7月31日 土曜日 晴れ
今回のアナログ盤の制作は、これからのHWの活動にも大きな影響を与えたと思う。
僕らはどう考えてもサブスク・アーティストじゃないってこと。アナログ盤をマスターとして、それに準じてCDもリリースする。両面40分以下の、昔でいうところの46分カセットの中に収まるアルバム・アーティストで存在したいってこと。
とっても明確にヴィジョンが見えた。
弁当箱にご飯粒を詰め込んだみたいなJPOPサウンドから遠く離れたところにいたい。音楽はダイナミクスなんだから。それを殺すような音楽でありたくない。それはね、ライヴに来てくれて、今後リリースするアナログ盤を聞いてくれたらわかると思う。なんどもいうけど、音小さいからヴォリュームをちょっとあげてみて。そしたらそのダイナミクス、わかってくれると思うんだー。
えっと、画像で説明してみようかな。
まず、これはCDに収録した「ペインターマン」の波形。僕はこれでも音を詰め込まない方なんだけど、画面いっぱいに音が詰め込まれてるの、わかるよね?現代のCDはこれがもっと顕著っす。
次にアナログ盤「Survive」のA面の波形。大きな曲は大きめだけど、ギザギザがちゃんと認識できて、後ろの方の曲はとっても小さいよね?これがダイナミクスでフロウ(流れ)です。ただ、ボリュームをあげてもらわないと、ショボく感じられてしまう危険性があります。
僕の役目はこういうあり方を成り立たせることなんだなぁ、と。インディペンダントなわたくすは奮い立つのでした。
Surviveをオーダーしてくれたみんなの気持ちにとっても励まされました。
プレス工場から届くのにはまだまだ時間かかりそうだから、近いうちみんなが体験できる形で「試聴会」みたいなこと、やろうかな。
そうそう。昔HWの宣伝担当が、どうやって売ったらいいのか、ケンケンガクガク。たどり着くのはいつも「試聴会」だったの思い出したな。笑。
まちがってないんだよ、なんにも。
引き続き、どうぞよろしくです!
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技術的なことや、聞き分ける耳を持っていないので「違い」を伝え教えてくれる「視聴会」は情熱の深さを知れる良い機会で魅力的です。きっと手元に来た時の喜びや貴重感は増すでしょうね。無理のない程度でお願いします。
タイトルの「不便という愛おしさ」
その昔、携帯電話はじめ便利すぎる世の中から逃れるように旅の目的地にしたのが石垣島でした。それを思い出しました。愛すべき場所になり、そこから届けられる音に救われていてとても幸せです。
デジタルは音が入りすぎてる。ぎゅうぎゅうのお弁当箱。アナログは隙間があって、少し足りないかなぁという感じ。でも、とっても美味しい。と解釈。
レコード盤は溝と針の振動を信号に変えて、音を鳴らす。CDはくぼみをデジタル信号に変えて、音を鳴らす。な、なるほど、難しい。歴史をさかのぼって、エジソン、ありがとうございます。
レコードプレーヤーが置いてあった、電器屋さんには、既にプレーヤーは無く。今度、オーディオ店に行ってみます。テクニクスのコンポは高価でした。(泣)
街のレコード屋さんも行ってみようと思います。
久しぶりで失礼ながら、「月に吼える」から「No Regret」を聴いていてサイトにきました。Heatwaveで40分でA面、B面で聴いてみたかったです! 最近はダイレクトに聴こえても、バンドのダイナミズムが聴けるアルバムが少ないので嬉しいお話でした。「No Regret」の「No Fear」好きです。この盤は20年たっても当時に引き戻されます。山口さん、ありがとうございます。