小さなフェス

5月1日 木曜日 晴れ

5月!にゃんと。

家じゅうの窓を開けっぱなしにして、いちばんいい季節の風を部屋に送り込んでいます。だって、気持ちいいんだもん。もうすぐ、海辺はジトジトしてくるしね。

たくさんの意見をありがとう。咀嚼してみます。引き続き遠慮なく。

「死」にはふたつの段階があってね。実質的な「死」と、人々の記憶から消えてしまう本質的な「死」。絶滅危惧種の山口家の墓は僕が守ってんだけど、もはや来る人はほんのひと握り。だからこそ、僕は忘れずにいなきゃ、と思うんだけど、存在してるのは福岡。そういうジレンマもあります。

長谷川博一さん。僕のたいせつな友人で、アイ・オープナー。日本でくすぶってた僕をNYに連れ出してくれたのは彼、スタジオで「灯り」を救ってくれたのも彼、たくさん善きことについて話したのも彼、あ、喧嘩もしたな。笑。エトセトラ、エトセトラ。詳しくは「Seize the day」って本に書いたので、ぜひ読んでください。

もう亡くなって6年になるのかな。

彼の遺志を継いで「Mr.Outside」ってイベントを友人たちとシリーズで企画してたんだけど、コロナのせいで振り出しに。でも、彼の故郷である小樽の人たちが立ち上がってくれました。これは、ほんとうに嬉しかった。彼の人となり、その才能を知る者として。

彼が遺してくれたもの。今の時代に問いかける作業を続けています。いくつかはきちんと形にできると思います。僕が死なない限り。でもって、blood brothersが30年前に夢想したことは、1ミリもブレずに間違ってなかったこと。この混迷の時代にこそ有効であることを証明したいと思っているのです。

弔うってそういうことだと僕は思う。長谷川さん。もうすぐみんなに届けるからね。

北海道民のみなさん。このイベント、ぜひぜひ来てほしいです。こんな想いが込められたものこそ、僕はフェスと呼びたい。喜んで出演させてもらいます!

 

 

 

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小さなフェス への2件のコメント

  1. 風にハモ太郎 より:

    とてもとてもとても楽しみにしています。ヒートウェイヴのLong Long Wayベスト盤のファイン・ヤング・カーニバルはいつ読み返しても面白い。95年の夏、大人数でワゴン車に乗り完成したばかりの1995をカセットで流し、窓を空けて、大声で「荒野の風」を歌った夏。なんて素晴らしい。裏小樽モンパルナスの夏にきっと長谷川さんも参加されることでしょう。

  2. 今城真人 より:

    もうひとつ、思い出しました。葉桜となりし父上抱きしめる、大事な大事な思い出ですが。

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