1月28日 日曜日 曇り
「熱くならない魂をもつ人はかわいそうだ」。by 友部正人。
ときどき、この言葉が全身を貫くときがあります。
全力還暦。
時間は矢のように過ぎていきます。もう1月も終わりだなんてね。
たくさんのリアクション、ありがとう。スタッフはマラソンを走った後のようなゾンビ状態でしたが、みんなの声をビタミンにまた走ってくれるでしょう。笑。
ところで、数日前に書いた輪島の職人さん(だと思う)から連絡をいただきました。私信ゆえ、そのまま転載するのは憚られるため要約します。
いわく。
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広範囲にわたって悪路かつ断水。郵便も宅配便も新聞も機能していないけれど、1/10からようやく電気がきたので、暖は取れる。沢の水や雪溶け水で、日々の生活やトイレをなんとかしているが、未だ風呂には入っていない。支援の給水や食べ物の配給はあるので、頑張って生きている。
仕事場の片付けもほぼ終わり、できる範囲で制作を始めた。わずかな時間でもクリエイティヴな気持ちでいることが、心を落ち着かせていられる大切な時間。と。
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たいへんなときに連絡ありがとう!!!
アルバムは届けられるようになったら、必ず届けます。
いちばん胸を撃ったのは、未だ風呂に入れていないって事実。つまり彼は2024年、一度も風呂に入っていないってことです。海外放浪時代を含め、僕もたいがいの経験はしてきたけれど、ひとつき風呂に入れなかったって経験はしたことないから、想像しかできないけれど。
ありえない、、、、、。
トイレが使えず、風呂に入れないってことが、どれだけ人を傷つけるかって、想像にあまりあるというか、、。この13年でオレたちはなにを学んできたのか、というか、、、。くっだらないことに投下する大金があるのなら、どうして迅速に困っている人たちのために使わないのか、、、。
腹の底から込み上げてくる憤怒(自分に対してのものも含む)を行動のためのガソリンに変えて、笑いを忘れず、できることを全力でやります。
てか、毎回思うんだけど。災害の間だけオレを首相にしてくれって。マジで。そいつの志がどこを向いているのかってことは、こういう事態になるとあまりにも影響がデカすぎる。
だから、せめて選挙くらい行ってほしい、と。こころから思うのです。
はぁ。。。。。。ため息。
でも、彼も、彼が棲む町の人たちも、置かれた状況の中で懸命に日々を生きてるんだと思います。想像すると、胸に熱いものが込みあげてきます。だから、それぞれに、今日を生きましょう。
僕はここで伝えることができます。SNSではやりません。なので、伝えてほしいことがあれば、伝言ゲームによって事実が湾曲しないように気をつけつつ、人々に伝えることができるので、「今日はやっと晴れた!」とか些細なことでも、息抜きになれば、遠慮なく連絡してください。
応援してるよ!いつか必ず歌を届けにいくからね。それまで元気でいてください!!!
「熱くならない魂をもつ人はかわいそうだ」。by 友部正人。
今日もこの言葉が全身を貫いています。
わたくしは熱い魂を持つものではないと思いますが、悲しい者ではありません。大半の人たちがそうなのだと思います。
昨日、お年玉届きました。ありがとうございます。
1/28は、どんとの命日でしたね。ふと思い出したので、どんとの魂を読みながら、友部正人さんの言葉と繋がる。山口さんから、友部正人さんへ。そして、どんとへと。そんな人たちと同じ時代に生きられてよかったなと思う。どんとは南へ。まだ半袖シャツでどっかで歌っているんじゃないかな…
能登出身の友人と、連絡が取れました。
「何ができるだろう、友だちとして」。チャボさんが訳した曲を、数年前、山口さんがライブで歌ってくれた、このフレーズがずっと胸にありました。
そして、友人と話していて思いました。自分にできることは決して多くはないけれど、友人が少しでも笑顔になってくれれば、と。
チャボさんと山口さんに、改めて感謝です。ありがとうございます。