストせずに黙って参加するのが良いかもしれないのでは?と自分自身でも思う面がありますが、欲深い自分も居て「山口さんに自分のメッセージを初めて届けてみたい!」という強い衝動に突き動かされてルール違反のリクエストをしようと決めてしまいました、本当にわがまま申し訳ありません
1:福岡ROOMS
2:福岡
3:クワイン、30代、男性
4:不屈の星のハートビート
5:20代前半の自分はまだ洋学専門リスナーでした
SNSでロバートクワインやルーリードについていろんな方々とやり取りしていた時に「クワインもルーも好きならヒートウェイヴっていうバンドがいますよ、Vo.の山口洋さんのラジオ番組でクワイン特集をしているページもあるので見て下さい」とおすすめしてくれた、後に友人となる大事な人との出会いがありました
彼とHWとの出会いで邦楽への関心が日に日に高まってゆき、HWに関連がありそうなグルーヴァーズやニューエストやSION(クワイン、細海魚さん繋がり)やThe Coverなどの音楽も聴くようになり自分の聴く音楽がグッと豊かになりました
ある日、ネットで動画を漁っていると見た事がないHWの動画がアップロードされていました
それが「不屈の星のハートビート」でした
FDHのキャップを被った山口さんがグレッチをかき鳴らす姿に自分の中にある野生の勘が反応しました
「これは失ってはいけない大切なものだ!」
まだロックンロールの素晴らしさを分かっていなかったパンク青年にロックンロールの素晴らしさを伝えてくれた至高の一曲です
残念ながら動画は直ぐに削除されてしまいました
シングルのハピネスもなかなか手に入る機会がないままそれから10年ほど年月が経ってしまいましたが、むさぼるようにして見た記憶を何度も反芻し続けています
去年のNEW ALBUM TOUR “CARPE DIEM”の時に山口さんはダックウォークをしながらグレッチをかき鳴らし、「チャックベリー死んでしまったけどHWがまだおるけんね!!」と言い放った時に「ロックンロールは最高だ!やっぱり不屈の星のハートビートを生で見たい!」と強く思うようになりました
セットリストになかなか入らない一曲ですがどうかよろしくお願い致します
『山口洋の頭の中のスープ』
福岡ROOMSで購入したいと思います
新たな刺激を与えて下さってありがとうございます
『山口洋の頭の中のスープ』って題名がゾクゾクします。ここからコアです。(笑) 曲目が英語で書かれているんですね。DEMO曲。洋さんのソロライヴに行った時に聴いた曲です。「家族」がテーマだったようなぁ。
カセットデッキで宅録?廃校で録音?自由に演奏されていたんですね。まだ知らぬHEATWAVEの歴史。エピソードも楽しみにしています。
どんなスープの味がするのかニャ~◎食べてみたいワンっ!
この夏のソロライヴに一緒に伺う親友が、こう、申しておりましたよ。
『気づいた!
山羊 ≒ 山口洋 ⇒ 山羊の頭のスープ ≒ 山口洋の頭の中のスープ
芸が細かい!!』
ゴキゲンなタイトルだなって僕も感じたよ!
ブートレグのように、シリーズ化して欲しいな。