10月11日 水曜日 晴れ
お察しのように、わたくすお金に無頓着な人間でございます。蓄財なんて、考えたこともないし、それは天下の回りもの。九州人たるもの宵越しの金は持たない主義でございます。
そんな私ですら、最近の値上がりっぷりにはびっくりしています。自分に必要なものなんて、楽器、バイク、クルマ。そのくらいだけど。見事なくらいに高い。コが少しマシになって、外国に行ってきた友人たちは口を揃えて、円安の影響を語ります。フツーに食事でもしようものなら、とんでもない金額になる。そろそろ外国に逃亡しようかと航空券を探してみたら値段に悶絶。激しくNYと行き来してた頃なんて、最安で5万以下で往復してたこともあったけれど、隔世の感すね。
選挙前には「減税」をうたい、終わると「増税」。消費税って社会保障にはほとんど使われておらず、法人税減税の穴埋めに使われてるって知ってますか?ほんとに酷いんです。日本人は従順なので、暴動を起こさないのわかってやってるんす。最低です。
ほんとにその志はどこを向いてるのか。
こんな世界を残して、未来を生きる子供たちにはなんと言えばいいのか。夜、ベッドで星野道夫さんを読むのは、自分を正しいところに戻すためなんす。本当は世界は循環するはずなんです。「持続可能な」なんてこと言わなくても。
夜、周囲100キロくらい誰もいない砂漠で満天の星を眺めていたとき。思うことが山のようにあったのです。まだ20代だったけれど。そういう経験を伝えていかなきゃと思います。
言葉は好きじゃないけど「宇宙の法則」ってものがあって。宇宙は必ず見てるのです。だから、なるだけ誠実に生きることを勧めます。そうしていれば、ピンチの際には助けてくれます。期待していなければ。宇宙ってそんな場所です。
だからいつだって発想は宇宙的に。行動はローカルに。
メゲずに行きましょう、ご同輩。周囲を明るくすることだって、じゅうぶんな宇宙への貢献です。
ありがとうございます。
背筋が伸びました。
59歳の日に、確かなる指針をいただき有り難き幸せ。前進して参りまする。
ニャ〜(=^ェ^=)/♪
2023年4月に放映されたNHK BSプレミアム”アラスカの光と風~星野道夫×大竹英洋 時を越える旅~” ノースウッドの地で写真を撮り続けて20年の時を経て大竹さんは、憧れの星野道夫さんが辿ったアラスカの地に降り立ちます。そこで3つの奇跡が起こりました。1、星野さんが見た風景、特にカリブーの大群に広大な土地で出会うことは奇跡に近いことなのに出会えてしまったこと!2、星野さんが撮った写真と同一の鯨に出会い、しかも写真撮影が出来たこと(同じ鯨が今も生きていたとは凄い!)3、星野さんのアラスカの家の倉庫に眠っていたカメラを直子夫人が偶然見つけ、それを大竹さんが手に取り、そこに残存しているフィルムがあることを発見したこと(後にその遺作フィルムの現像に成功し、ピンク色になった写真にはホッキョクグマが写っていました)...あまりにも神がかった出来事の連続に、大竹さんには星野道夫さんが守護霊として寄り添っているに違いない、と思いました。録画出来なかったのが残念です。もし見られる手段があればご覧いただきたいと思います。