取り組んでみる

1月26日 木曜日 晴れ

去年のツアー。ステージで考えていたことは。

いつだって、自分が影響を受けたものが背後に見えるような活動をしていきたい、と。どうしてって、今自分がここに立っていられるのは偉大な先達のストラッグルのおかげに他ならないから。オレ、あるいはHWに触れることによって、そこを扉にして、いろんな文化、考え方に触れてくれることを望んでいるから。

そんな理由もあって、たぶん世界で一番好きな曲に取り組んでみました。権利の関係でアルバムに入れることは叶わないだろうから、ここにのっけておきます。聞く分には構わないけど、取り扱い注意でね。

この曲は作者がとっても若いときに書かれたんだけど、おそらくピアノで書かれていて、和音が信じられないくらい複雑で、自分の耳で正確に分析することは不可能。オリジナルはいろんな楽器が入っていて、それがさらに複雑さを増して、構成されてるし。

まずは自分でシンプルな形に起こしてみて、そこから先は和音分析能力が半端ない魚先生に分析してもらって、彼と二人でいい響きを分担してみたのです。オレたちがやるからにはタダのコピーじゃつまんないしね。

楽しんでください。ほんとうに素晴らしい音楽だよ。興味を持ったら、自分で深掘りしてみてください。オレはそこに意味があると思う。

youtubeやネットの力で、なんでも簡単に分析できるようになって、つまんなくなったこともたくさんあると思う。なにかを自分の身にしていく「過程」そのものが学ぶってことの意味だとオレは思うから。

学がなくてもいいんです。ただ、感覚的にこれはあってる、とか違うとかは絶対にわかる。その感覚をたいせつにしたいと思うのです。

GOD ONLY KNOWS

 

 

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取り組んでみる への4件のコメント

  1. にゃあにゃあ。 より:

    サイコー!!!!!!!

  2. ReaMo より:

     いやいやいやいや、これは感動です!
     この原曲は知ってます!アルバムを持っております!しかしこれはHEATWAVEの曲になっちょります。出だしのところからカッコEです。トリ肌もんです。そして途中のブレイクって言うんですか。スキャットの前あたりのところも良いです。爽快です!和訳もココロえぐられます。
      素晴らしい音楽をありがとうございます!!

  3. masa17 より:

    去年の12月の磔磔のライブで、洋さんが”あんまり言ってないけど実は大好きな曲で”・・・みたいなことを言ってこの曲やってくれましたね。
    Lou ReedやClashやDavid Bowieかなぁーと思ってたら、なんかイントロで聞いたことあるぞーって思ってたら(私もこの曲大好きですが、個人的にはこのアルバムの1曲目が素敵すぎます)むっちゃポップなこの曲でちょっとびっくりしました。失礼ながら、カリフォルニアの海と太陽の暖かさが、私にとっての洋さんのイメージとうまく結びつかなかったので混乱してしまいました。

    それにしても、メタリカみたいな音を出すかと思えば、ポップスから民謡までこなすHW・・・HWのことを知らない人にどんなバンドか説明しづらっ・・・

    清志郎さんの”Daydream Believer”みたいな曲がそうかもしんないですけど、日本人にとってオリジナルよりも受け入れやすくて、なおかつオリジナルの良さを失わないカバーソングやアルバムがいっぱいあったらいいなあと思います。権利関係とか難しんですかね。

  4. JUNまま より:

    洋さん、こんばんは。
    久しぶりにコメントさせていただきます。
    コの後遺症大変でしたね涙。心配していましたが、回復の見込みとの事で安心しました。(2/6現在)温泉とスノーボードでリハビリですね。2/11は生き返ったヒロシさんに会えるのを楽しみにしています。腰も養生して下さいませ。

    12月26日のHWのライブ、素晴らしかったです。
    その時の音源でしょうか。また聴けてとても嬉しいです。ありがとうございます。ビーチボーイズは素晴らしいですよね。本当に素晴らしい音楽がたくさんありますね。その中で新たなオリジナルを生み出し続けているアーティストの皆さんを尊敬しています。(^^)

    水戸の夜、お話と演奏、5対5 6対4 くらいでもいいのでご無理のないようにいらして下さいませ。楽しみにしています。牛鍋も。(笑)

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