8月23日 水曜日 雨
阿蘇から福岡に向かう車内で、温度計が44度を示していた。九州はもはや温帯ではなく亜熱帯だと感じたとき、人類の罪深さを考えた。
子供の頃、どんなに暑くても32度くらいまでだったと。それはいわゆる夏の暑さの本質で、危険を感じる類のものではなかった。でも、福岡も天神と呼ばれるコンクリートジャングルに出かけていくと、暑さの種類が確実に違っていたことも覚えている。
かつての親父の職場（九州大学）は文教地区の雰囲気があって、広大でとっても好きだった。檄文がいつも書かれていてね。でも、広大になにもない跡地になっていた。ブルータス、お前もか。泣。
大分の山中にある「勝手に実家」にちょっとだけ寄った。先日の洪水の爪痕が思ったよりもヒドくて、次から次へと激甚災害に見舞われるのも、もはや偶然と呼ぶには言葉が足りなさすぎる。
そこで子育ての達人にクソガキについての質問をしてみた。いわく「三日じゃ無理よ！」。さすがに含蓄のある大家族ならではのお言葉。
もうひとつ。車中で処理水（汚染水）の海洋放出を岸田某が決めたってニュースを聞いた。ほんとうに、もう、なんというか。誠実さのかけらもないやり方にヘドが出そうだよ。奴は福島で東電だけに会い、約束したはずの福島「漁連」の声を聞くことなく21日に東京で全「漁連」に会っただけでその決断を下した。
3日滞在していたクソガキがオレに与えた影響。なにも教えてあげられないけど、おかしいものにはおかしいとその背中を見せる責任は大人にはある。
自分の目で福島を見てみると、どのように、いいようにあしわられ、利用され、金で頰を叩かれ、骨抜きにされ、オリンピックでさらに利用され、エトセトラ。いろんなことが手に取るようにわかる。
ええ。やれることをやります。
私の故郷も大きく変わりました。地元の人たちにとっての良い変化である事を願うばかりです。高校の学食も無くなったようです。良く食べたあまり美味しいと思わなかった味噌ラーメンが時々むしょうに食べたくなります。（生産者の皆様当時一生懸命作ってくれて たまにおまけもくれたおばちゃん達決して悪意はありません。ありがとうございました。）死ぬまでにもう一度食べたいもののかなり上位です。（たまに夢に見ます）
処理水という言葉を聞くたびに本当に何とも言えない嫌な気持ちになります。私もできる事を少しでもしていきたいです。
久々に読んだ洋さんの本にあった NOWHERE＝NOW HERE とう言葉が頭から離れません。
本当に暑くて茹だってしまう毎日ですね。
絶賛子育て中のワタクシですが、先日の「クソガキ通信」興味深く読ませて頂いていました。10歳男子と全く持って同じ！我が子9歳男子、ゲーム三昧の日々でして‥‥取り決めは、宿題を済ませたなら９時まではフリー、その後は明日のために靴を磨く(あ、学校の準備デス‥)予定なのですが‥‥格闘、奮闘の日々です。
そんな我が家の子育ては「楽しそうにしている大人がいる場所に行く」なんです。山口さんのライブもそうですが、そこに集まる人の嬉しそうな姿を感じさせることで「大人になることは楽しいかも」となってほしいと。同時に楽しくする(なる)には、それぞれの人たちの日々の努力があってその場が生まれてくることも伝えています。なんとなくでも伝わってくれているといいのですが。
暑いです、本当に。私のいる北東北でさえ、東京のヒートアイランド現象みたいな暑さ（のっぺりとした、風が吹いても生暖かい暑さ）になりつつあります。思えば、80年代後半の東京では大学の教室にクーラーなんて無く、暑かったけどそれなりに過ごせました。今東京でクーラー無しなんて考えられないだろうけど。今じゃこちらでもクーラー設置の家庭が多く、さらに車のクーラーも常に付けっぱなしの人も多い。確かに涼しくて快適なのがいいのはわかるが、そこから出る熱が外気を温めていることも少しは考えんか～い、と言いたくなります。もちろんクーラーの使用だけが温暖化の原因ではないけれど、夏の暑さに拍車をかけていることは間違いないと思う。という訳で、今夏は時流に逆らってカーエアコンは使わず窓全開で車を走らせていますが、どうにかやれるもんです。汗はめっちゃかきますが。もちろん家にもクーラーはありません。とはいえ、来年はさらに暑くなるようで、そうなったらいよいよクーラーつけなければならなくなるかも・・・嗚呼。