7月15日 木曜日 晴れ
G.Yokoの1st Album “Survive”、本人たっての希望というより、夢を実現するため、アナログ化を進めてきました。
書くとこれだけのことですが、なかなかハードルは高いのです。できるだけ安価で、できるだけいい音で、手に取ったときワクワクして、針を落とした瞬間に感動してもらえるようなアルバム。これを機会に少しデジタルを離れて、アナログに戻る時間を作ってほしい、とか。
なので、いつものごとく、結局のところ全力投球とあいなります。笑。
アナログ盤が音質を保ったまま収録できる時間は片面20分。なおかつ、レコード盤の最初と最後では音質にかなりの差があるのです。激しめの曲がほぼ最初に収録されているのはそういう理由だったりします。
なので、本人に曲順を再考してもらい、別テイクも収録し、収録分数ギリギリに収めるため、編集し、新たにアナログ用に1週間かけてマスタリングを施し、素晴らしかったソニー録音部の最後の生き残り、エンジニアの森岡さん監修のもとフィニッシュしました。
んー、俺たち天才と嘯いていたとき、プレス工場からラッカー盤(製品になる前のテスト盤)が送られてきました。僕らはmade in Japanにこだわってます。海外プレスの方が安いんです。でも、日本の技術力を信じたいじゃないすか。こんな世の中だからこそ。
んー、なんか違う。で、かのプレス工場のカッティングエンジニア氏と電話でやりとり。今はコロナで立ち会えないのです。でもね。そのエンジニア氏が素晴らしくて。事前に森岡さんと、こちらの意向をどう伝えたらいいのか話し合っていたのですが、技術者として、僕らがなぜ今アナログを出したいのか、どんな音をユーザーに届けたいのか、ほぼ100%理解してくれ、再度カッティングしてくれることになりました。ちょいと感動。
技術って志のことで、結局は人なんだよね。
アナログだと歌の襞の伝わり方が違う。これは別作品だなぁ、と。もちろんグラフィックもCDとはぜんぜん違うものを製作中です。ジャケットは奈良美智さんのあの絵です。
なんでいちいち、こんなに面倒臭いんだろうと思うんだけど、その積み重ねが、針を下ろした瞬間「愛」として伝わるんだもんね。最後まで手は抜けません。
あとひとつきくらいで届けられるかなぁ。楽しみにしておいてください。てか、ほんとに青息吐息なんで、声援よろしゅうお願いします。励みになります。
あ、G.Yokoさん明日、ラジオに出演します。ラジコプレミアムだと全国どこからでもタイムフリーで聴けます。
bayfm「MOZAIKU NIGHT」でG.Yokoが石垣島から出演!
bayfm「MOZAIKU NIGHT FRIDAY~TAKAKO’S EDITION~」にてG.Yokoのインタビュー番組オンエア!
石垣島からメッセージでたっぷり出演する「声の往復書簡ver.」。
デビューアルバム「Survive」からフルコーラス4曲オンエア!
本人の声と曲がたっぷり聞けます!お楽しみに!
bayfm 7/16(金)26:00~26:57(7/17(土)AM2:00~2:57)
こんにちは。
うちにはレコードプレーヤーがないのですが
レコードが誕生するまで…のお話を拝見していて
「聴いてみたい!」という気持ちでいっぱいになりました。
なので、プレイヤーを購入して、首を長〜くして待っています。
皆さんの愛のかたまりのような音、聴くのが楽しみです。
別テイク収録! これはアナログもCDも両方聴かないとね。更なる名盤の予感がします。
うわ、楽しみすぎますね。
プロジェクトが完成の為にどう動いているのかを知るのも好きです。貴重感が違います。
アナログの良さを教えてもらった人に会って直接話せたときに言ってもらったのが印象に残っていて「これからずっと楽しいよ」と。実社会って楽しいことはたまにしか無いのに、レコードを聴くだけでそれが死ぬまで手に入るというのは嬉しいぞと。
ちょっとだけの未来に楽しみがあるってワクワクします。G.yokoさんの声、山口さんの演奏、奈良さんのアートがレコードで!しかも曲順も別バージョン、マスタリングも…待ちきれないなぁ。
アナログ盤、楽しみです。
「技術って志のことで」という言葉、ドキッとしました。
伊坂幸太郎さんの小説に「お前らとは魂の偏差値が違う」みたいなセリフが出てくるのですが、それを思い出しました。
最近、仕事の密度のことを考えます。頑張らねば。
いろいろとレコードを聴き始めたら、音が濃く感じられて、やっぱりいいですね。
アナログ盤ってとっても高度な技術なんですね。曲順も変更?あとひと月。お盆休みが終わる頃かなぁ。楽しみにしています。
レコードプレイヤーは30年以上前のコンポのオプション品で、とてもレコードプレイヤーとは言える物ではないのですが…。針をネットで見つけた時は、びっくりしました。まだ、置いてあるんだと。ウッドコーンスピーカーのコンポに繋げて、動いてますよ。あまりレコード盤を持っていないのですが、また、使うかもと思って、取って置いて良かったです。
音楽の仕事をしていた同僚に私もアナログ盤の良さを教えてもらって。まだプレーヤーは持っていないのですが、先日初めて自分でレコードを買いました。手にしてみたら。大きさと、見開きのデザインと、そして重みに、、
こーゆぅことかぁ〜って初めてその意味を感じました。同僚の話からの、CDとの音の違いは体験していないので感動はまだ半分ですが、久しぶりに心の奥の方からムズムズと笑顔になりました。
山口冨士夫が「ひまつぶし」のカッティング時に洋楽ロックのレコードを山ほど持って行って「こういう音にしてくれ」って言ったけれど、日本ではJIS規格があるから出来なくておとなしい音になった、とインタビューで言っていたのを思い出しました。最近出た「ひまつぶし」はマスターテープからリマスター、再カッティングしてるので音が段違いらしいです。
kG.Yokoの1st Album “Survive”
楽しむためにはレコードプレイヤーが必要です。
初めて購入するレコードプレイヤー。
もし、初心者用におすすめがあれば教えてください。
もちろん自分で探すのも楽しんでますが、
レコードプレイヤーだけならまだしも、スピーカーやアンプ?など範囲が広すぎて・・・
いずれにせよ、楽しみです。