一期一会

8月9日 月曜日 嵐

26年前の今日、ジェリー・ガルシアさんが亡くなったのを知った。

ロンドンからの帰りの飛行機の中で。英語のニュースで100%は理解できなかったけれど、亡くなったのはわかった。

僕は彼の生き方にたくさん影響を受けていた。なによりもその数年前、西海岸でデッドのライヴを観る機会に恵まれたのに、体調不良で行かなかった。

また観れるだろう、と思ったのだ。

そして、僕は永遠にデッドを観ることができなくなった。これは人生の損失そのもの。

だから、学んだ。

コンサートに限らず、今できることを明日やってはいけないってこと。そういう瞬間の積み重ねが明日を創るってこと。

不思議なものでね。そう生きてると、ちゃんと宇宙は呼応してくれる。そんなに悪い方には行かないし、今のこの状況はなんであれ、乗り越えるために与えられたのだと理解できるようになる。運命の創り方、その1。

わかってくれる人は数少ないけれど。悩んでいて、理解してくれそうな人にはこう伝えることがある。

「仕事を与えられてるから苦しいんだよ。仕事って、ほんとうはじぶんで創ることができる。そりゃ、決して楽ではないし、なんの保証もないけど、好きなことなんだもん。夢中になれる喜びの中で生きて、結果を出して、それで誰かが喜んでくれるなら、これ以上ハッピーなことなんて、ないと思う。そして、うちの母親の至言だけど。貧乏はいいけど、貧乏くさいのはよくない。以上、愉しんで」。笑。


すべてガルシアさんのおかげだよ。8月9日に想うこと。

 

「広島が「最初の被爆地」という事実によって永遠に歴史に記されるとすれば、長崎が「最後の被爆地」として歴史に刻まれ続けるかどうかは、私たちがつくっていく未来によって決まります。」(田上富久・述、「長崎平和宣言」より)


素晴らしい。バッハとガースーと百合子にはぜったい云えないセリフ。あ、余計なこと書いちゃった。でも、これを言えるリーダーが普通だよ。彼らは公僕なんだ。公僕は俺たちの税金を勝手に使うのが仕事じゃない。俺たちの命のために尽くすのが仕事。

なんであれ、オレはガルシアさんに恥ずかしくない生き方をする。

 

 

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一期一会 への1件のコメント

  1. ルーリードに似ていると言われた男 より:

    洋〜いつもメッセージ有難うございます!
    このダイアリーの楽しみの一つに洋の文体が自分の命にピンポイントで刺さる瞬間を得ることがあります。
    (皆様も一緒ですよね(^-^))
    最近ではアナログ盤の話を繰り返し×2 読んでいます。グレンキャンベルも数年前にMeet G・Campbellをトムペティの曲をどう言う解釈でカバーしたのか聴いてみたく購入、でも痛く感動したのは、レノンのGrow Old With MeとルーのJesusでした。そう、グレンキャンベルのこの映画、観に行こうと思っていて忘れていました。絶対良いですよね。

    そして今日のジェリーガルシアとそれにまつわる話。
    私も後悔じゃすまない事の幾つかに、ブルーススプリングスティーンの1985年初来日公演に行かなかった事とヴァンモリソンのオーディナリーライフ発表時のMSG公演に行かなかった事があります(>_<)

    皆様の貴重なスペースをしょうもない文章で汚す訳にはいきませんので、スプリングスティーンの話だけ書かせて頂くと、1985年当時、私は高校生で全国から選りすぐりの悪が集まった千葉の山の頂上にあった(現在は廃校)全寮制の男子校におりました。
    今でも付き合いのある中学時代の友人が私と絶対に観に行きたいと代々木オリンピックプール初日のチケットを購入してくれました。春、夏、冬休み以外は帰省出来ない校則がありましたが。舎監の先生に正直に伝えて許可をしてもらおうと、ブルーススプリングスティーン愛をめいいっぱい訴えましたが「お前だけ許す訳にはいかない」(最もな事なのですが)と許可がおりませんでした。
    寮内の公衆電話で友人にその旨を伝えると、脱走して来い!開演10分前まで待ってるからと言ってくれたのですが、結局決心つかず行きませんでした。
    寮の近くの高台から海を挟んだ向こう側にぼんやり見える川崎港の光を見つめながら、「サンダーロードで必ず唱和を求めてくるから、ちゃんと歌うんだぞ日本人!」なんて下らない心配をしたりしながら思いを馳せていました(笑)
    後に友人から真っさらのチケットをもらい、今でも買ってきてくれたパンフレットに挟んで保管しています…いるはず確か?(^_^;)

    今でこそ、脱走しても引っ叩かれて、丸刈りにされるだけなんだから行っておけば良かったと後悔しています。
    しかしこの性分は今でも残っていて(現在52歳)ついつい「最もな事」を選択しがちです。

    コロナ禍など突然の状況の変化により、今、保持している環境が一瞬にして破壊されてしまう危機感がある中で、早く「職業 俺」(洋ワードでこれ好きなんです(^-^))に就いて後悔のない人生を過ごしていきたいです!

    長々とすいませんでしたm(_ _)m

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