未来

7月10日 土曜日 晴れ 

 少し真面目な話を書くね。

 僕には子供がいないから、実際のところどうするのかはわからない。でも、この状況を子供になんて伝えたらいいんだろうね?

 アンダーコントロールって、首相は言った。そして「おもてなし」だって言って、裏金を使って誘致した。次に復興五輪だって、やつは言った。誘致を始めたのは震災の前なのに、だよ。それからコロナに打ち勝った大会にするって。打ち勝てないのがわかったら、コロナと戦う大会にするって。死んだ目をした次の首相は言った。困窮してる人間より、スポンサーとIOCに気を使って、感染対策の失敗を飲み屋に押しつける。

 度重なる自粛の要請に保障なんてないに等しい。フェスは微妙なプレッシャーをかけられ中止に追い込まれ、メディアはいつも及び腰。大手メディアはスポンサー様だからね。骨のある記者なんてほぼいない。記者は勇気ある独立した人間のツイートなんかを引用する。自分の名前で、自分の責任において、自分の意見を書けよ。

 誰も責任を取らない。

 これ、子供たちになんて説明すんの?オレはできないよ。運動会も修学旅行も自粛でしょ?なんでオリンピックだけオッケーなんだよ。大人は嘘しかついてないじゃん。

 構図は震災の後と同じ。ありえない。

 むろん、自分の不甲斐なさにも思いっきり腹が立ってるよ。どう生きるのか問われてると思ってる。

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未来 への10件のコメント

  1. チャロ より:

    どうにもやるせない世の中に憤り、もやもやしている時に、大変理不尽な目にあい、寝れぬ夜、心の置場を探して山口洋さんの歌を聴きました。海の波のように心を洗ってくれました。音楽は、こんな理不尽な時にこそ、心を救ってくれます。山口さん、とても感謝しています。私は山口さんと一緒の空気を吸っていたいと思います。

  2. ヨコチン より:

    僕の子供たちはもういい歳なので「お前らナメられてっから少し怒った方がいいぞ」くらいにしか言ってませんけど、もっと小さいお子さんに対してはどうなんでしょうね。僕なら一緒に考えるかな、カッコつけずに自分の中の葛藤も話しつつ。
    ただ、五輪で莫大な利益を上げる(た)であろう電通やパソナの社員、政治屋さん達にも人の親はたくさんいると思います、その人たちはもしかしたら子供には「とりあえず寄らば大樹の陰だぞ」「長いものには巻かれとけ」なんて話しているのかも知れませんね。
    僕自身の話をすれば、一流企業のモーレツ社員だった父親からも「大樹に巻かれろ」的な教育しか受けませんでした。死ぬまで自民党推しの人だったけど、今生きてたらどういう物言いしたんだろ?なんて少し意地悪な想像をしています。

  3. そばや より:

    死んだ目をした首相とオリンピックとコロナのせいで、高齢の親父が益々、自暴自棄に陥ってしまってます。健康年齢がホントは5年保つのが3年しか保たないかもしれません。首相、弁償してください。怒。
    不安定感をばら撒き、後手後手で、泥縄の話でばかり。情けない話のてんこ盛り。
    子供たちはよくやってる。凌いでいる。それに引き換え、情緒不安定を他人にぶつける理詰めの人たち。大人たち。人を呪わば穴二つ。私は、真夜中のたらればで一層疲れ果ている…
    今も押入れから1989年頃のROY ORBISONとDIONを引っ張り出して聴いてる。美しく軽やかで心に沁みる。この世界のどこかに信じるに値するするものはあるはず。そう願っています。7/24のライヴも楽しみにしています。

  4. そばや より:

    訂正、7/23のライヴですよね、すみません。文章もところどころおかしいですし。そちらもすみません。

  5. にゃあにゃあ。 より:

    非道なオリンピックを何がなんでも強行するつもりだったのなら、じゃあなぜ、ワクチン接種をもっと周到に準備して進めなかったのか?
    理解に苦しむ。
    ワクチン担当大臣が「プロジェクトXみたいな仕事」と意気込んだ時点で、その思い上がった表情にイヤな予感しかなかったけど、案の定、それには程遠かった。

    小学生の姪に、音楽の時間は歌えなくてどうしてるの?と聞いたら、「うちのクラスは合奏が得意だからみんな演奏で盛り上がってるよ!」とケナゲにも。
    卒業生の合唱は、式が終わってから屋外で。
    「全員そろっての練習は2回しかできませんでした」と挨拶してから、皆でマスクをして涙を流して歌っている映像を見て、胸が痛んだ。
    給食は、もちろん皆んな個別の机で前を向いて、黙って食べていると。
    せめてワクチン接種がもっと進んでいたら、この猛暑の中、小さな子供たちをきゅうくつなマスクから解放してあげられたのに。
    土石流と相次ぐ豪雨災害と感染症蔓延の中でのオリンピック強行。
    子供でも分かるくらいの無慈悲で理不尽な史上最悪の政治は、彼らの目に、ありのままの酷さで映っているのだろう。

  6. 内山五月 より:

    思考なき中立。みたいな世間。
    オリンピック開催ももうしょうがない、的な。
    しょうがない。しょうがない?
    普通の事だと思って書いた(Facebook)政権批判に幼馴染の新聞記者が左翼的な事書いてたね(笑)って。
    山口さんが、真面目な事書くね。って初めに書かなくても良い世の中じゃないとおかしいと思う。
    政治の話は生活や自分や子供達(自分にも子供は居ませんが)の未来の事と同じだと思う。
    まとまらないけど、今日のダイアリー。自分が思ってた事を文章化してくれたみたいで嬉しかったです。
    ライブ楽しみにしてます。自分の写真使われてたら嬉しいなー。

  7. Masako より:

    未来。NICE DREAMもいい言葉ですね。
    ニュースで子どもたちのオリンピック観戦中止に対するインタビュー。「コロナに感染してしまうかもしれないから…」何も知らないから、本当に楽しみにしていたと思います。
    美容院での会話。先生をしてる方が「コロナだから、遠くへ行けないからどうすればいいかなぁ?」と問いかけると、「町を探検する、湖の畔に行こう、でも、危ないから止めよう。」たくさん答えがあったようです。子どもたちは私たちより賢いのかも?2週間、地元に待機することが出来なくて、成人式に参加出来なかった成人たち。学校行事冊子にはマスクしてる写真。受験や就職活動も、大変だったと思います。友人の子供が東京で就職。姪も東京で音楽活動を続けています。
    世界にはたくさんの子どもたちがいます。少しでも良い環境、良い未来への道をつくらなければ、残さなければ。時代錯誤。新しい物が増えても、人間の意識が変わらないと、未来は…。New World!の言葉と共に。未来に夢や希望がたくさんあるのだから。

  8. パンとサーカス より:

    子供のころ、太平洋戦争の話を聞いたとき、日本はどうして勝てもしない戦争に突き進んでいったのかを学んだ。天皇制の問題、憲法の問題、文民統制の問題、戦後さまざまな点が改善され、戦前のようなことは起きないとも習った。そんなこと嘘っぱちなことをコロナ禍が露呈した。マスコミも含め権力は絶対的に腐敗する。個人の自由を侵害するものは、理由が何であれ、疑ってかかるぐらいがちょうどよいのかもしれない。

  9. 中村文弥 より:

    洋さんの「少し真面目な話」は、何となくリズム感良く読めてしまうのは、私だけなのでしょうか?ストンと胸に収まる表現と言葉のリズム。そのまま楽曲になりそうなアウラを感じます。「こどもたちの未来へ―ー少し真面目な話」なんていうタイトルの曲を連想してしまいました。洋さんの手により、成就されればと願っております。政治経済の出鱈目は、今なお修復可能なのでしょうか?そう、考えこんでしまいます。

  10. Daisy より:

    自分の子どもの小学校は、運動会も修学旅行もGoです。(修学旅行は昨年は無し。)
    もっと気になるのは、あの先生引率による五輪の『学校連携観戦』です。ウチの小学校は希望者のみだそうですが。
    先生たちも、校長<市町村教育委員会<都道府県教育委員会<文科省という力関係の下で苦労されているのでしょうが、こちらもため息とぶつける先のない怒りです。
    子どもに「この五輪はこんなに汚れてるんだよ」という話をすると家人に怒られたりして。

    いつも、ヒロシ兄さんを始めアーティストの方々から力を注入してもらっていますが、自分から力を生み出せないか、50歳になる夏に、もがくつもりです。

    いつもありがとう。

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